梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『吐息まで罪の色』 柊平ハルモ
吐息まで罪の色柊平ハルモ / 笹生コーイチ
プランタン出版 プラチナ文庫
552円 (ISBN4-8296-2308-X)

【あらすじ】
 男娼のは、突然、経済ヤクザの章博の愛人になるよう命じられる。海が、彼が探し続けている行方不明の恋人・陽海にそっくりなのだという。「少しずつ、濡らしてあげよう」
 つらい行為しか知らなかった海に与えられる、甘い愛撫。一途に恋人を求める章博の熱に揺さぶられながら海は思う、身代わりでもいい、この温もりに包まれるのなら。いっそ、自分が陽海だったらよかったのに、と……。
 すべてを失っても、この想いだけは残ればいい――狂おしいまでに求める、ただひとつの愛。

【感想】
 十六歳の松崎陽海は、厳しい躾で自分を縛り付ける両親に年上の男性が恋人だと言う理由で交際を反対され、家出をして恋人の章博の家で二人で生活をし始めて一週間。幸せな毎日だったが、そこに突然警察が来て両親が章博が陽海を誘拐したとして告訴したと章博を連行してしまう。
 そして一度は親元に帰った陽海が章博の潔白を訴える手紙を書きかけのまま、忽然と姿を消したのはそれから三日後の事で、以来二年の間、陽海を捜し求める章博の前に現れたのは、陽海と全く同じ姿形、ホクロの位置まで同じなのに、陽海とは全く性格の違う花園海と言う少年で…。
 ひたすらに陽海を求める章博と、記憶が無いながらも章博に惹かれはじめる海だが――。

 陽海と海の性格の違い、何故陽海が記憶を失う事になったのか、彼の脆い性格のバランスの中でいかに章博と言う存在が大きなものであるのかと言うのが読んでいくウチに強く伝わってきました。そして海と言う存在…自分の中に二年間の記憶しかないと言う不自然さを不自然と感じない歪みを抱えたまま生きてきた彼が章博と出会い、だんだんと彼を愛していく過程。そして、愛する章博が求める“陽海”に一生懸命似せようとする姿は切なくなるほど健気でした。
 章博も愛する恋人を失い、彼を捜すためにそれまで証券会社のサラリーマンと言う表の社会で普通に生きてきた生活を捨て、ヤクザの世界にまで飛び込む一途さは見事。
 最初に思っていたよりも遙かにヘビーな内容でしたが“何故そうなったのか”と言う理由付がきちんと説明されていたのでグイグイと作品に引き込まれていきました。
 ただ、楽しんで読めて、ハッピーエンドで良かったね!と思えたのですが、彼らのその後にはまだまだ茨の道が残っていそうだなぁと心配にもなってしまいました。まぁ、彼らは二人で乗り越えられると思うのですが。
 …そしてキャラとしては主人公達よりも私としては脇役で出てきた華やかなモデルの様な美貌の持ち主でいながら底が見えない恐ろしさを持つヤクザの小城と、莫大な借金によってそんなヤクザに飼い殺されいる、何処か生活に膿んだ雰囲気の精神科医が気になって仕方なかったです。この二人の話が読みたかった!

評価【★★★★☆☆☆】
コメント
読みました!
 こんにちは。お盆明けでぐだぐだしております。

 このレーベルは表紙がキラキラしていて綺麗なんですが、ページ数の割りにえっち偏重って感じがして、読ませる作品に出会えなかったのです。
 でも、さすが柊平ハルモさんでした!えっち増量にも説得力ありますよね。海の想いが切なくて、消えてしまったのが惜しいくらい。
 小城サイドのお話、読みたいですよね。彼の背景も重そうですね…。
2006/08/17(木) 17:22:06 | URL | 恩夢 #-[ 編集]
「吐息まで罪の色」
 こんにちは、暑い日が続きますね。
 プラチナ文庫は、実は私もあまり好んで買ってるレーベルではなかったんです…最近どうも作家さんやレーベルに私の好みで購入して偏りが激しい気がして…でも、もしかしたら食わず嫌いをしてるのかも!と思い、今まで手を出してなかった作品や作家さんを色々読み漁っております、中でもプラチナ文庫やラピス等はエッチだけって印象が強くて…(苦笑…私の好み的には基本エッチよりも話の筋や内容なんで)。
 でもこの作品は、印象と全く違う内容で驚かされましたが、読ませる内容だったと思います。
 小城サイドのお話、恩夢さんも読みたいですか!ですよね!!(喜)
 是非とも書いて頂きたいです!!!
2006/08/17(木) 18:36:30 | URL | 梅娘 #wygDBGUg[ 編集]
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