梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告| トラックバック(-) コメント(-)
『そのわけを』 榊花月
そのわけを榊花月 / 金ひかる
竹書房 ラヴァーズ文庫
571円 (ISBN4-8124-2244-2)

【あらすじ】
 「俺は誰も愛さない」そう言う倉方には、冷たい美貌と屈折した性格のどこかに隠された秘密があるのかもしれない。
 大手デパートに勤める志紀にとって倉方の第一印象は最悪だった。人を見下したような視線、そっけない口調、どれをとっても下請けのデザイナーとは思えない態度の男だった。
 しかしある時、酔った勢いで倉方に絡んでしまった志紀は、そのまま倉方に抱かれてしまう。
 「お前がしつこいから抱いた」その後志紀に倉方はそっけなく言い捨てたが、志紀には倉方があからさまに他人を拒否する理由が気になり始めていた。
 冷たくあしらわれても倉方への想いが止められないと自覚した頃、倉方に激しい憎悪を抱く青年が現れて…。

【感想】
 外資系の百貨店の企画課に勤める志紀の目をひいたのは、自社のショーウィンドーを飾る黒とシルバーで彩られた異色のディスプレイ。美しいが夏のバーゲンとしてはどうなのか…そう思う志紀の前で淡々とディスプレイを完成させてゆくデザイナーの倉方は初対面からひどく無愛想で…。
 最初は苦手意識が勝っていた志紀だったが、彼を知るにつれ惹かれていく気持ちを抑えられず――。
 元々ゲイの志紀には、今まで想う人は殆どがノーマルで、どうせ報われないならと、求めてくる者だけを相手にしていから恋とも言えない様な関係しか築いて来れなかった。
 そんな志紀がふとした事がきっかけで、好みでもない倉方と一夜を共にし、けれど倉方は志紀に対して「淫乱なメス豚」とまで言い放ち決して優しくはないのに、ふとした所で微かな優しさが垣間見えて…そんな倉方が気になりだした志紀は――。

 志紀の自身が抱えるゲイである事へのコンプレックスや、倉方の過去への興味…言葉は乱暴だし愛想も悪いし、暴力はふるうわ、決してよい男ではないのに…だけど志紀がそんな倉方のふとした一面に惹かれていく過程には説得力がありました。
 読み終わっても決して倉方がいい恋愛相手とは思えないのに、何故か志紀を祝福する気持ちになれて…自分でも不思議です(苦笑)
 私から見て、倉方には過去のトラウマやら性格やらで今後も志紀が苦労するだろうな…と思うのですが…そして志紀も性格的に少し後ろ向き傾向がありそうなので、それら一つ一つに悩みそうなんですが、それでも二人がくっついた事には素直によかったね!と言いたくなってしまう。
 読後感的には自分でも微妙なんですがスッキリ感がありました。

評価【★★★★☆☆☆】
コメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
Copyright © 2004 Powered By FC2 allrights reserved. template by kayoEgawa
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。