梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『オガクズで愛が満ちる』 夜光花
オガクズで愛が満ちる夜光花 / 水名瀬雅良
海王社 ガッシュ文庫
562円 (ISBN4-87724-530-8)

【あらすじ】
 親の遺した喫茶店のマスター・三沢玲人は、過去に関わった凄惨な事件以降、自分は他人と接することが苦手で恋愛ができないと思っていた。しかし玲人は、何かと世話を焼いてくる大学生のバイト・鳥羽秀一だけには心を許していた。ある晩玲人は、酔った鳥羽に抱かれてしまう。鳥羽の熱い気持ちにほだされて身体だけの関係が続くが、過去の事件が玲人を再び臆病にさせて…。

【感想】
 「お前の胸にはオガクズしか詰まっていない」…小さい頃に誰かから言われた言葉を長く引きずる玲人は自分の中身は空っぽでオガクズしか詰まっていないのでは…と思っている。
 愛は不必要な物、なくても生きていける物。そう思い他人と親しくなったりする事が苦手で、愛や悲しいと言う気持ちと理解できない。両親が亡くなった時ですら泣けない自分はオガクズで出来ているのだと…。
 また、時々ふいに感情が高ぶり“キレ”て攻撃的になる…自身でもコントロールできない衝動…自分は何かが欠けているのではないか…。
 そんな玲人に二十歳の鳥羽は一途に好きだと言ってくるが――。

 玲人が最初はとても後ろ向きで、しかも何か色々とトラウマを抱えていそうなのが、少しずつ彼の過去が明かになるにつれて、玲人自身の気持ちも大きく揺さぶられて、今までは見えていなかった物事も見える様になってゆく。そういう過程が半分謎々を解く気分で読み進められて面白かったです。
 作中で度々出てくる“オガクズ”も最後には違う意味として捉える事が出来て満足です。
 ただ、一つだけ希望を言えばその後がどうなったのか書いて欲しかったなぁ…気になります。

評価【★★★★☆☆☆】
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