梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告| トラックバック(-) コメント(-)
『顔のない男』 剛しいら
顔のない男剛しいら / 北畠あけ乃
徳間書店 Chara文庫
533円 (ISBN4-19-900273-1)
Amazonを見る 楽天を見る 7&Yを見る

【あらすじ】
 新人俳優の音彦に、大手映画会社から出演依頼が舞い込んだ。相手役は天才俳優と名高い飛滝。けれど、出演条件は飛滝と同居すること!?
 映画の設定通り、兄弟として暮らし始めたとたん、“兄”として必要以上に甘やかし、触れてくる飛滝。毎夜“弟”を抱きしめて眠る飛滝に、音彦は不安を募らせる。
 そしてついに、兄弟の一線を越える夜が訪れて!? バックステージ・セクシャルLOVE。

【感想】
 篁音彦は大学時代に映画会社の新人オーディションに合格し、俳優になって三年。人より秀でた顔とプロポーションには自信があるが、それだけ。芸能界で生き残る為に必要な華や強烈な個性、アクといった物がなく、カリスマ的なオーラもない。大学を中退してまで芸能界に入ったが今の所、目立った役を貰えた事もなく、このままその他大勢で終わっていくのではと思う気持ちと、何時か必ず訪れるであろうチャンスを待っていた。
 そんな音彦の元に、若手トップの映画監督・桐野からオファーがあり。呼び出された先で桐野から出された条件は、撮影が始まるまで用意されたマンションで役になりきって生活してほしいと言うもので…。そしてそれは相手役の俳優との共同生活と言われ…。
 音彦の役の兄役で、映画の主演俳優は過去に主演男優賞を獲った事もある実力派俳優・飛滝惣三郎で…。
 最初は監督の突飛な条件に戸惑う音彦だったが、こんなチャンスは二度とないとオファーを受けた音彦の前に現れた飛滝は役柄のまま完璧で弟を溺愛する兄そのもので……。


オススメ!
 随分前に購入して読んでいた本ですが、思い出しては読み返したくなる作品の一つです。
 自分の顔を持たないかのように、何にでもなれる飛滝という男は印象的でした。
 また共依存の様な親密な兄弟の役柄に成りきる飛滝と、現実とフィクションの狭間で揺れる音彦の心の動きは読み応えがあり、それだけで一つの映画を見ているかのようでした。
 ただ、役柄になりきるという非現実な中で生まれた恋が、この後どうなるのか…という心配が読後にありましたが、その点は続編が出たのでそちらで楽しみたいと思います。

評価【★★★★★★☆】
コメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
Copyright © 2004 Powered By FC2 allrights reserved. template by kayoEgawa
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。