梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『吸血鬼と愉快な仲間たち3~Love trouble~』 木原音瀬
吸血鬼と愉快な仲間たち3~Love trouble~木原音瀬 / 下村富美
蒼竜社 Hollyノベルズ
857円 (ISBN978-4-88386-357-0)
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【あらすじ】
 吸血鬼ドラマ第2弾の放映が決定。それもロケ地はアメリカ。俳優もしたい、故郷にも帰ってみたい! そんなアルのお願いに、渋っていた暁から条件付きでお許しが出てアルは大喜び! …しかし悲しいかな昼は蝙蝠。飛行機に乗れないアルは、再び冷凍蝙蝠に…。
 一年ぶりに帰ってきたアメリカで、アルは吸血鬼仲間のキエフに再会する。キエフはつっけんどんな対応の暁に興味をもったようで…。
 可愛い吸血鬼アルシリーズ、第3弾♪

【感想】
 アルが吸血鬼役として出演した「BLOOD GIRL まひろ」は撮影中に主演女優が殺され、犯人は女優のマネージャーだったという作品とは別の部分で注目され、深夜枠にもかかわらず高視聴率を記録し、早々に続編も決定!しかも今度はアメリカでのロケがあるといい…当然、出演したいと思うアルに対して、やはり反対する暁だったが…アルの両親の顔を見たいと言う願いに、アメリカ行きを許可する暁だったが…以来、アイスクリームを大量に食べ出して?
 しかも暁のアメリカでの知人がアルが憧れていた俳優で今は大物プロデューサー、リチャード・カーライルだと知り興奮したり、アメリカに着いたら長らく音信不通だった吸血鬼仲間のキエフに再会したりと波乱があって!?


 待ちに待った続編がやっと!と言う事で、今回は前作で暁の事が好きだとと自覚したアルと、暁の関係がどうなるのか?と言う所に注目していたのですが…うーん、ラブへの道はまだまだ遠い感じでした…。でも周りはどんどん誤解していってる様子が…既成事実化ですか?(笑)
 そしてそんな状況に気付きながらも、暁には怒られるから黙ってるアルと、全く無自覚な暁が楽しかったです。
 今作では、暁の知り合いが出てきたり、アルの吸血鬼仲間が出てきたりと、新キャラが良い味を出してくれて楽しかったです。何より、今作ではアルの蝙蝠姿が堪能できた上に、仲間のキエフとの蝙蝠姿で「ギャッ、ギャッ」と会話する様子は可愛すぎて!!読んでる間中、ニヤニヤ笑いが止まりませんでした(アヤシイ;)
 肝心の暁とアルの関係はまだまだ…しかも今回のアメリカ編は「続く」てな感じで終わり…読み終わった所ですが、今から続きが待ち遠しいです!…でも発行ペースから行くと一年後なんでしょうか……遠すぎる。

評価【★★★★★☆☆】
『吸血鬼と愉快な仲間たち2~Love Birth~』 木原音瀬
 3巻の発売が延びてますね…。
 今月末こそ!と思いつつ、書いていなかった2巻の感想をば。
 どうか、今度こそ3巻出てほしいです。
吸血鬼と愉快な仲間たち2~Love Birth~木原音瀬 / 下村富美
蒼竜社 Hollyノベルズ
857円 (ISBN978-4-88386-328-0)
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【あらすじ】
 日本に来て半年が過ぎ、アルもやっと周囲の人々や生活に慣れてきた。春からは施設に新しいエンバーマー、室井が加わり暁の職場も賑やかだ。が、暁は明るく陽気で率直な室井と反りが合わない様子…。そんなある日、アルにモデル&ドラマ出演の依頼が! 人間だった頃からスターに憧れていたアルは大喜び。しかし暁は大激怒。簡単にはお許しが出そうになくて…!? 吸血鬼シリーズ第2弾♪

