梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告| トラックバック(-) コメント(-)
『自己破壊願望』 松田美優
自己破壊願望松田美優 / あじみね朔生
太陽図書 SHYノベルズ
860円 (ISBN4-8130-1135-7)

【あらすじ】
Self Discontract
「この際だ、見極めようぜ? 俺とお前、本当にやべえのはどっちなのか………」
 父親の借金を返すため、ピンサロで呼び込みの仕事をすることになった夏目亮太は、店の支配人でありヤクザでもある千葉に、力づくで身体を奪われる。
 男が男に抱かれる惨めさ、思い出したくもない自分の嬌態…
 たった一度のセックスで心を囚われることなどあり得ない。ましてや男相手に。
 苛立つ一方で、千葉の圧倒的な強さに反発しつつも惹かれずにいられない自分に気付いていた。
 身体を繋ぐことはあっても、視線は冷たい。
 優しい言葉をかけられたことなど一度もない。
 どんなに虐げられても、裏切られても、千葉から離れることのできない夏目だったが……。
 快楽と自尊心。暴力と誘惑。ハードコア・ラブ登場!

【感想】
 数年前まではエリートサラリーマンの父と、たおやかな母がいる普通の高校生だった夏目。しかし、父が飲み屋の外国人の女にハマり多額の借金を作り遁走し、母はそんな父と離婚し去っていき…今では十九歳の夏目が父の残した借金をバイトで細々と返済する日々。
 ある日、割のいい仕事を紹介すると連れられた先のピンサロで出会った支配人の千葉は一目で本職のヤクザと解る気迫を纏っていて……しかも些細な理由から理不尽に犯されて…。
 色恋沙汰で身を滅ぼした父を見て、ああはなるまいと思っているのに、甘い言葉ひとつ与えもせず気まぐれに乱暴する千葉に惹かれていく気持ちを止められず――。

 半端な甘さのない、生きてる人間の生臭さを感じさせる作品に感じました。
 甘さが全くない訳じゃないんだけれども…夏目が千葉に惹かれてゆく過程は描かれていても、千葉の態度がつれなくて…。それでも思う気持ちが膨らんでいく夏目の心の揺れが絶妙に表現されていました。
 最後までどうなるのか解らずハラハラさせられる内容でしたが、中途半端な甘さがない分だけリアルさが増して、男同士の緊迫感があって読後感がじわじわと後をひく感じの作品です。


(追記) 
 彼等のその後が大洋図書のHP「b's-garden」に「子供の遊びと大人の遊び」と言うショートストーリーが掲載されています。ハッピーエンドな二人のその後のお話を読んだら一気にこの作品自体の魅力がモノクロからカラーのように色を持った感じになりました!
 この作品は是非とも本に載せて欲しかった…という事で、このショートストーリーを加えた作品はオススメ!とさせて頂きたいと思います。
大洋図書さんには是非ともこのショートストーリーを加えた続編を出して欲しい…無理かなぁ。

評価【★★★★★☆☆】
コメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
Copyright © 2004 Powered By FC2 allrights reserved. template by kayoEgawa
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。