梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『姫君の輿入れ』 和泉桂
姫君の輿入れ和泉桂 / 佐々成美
大洋図書 SHYノベルズ
860円 (ISBN4-8130-1113-6)
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【あらすじ】
 「私のためだけに咲き、私のためだけに散ればいい」
 今をときめく左大臣の一の姫にして、帝に入内を心待ちにされている姫・狭霧には、誰にも知られてはいけない秘密があった。
 それは、実は男子であるということ…狭霧はとある事情により、男でありながら生まれたときから姫として育てられていたのだ。
 そんなある日、光源氏に喩えられる遊び人で、父の政敵でもある宰相中将・源実親が狭霧の許に突然現れて!?
 貴公子と少年、平安の華麗なる婚礼奇譚、誕生!!

【感想】
 奈良の地から京に遷都され二百年が経過し、時は五条帝の御世。
 朝廷で随一の権勢を誇る時の左大臣・藤原正光の一の姫・狭霧は十五になっても結婚も未だせず…その身に重大な秘密を抱えて、邸の奥底でひっそりと暮らしてきた。
 しかし、ある日そんな狭霧の元へ遊び人と名高く帝の異母弟でもある宰相中将・源実親が忍んできて…しかも決して人に知られてはならない秘密をも知られてしまい――!?


 二段組みでぎっちり書かれていたので読み応えは十分。
 この時代の風俗もしっかり調べられていた感じで、文体も落ち着いた中にも品があり、絢爛豪華な絵巻物を読んでいるようでした…が、物足りなさが残る読後感があり…。
 狭霧は正しく、平安時代にお姫さんとして育てられたらこういう少年になりそうだという人物だったんですが…どうもアクというか個性があまり感じられず…自らが男性である!という執着や主張もか弱く…。流されすぎな感を受けてしまい、今ひとつ感情移入できませんでした。
 対する実親は見事な貴公子っぷりでしたが、これまた貴公子すぎて人間味が物足りない感じでした…。
 平安時代は大好きな時代設定で、女装物もツボだっただけに残念。
 主役二人が今ひとつツボにはまらなかった私の、個人的お気に入りは実親の親友で書物の虫の小野朝家さん。彼が作中、一番人間味があって生き生きしていたように感じました。

評価【★★★☆☆☆☆】
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