【感想】
 ひょんな事から望まないまま吸血鬼(しかも牙を持たない為に食料である血を吸えず、日の出ている間は蝙蝠の姿になってしまうという不完全なカタチの)になってしまったアルベルト・アーヴィングことアルは、これまた自らの意思の関わらない所で生まれ故郷のアメリカから、日本に冷凍輸入され、いくつかの幸運によって人嫌いのエンバーマー(死体に防腐処理をして化粧を施す技術者)の高塚暁の家に居候しつつ、独り暮らしの為に暁の勤め先のエンバーミング施設で夜間の清掃のアルバイトの職も得て…。
 紆余曲折を経て、今では昼は暁のペットの蝙蝠として、夜は同居人として、暁の友人で刑事の忽滑谷や、暁の同僚など知り合いも増えて人間らしい生活を取り戻し、日々が充実しているアルに、ある日、暁の同僚の津野からモデルのバイトの依頼が来て。――。


 読んでいる間中、ニヤニヤ笑いが止まらない感じのアヤシイ人になってしまう位、楽しめました。
 相変わらずアルと暁の関係はラブには到達しない中でも、コメディとサスペンスを絶妙のバランスで配置してあるお話は、ラブが無くても充分楽しめました。
 ただ、今作では私の大好きなアルの蝙蝠での、日本語の勉強姿が見れなかったのだけが残念(そんなこと!?)
 副題で「Love Birth」とあったように、アルが暁へ少し(いやかなり?)的はずれた感じの告白をした所で終わっていたので、次巻がとても楽しみです。

評価【★★★★★☆☆】
『きみがいるなら世界の果てでも』 榎田尤利
きみがいるなら世界の果てでも榎田尤利 / 円陣闇丸
リブレ出版 ビーボーイノベルズ
850円 (ISBN978-4-86263-450-4)
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【あらすじ】
 俺のせいで東海林がダメになっちゃう!? ルコちゃんという愛称で人気上昇中のマンガ家・二木は、恋人同士となった今も変わらず、いっさいの面倒を東海林に見てもらっていた。お互いそれで良いと思っていたはずの関係だったが、次々と東海林にアクシデントが起きる。さらに高校時代、二木の世話を焼いていた男・甘利が現れて……。
 きみがいなけりゃ息もできない――そんな二人の行き着く先は?
 マンガ家シリーズ最終巻!! オール書き下ろし♪

【感想】
 小学三年の時に出会ってから東海林と二木の関係は常に保護者と子供。大人になっても手のかかる子供のままの二木の世話をかいがいしく焼く東海林との関係は変わらない、だがその中に「恋人」という関係が増えただけで…。
 相変わらず東海林に依存しまくりの二木だったが、楽しみにしていた旅行が東海林の都合でダメになり駄々をこねていた時に、友人から東海林の負担になりすぎて相手をダメにしていないかと忠告された二木は、東海林までダメ人間にならないように、少しでも自分の事は自分で出来るように頑張ろうとしたのだが――。


 相変わらず二木に振り回されっぱなしの東海林でした。
 と同時に今回は何だか東海林が肉体的にも、精神的にも痛い事になりっぱなしで、読んでいて気の毒になったり…。
 シリーズ最終巻ということで、これまでの他作品のキャラが総出演という感じで色々言っていましたが…どうも詰め込み過ぎたような…無理矢理出演させたような感を受けてしまいました…個人的には別に無理にシリーズにする必要も、今回を最終回!とかさせる必要もないように思うんですが…販促的な所な事情なんでしょうか…。
 二木が東海林理な自立をしようとして、結局自滅すると言う話の筋はよかったと思うんですが、当て馬の甘利さんの影が薄くて感じて…うーん甘利さん、別に居なくても…とか思ってしまいました。
 ただ、相変わらずダメ人間な受と、それを支え振り回される攻を描かせると榎田さんは上手いなぁ…と思わせる二木と東海林の関係は、読んでいて楽しかったです。
 今回は楽しんで読めた一方、二人の擦れ違いが多すぎて、個人的にはもっとバカバカしい感じでイチャコラして欲しかったなぁ…と、期待が大きかったせいか、少し物足りなさが残ってしまいました。

