梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『明日も愛してる』 安芸まくら
明日も愛してる安芸まくら / 深井結己
蒼竜社 Hollyノベルズ
857円 (ISBN978-4-88386-354-9)
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【あらすじ】
 朝、は知らない部屋のベッドで目が覚めた。ついさっき、眠りにつくまでは櫂は十八歳だった。しかし窓に映る自分の姿は、どう見ても高校生には見えないほどくたびれていた。
 「現在のおまえの年齢は35歳」……枕元に置かれたファイルにはそう書かれていた。
 戸惑う櫂の前に現れたのは、ツダと名乗る見知らぬ男だった。男に自分の「ハウスキーパー」だと告げられた櫂は驚くが…。――永遠に繰り返されるせつなく甘い愛の物語。

【感想】
 渡瀬櫂はある朝、見知らぬ部屋で目覚めた。枕元に置いてあったファイルには自分の字で「5年前に事故で負った怪我が元で記憶の容量が13分しかもたない――現在のお前は35歳」と書かれていて…。混乱する櫂の前に現れた、泣きぼくろが印象的な男性は津田と名乗り、櫂のハウスキーパーだと言うが…。

 安芸まくらさんといえば今は無き(復活希望!の)雑誌「小説アイス」を連想しますが、アイスノベルズでの安芸さんの印象ははっちゃけコメディ路線だったような…そんなあやふやな記憶を思い出しつつ読みましたが、コメディのコの字もなく、良い意味で予想外の作品でした。
 事故で前向性健忘という記憶障害で17歳以降の記憶を無くし、現在の記憶も13分以上は保てない櫂の視点で物語が進むので、作中ワカラナイ事だらけな上に、13分したらポロッと記憶を忘れてしまい混乱する櫂の目まぐるしく揺れ動く内面に振り回されつつ、それでも忘れがたい津田悠児に対する想いを再確認したりとグイグイと読ませる力のある作品でした。
 読み終わって驚いたのは、あれだけ色々あったのが、実は彼らにとってのたった一日の物語だということ。あとがきを読んで初めて気が付きました…と同時に彼らにとってはあれが日常なんだと想像するだけで……津田の献身は櫂への愛が支えて居るんだなとか、13分しか記憶できない世界に生きる櫂の苦悩を想像してしまい…それがどれだけ大変な事かが迫ってきました。
 読後感は良かったのですが、櫂と津田の事故前の様子なども気になったり、思わせぶりな設定があんまり関係なかったりと消化不良な部分も残ったのが残念。エッチシーンをあんなに入れるなら、そちらをもう少し説明してほしかったような…。

評価【★★★★☆☆☆】
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