梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『オリエントEXP. -ツーリング・エクスプレス特別編 4-』 河惣 益巳
河惣益巳(Masumi_Kawasou)
白泉社 花とゆめCOMICS
390円 (ISBN4-592-17192-6)

【あらすじ】
 ある日シャルルに届いた招待券。それはクリスが妹の誕生パーティのために一車両ごと借りた豪華列車オリエント急行だった!! 浪漫と陰謀に彩られた表題作他『ターゲット』『ロゼ・アンジュ』収録。ツーリングEXP.特別編☆

【感想】
『ターゲット』
 中国・露・仏・英・米の国連常任理事国の象徴する建物に掲揚されていた国の象徴である国旗の掲揚ポールが撃ち落とされる事件が連続しておこる…時を経ずして国連の世界に3カ所ある本部の内、ニューヨークとウィーンの国連本部の国連旗のポールも同様の事がおこり…。
 国々が集まって議論をし決議をする場所で「拒否権」という特権を持ち、いかに過半数を得た議題も、この特権により議決されない…ここに国連と常任理事国との軋轢があり、そしてそれぞれの旗(象徴)が折られると言う事件がおこる。

 例によって、凄腕のスナイパー・ディーンがする訳ですが、ディーンが事件を起こしてる中、シャルルは国連の職員と一緒にスイス・アルプスへ登山…ハイジの世界を堪能してます。
 この国連の職員が、河惣さんの他作品の登場人物で、お話が微妙にリンクしてる所が面白かったです。
 そして相変わらずシャルルの惚気にあてられました(笑)。

『オリエントEXP.』
 古きよき時代の香りを残す、超豪華特急列車オリエント・エキスプレスの1車両を貸し切って長女の誕生会をするとリーツェンベルガー侯爵家からシャルルとディーンに招待状が届くが、何故かディーン行かないと言い、結局シャルルだけが参加する事に…しかし、シャルルをムタ(お母さん)と言い慕うリーツェンベルガー侯爵家の長女ミーネは、何故ディーンが来ないのかとシャルルに聞き…。

 ツーリングEXP.をもじって付けたようなタイトルの作品でしたが、オリエント特急の紹介が作品と上手く絡ませてあって、さらには時事も上手く練り込んであって、さすがだなぁ…と思いつつ、ツーリングEXPのファンとしてはとても楽しく読めました。
 さらに今回はクリスの妹のミーネの淡い想いも作品にひと味加えていました。

『ロゼ・アンジュ』
 シャルルの叔父であり、世界中を飛び回るジャーナリストのリュシオン、久しぶりに未だ戦場のイラクからパリに戻った彼を待っていたのは、一途にリュシオンを想うウスーリ。
 常に危険と隣り合わせで、命の保証の無い生活をしているリュシオン、愛する人を持つことを恐れる彼に、しかし一途に愛を向けるウスーリに何時しかリュシオンの気持ちは揺れ動き…。

 ウスーリの一途さにホロリと来ました。またリュシオンの気持ちも見えてきて…、そーか、彼が本気の相手を作らなかったのにはそんな意味があったのか~と思えて、なかなかに読み応えもあり、楽しい作品でした。

 全体的に、本編の良い所を生かしたとても読み応えのある作品だったと思います。
 河惣さんの作品は全体的にそうなんですが、特にこの「ツーリングEXP.」シリーズは中でも登場人物達がとても生き生きしてて昔から大好きな作品で、そんな彼らの変わらずの姿が読めてとても楽しい1冊でした。
 昔、まだ私が小学生の頃からの愛読書なので、思い入れもひとしおなんですが、当時はまだソ連の時代、米ソの冷戦の中で繰り広げられるスパイやら暗殺やらにドキドキしたものですが、今回はその番外としては格別に読み応えがあったと思います。

評価【★★★★★☆☆】
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