 付録の小冊子「ネコノート」では、東海林が拾ったノートに二木の名前を書いて、帰宅すると家にいたのは仔猫で!?と言う何処かの漫画を彷彿とさせるような設定のファンタジーなお話でした。

評価【★★★★★☆☆】
『月にむらくも、雪恋歌』 玉木ゆら
月にむらくも、雪恋歌玉木ゆら / 六芦かえで
リブレ出版 ビーボーイノベルズ
850円 (ISBN978-4-86263-335-4)
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【あらすじ】
 ドジだけど、いつも一生懸命なは高級男娼楼「幻月」の(元)娼妓。今は、街の治安を守る「業火の長官」紅塵に身請けされている♪
 嵐のように強引で乱暴でわがままだけど頼もしい紅塵に、時に激しく時にやらしく♪愛されちゃって、豆も紅塵が大好きで…!
 ところがそんな蜜月も束の間、「幻月」を仕切る美貌の青年・初雪さまの浮気疑惑を調べるハメになった豆が牢屋に入れられちゃって、また大騒動っ♪
 超人気・ラブ、大量書き下ろし!

【感想】
『月にむらくも、恋嵐~珊瑚恋歌~』
 相思相愛の紅塵に身請けされて、晴れて紅塵と一緒に暮らし始めた豆の今一番の悩み、それは自分が無職だということ…。このままではいけないと何か自分にも出来る仕事を考えるがなかなか良い案が浮かばない…そんな時、鴉の見舞いに幻月を訪れた豆は、青楼通りに住む医師・尚庵から手伝いをしないかと誘われて…紅塵の許可も取れて晴れて初仕事の日、何と尚庵が窃盗の疑いで捕まって――!?
 
 豆が身請けされてから悩んでいた、無職であると言う問題がやっと解決!と思いきや一転、またしても大問題が!と言う事で、相変わらず紅塵の冴える推理力で事件は解決しますが、今作では尚庵先生と言う新キャラが登場し、彼の珊瑚に込めた思いを知り…是非とも彼の淡い想いを成就させてあげたいと思わせるお話でした。
『月にむらくも、雪恋歌』
 無事に尚庵の冤罪が認められホッとしたのも、つかの間。ある朝起きたら、紅塵の機嫌が悪くて…理由を聞いても答えてくれず、途方に暮れる豆だったが、そんな豆を更に困惑させる話が舞い込んできた。なんと、幻月の番頭で亀戸の恋人である初雪が、浮気をしているかもしれないと言うのだ。亀戸から事の真偽を確かめて欲しいと依頼され、鴉と初雪を備考する豆だったが――!?

 恋に溺れる人と、恋に傷ついた人のお話。好きだから、相手の些細な一言に本気で言った事ではないと解っていながらも平静でいられない。そんな恋心が他の儚く散った恋と対比されていて、お話に深みを感じました。
 そして、紅塵は思っていた以上に可愛い人でした(笑)。
『夜桜奇譚』
 まだ豆が幻月の娼妓で、紅塵がその客だった頃…年に一度、店を閉め桜林での得意客の接待の日。咲き誇る桜の花弁が故郷の降りしきる雪に見え切なさに涙があふれてきた豆だったが――。

 本編では殆ど読めなかった娼妓と客としての二人は、ある意味新鮮で読み応えがありました。
 ミソッカスながら、一生懸命働いたり、自分の不出来さに落ち込む豆や、普段は幻月という閉鎖された空間で、客と娼妓としてしか会えない二人が一時、幻月の外での逢瀬に甘さを感じる所、切ないお話なのに最後は軽く仕上がっている所はさすがだと思いました。

