梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『したたかに愛を奪え』 藤森ちひろ
したたかに愛を奪え藤森ちひろ / 稲荷屋房之介
プランタン出版 プラチナ文庫
552円 (ISBN4-8296-2337-3)

【あらすじ】
 十億の借金のカタに九曜会の若頭・多岐川に買われた。彼からの借金を苦に亡くなった両親の復讐を誓うが――「摘んで、擦ってみろ。そうだ、感じるんだろう?」支配者の傲慢さで命じる多岐川に、淫薬に侵された粘膜を玩具で嬲られ、淫らな体に躾られた。恥ずかしくて、怖くて、屈辱だった。けれど無慈悲に苛まれた夜、抱きしめられて慰撫するように撫でられると心地いい。酷い男のはずなのに、眩しいものを見るかのようなまなざしが、くちづけが、甘く優しく思えて…。愛を奪う、征服欲。

【感想】
 大学四年の白石凛がある日帰宅したら、彼を迎えたのは両親の変わり果てた姿だった。父の経営する投資会社の業績が思わしくなく借金苦から思い詰めた結果の、父による母を道連れにした心中であったが、突然の出来事で一人残された凛はただ呆然とするばかりで…。
 そんな時、現れたのが父の会社の顧客と名乗る多岐川隆将だった。彼は表ではいくつかの会社を経営する実業家だったが、正体はヤクザの若頭と言う、それまでの凛の生活とは縁のない人物だった。しかも父は多岐川から預かった8億の他にも彼から2億もの借金をしており…。考えたこともない金額に途方に暮れる凛に多岐川が出した借金の返済方法は「これからの人生をすべて、俺に売り渡せばいい」という想像もしない言葉で!?その場で破瓜の痛みを知らされた凛はそのまま多岐川に囲われる事になるが――。

 稲荷屋房之介さんのイラストに釣られて購入。
 えっちシーンがエロくて吃驚(苦笑)、でも思った以上に楽しめました。
 多岐川の狡猾で悪辣で強制的に快楽を与えるやり方に、意地も自尊心も剥ぎ取られていく凛…こんな境遇なのも、両親が死んだのも全て多岐川のせいだと思いこもうするが、だんだんと彼の意外な一面に心が絆されていくのを止められなくて…と言う凛の気持ちの揺れ動きが読みごたえがありました。
 ただ、視点が凛のせいか、多岐川が凛に惹かれていく描写があまりなく感じて、その辺りが少し物足りなく感じてしまったのは残念。

 あと、脇キャラで出てきた多岐川の親友の九重玲一と彼の恋人の高瀬広伸の二人、以前雑誌に掲載された作品があるそうですが、彼らの話も読んでみたいと思いました。

評価【★★★★☆☆☆】
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