評価【★★★★★☆☆】
『月にむらくも、花吹雪』 玉木ゆら
月にむらくも、花吹雪玉木ゆら / 六芦かえで
リブレ出版 ビーボーイノベルズ
850円 (ISBN978-4-86263-109-1)
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【あらすじ】
 「いいか、手前は俺のものだ。俺だけ見てりゃいいんだよ」
 はドジでおっちょこちょいで、高級男娼楼「幻月」いち客のつかないみそっかす。そんな豆がなんと唯一の客の紅塵に身請けされ、貴族の奥方(!?)になってしまったから、さあ大変♪
 嵐のように乱暴で強引で独占欲のかたまり♪な紅塵が、過保護に「幻月に行くな!」と命令を出したところから、喧嘩→事件と事態はどんどん発展して!?
 超人気ラブ、書下ろし&4コマ入り♪

【感想】
『月にむらくも、花吹雪』
 青楼通りと呼ばれる公娼街の中で唯一の男娼館「幻月」…そこで一番のミソッカスと言えば、つい最近まで豆という娼妓だった。と言うのも誰でも一度は見たことがあるような平凡な顔立ちで、おまけに芸は下手糞。馴染み客も数人しかつかず、同じ娼妓からは「野草」と馬鹿にされ、いつ幻月を追い出されてもおかしくなかったその豆を、あろう事か身請けしたいと言い出したのが、その数少ない馴染み客であった男・紅塵で、本名を紅野塵将と言い…更には紅塵の正体は平民では拝顔すら出来ないほど位の高い貴族で、しかも護警所という町の犯罪を取り締まる機関の長である護符預所という要職にまでついていて……。
 そんな紅塵に元々思いを寄せていた豆は、全てを承知して幻月を去り、紅塵の元に身を寄せたが…紅塵の広大な屋敷に豆の居場所は無く……ついつい故郷とも言える幻月に足の向く豆に紅塵は良い顔をしなくて…。お互いの思いがすれ違う中、幻月では豆の幼馴染みで最高位娼妓の鴉が行方不明になる事件がおきて――!?

 
 みそっかすな娼妓だった豆が、望まれて紅塵の所に行って「めでたし、めでたし」となった後にも、色々な山が待っているんだよ…と言う、ごく自然な展開でしたが、豆の不安な気持ちが凄く胸に迫ってきました。
 大事にされるのは嬉しいけれど、それだけでは役立たずの様で心苦しくて、何か自分にも出来る事はないかと模索する豆に、家で大人しく、ただそこに居てくれるだけでいいと言う紅塵とのすれ違う想いが切なくて、けれどもそんな中でも挫けずに、前へと進もうとする豆の前向きさ、一途さにホロリときました。
 豆が身請けされた直後に水揚げされながらも、娼妓という立場を受け入れられずにいる後輩の夏楠の事や、豆の親友で幻月の最高位娼妓の鴉の突然の行方不明などの事件が上手く絡み合っていて読み応えがありました。 
『花散りて、君を思う』
 護警所護符預所として忙しい日々を送る紅塵は、忙しすぎて屋敷に帰れない日々が続き機嫌は最悪。そんな中、上流貴族の家人が殺されると言う事件が起こり…相手が上流貴族という事もあり預所自らが事情聴取に訪れた先で思いがけず縁談を持ち込まれてしまい――!?

 紅塵が預所として働く姿が格好良かったです。正に鬼長官と言う感じで、部下に恐れられる紅塵の敏腕ぶりに見直しつつ、豆の前ではただの男になる所や、先の話への伏線などがあり読み応えがありました。 
 
評価【★★★★★☆☆】
『8年目の約束』 うえだ真由
8年目の約束うえだ真由 / 紺野キタ
幻冬舎 ルチル文庫
533円 (ISBN4-344-80603-4)
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【あらすじ】
 中澤千波には忘れられない人がいる。親友の榊晴一に告白され一度だけ身体を重ねた高3の夏。幸せだったその日に起きたある事件をきっかけに、千波は晴一との約束を破ってしまう。晴一との連絡が途絶えて8年、千波は晴一のことを想い続けていた。そんなある日、千波の勤める小学校に晴一が現れる。晴一と過ごすたび、千波の恋心は強くなり…。

【感想】
 隣近所が全員顔見知りという小さな田舎町で、旧家の一人息子として生まれ育った中澤千波と、小学校五年の時に転校してきて以来、親友として育った榊晴一は、何時しかお互いの存在が友人からそれ以上の物に変わっていて…。
 高3年の夏の海で、想いを伝え合い一晩を共にした二人だったが、その直後に思いがけない事件があり…また進学で共に東京に行こうと言う晴一の誘われながらも、そのまま地元に残る決断をして以来、晴一とは交流がなかった。
 それから8年が経ったある日、母校の小学校の教師となった千波の前に晴一が現れ…8年の歳月の中で何時しか薄れていたと思っていた恋情が再び燃え上がりはじめて――。


 長い長い初恋のお話。突飛な設定はなく、淡々とした田舎町での恋物語でしたが、千波の揺れ動く心の描写がとても繊細で読み応えがありました。
 作者のうえだ真由さんが田舎の出身だそうで、そのせいか田舎町の描写がとても落ち着いた現実感があり、作品に厚みを出していたと思います。
 物語は初恋が長い時間をかけて、やっと成就するまでのお話で、二人のその後は決して容易い道のりではないと思わせる感じが少し気になりましたが、それでも読後感はとても清々しい気持ちになれました。 
 
評価【★★★★★☆☆】
『龍の烈火、Dr.の憂愁』 樹生かなめ
龍の烈火、Dr.の憂愁樹生かなめ / 奈良千春
講談社X文庫 ホワイトハート
580円 (ISBN978-4-06-286512-8)
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【あらすじ】
 明和病院に勤める美貌の内科医、氷川諒一の年下の恋人は、暴力団・眞鍋組の若き二代目、橘高清和だ。
 十九歳の年齢にして不夜城である新宿の主となった清和には敵も少なくなかった。男でありながら清和の『妻』として『姐』として生きる決意をした氷川だったが、ある日、とうとう組同士の争いに巻き込まれてしまった。
 闘いを決意した清和に心が乱れる氷川だったが!?

【感想】
 ついに宿敵・藤堂組との戦争に突入した眞鍋組は臨戦態勢となり、清和の最大の弱点となる氷川にも様々なボディーガードがつけられて…しかし、そんな中で高校時代の友人だった滝沢から、突如「ずっと好きだった」と告白され…それを知った清和に氷川は監禁されてしまう……。
 何とか監禁されている部屋から出ようとした氷川だったが、清和の氷川に対する「負い目」を知り、抗いきれずに自ら部屋へ戻ろうとした矢先、藤堂の古馴染みで一度は氷川を誘拐しようとし、清和達に半死半生にされていた桐嶋に再び連れ去られてしまい――!?


 藤堂組との戦争が始まった事によって、氷川の勤める病院へ次々に送り込まれる清和の舎弟達や、突然思いを告げてきたかつての級友や、半死半生から突如として復活して再び桐嶋に誘拐される氷川と、次から次へと息を持つかせぬ展開はスピード感があり。
 更には氷川に対する清和のナーバスになる思いや、藤堂組長の思いがけない生い立ちなどは読み応えがありました。
 個人的には苦しい過去から誰も信じられなくなった藤堂組長と彼の事を唯一、心配し思いやる桐嶋との関係が無性に気になりました。
 結果として前作も今作も、肝心の藤堂が全く出てきておらず、話も続いたまま終わったので続編が今から気になります。

評価【★★★★★☆☆】
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