梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『月にむらくも、雪恋歌』 玉木ゆら
月にむらくも、雪恋歌玉木ゆら / 六芦かえで
リブレ出版 ビーボーイノベルズ
850円 (ISBN978-4-86263-335-4)
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【あらすじ】
 ドジだけど、いつも一生懸命なは高級男娼楼「幻月」の(元)娼妓。今は、街の治安を守る「業火の長官」紅塵に身請けされている♪
 嵐のように強引で乱暴でわがままだけど頼もしい紅塵に、時に激しく時にやらしく♪愛されちゃって、豆も紅塵が大好きで…!
 ところがそんな蜜月も束の間、「幻月」を仕切る美貌の青年・初雪さまの浮気疑惑を調べるハメになった豆が牢屋に入れられちゃって、また大騒動っ♪
 超人気・ラブ、大量書き下ろし!

【感想】
『月にむらくも、恋嵐~珊瑚恋歌~』
 相思相愛の紅塵に身請けされて、晴れて紅塵と一緒に暮らし始めた豆の今一番の悩み、それは自分が無職だということ…。このままではいけないと何か自分にも出来る仕事を考えるがなかなか良い案が浮かばない…そんな時、鴉の見舞いに幻月を訪れた豆は、青楼通りに住む医師・尚庵から手伝いをしないかと誘われて…紅塵の許可も取れて晴れて初仕事の日、何と尚庵が窃盗の疑いで捕まって――!?
 
 豆が身請けされてから悩んでいた、無職であると言う問題がやっと解決!と思いきや一転、またしても大問題が!と言う事で、相変わらず紅塵の冴える推理力で事件は解決しますが、今作では尚庵先生と言う新キャラが登場し、彼の珊瑚に込めた思いを知り…是非とも彼の淡い想いを成就させてあげたいと思わせるお話でした。
『月にむらくも、雪恋歌』
 無事に尚庵の冤罪が認められホッとしたのも、つかの間。ある朝起きたら、紅塵の機嫌が悪くて…理由を聞いても答えてくれず、途方に暮れる豆だったが、そんな豆を更に困惑させる話が舞い込んできた。なんと、幻月の番頭で亀戸の恋人である初雪が、浮気をしているかもしれないと言うのだ。亀戸から事の真偽を確かめて欲しいと依頼され、鴉と初雪を備考する豆だったが――!?

 恋に溺れる人と、恋に傷ついた人のお話。好きだから、相手の些細な一言に本気で言った事ではないと解っていながらも平静でいられない。そんな恋心が他の儚く散った恋と対比されていて、お話に深みを感じました。
 そして、紅塵は思っていた以上に可愛い人でした(笑)。
『夜桜奇譚』
 まだ豆が幻月の娼妓で、紅塵がその客だった頃…年に一度、店を閉め桜林での得意客の接待の日。咲き誇る桜の花弁が故郷の降りしきる雪に見え切なさに涙があふれてきた豆だったが――。

 本編では殆ど読めなかった娼妓と客としての二人は、ある意味新鮮で読み応えがありました。
 ミソッカスながら、一生懸命働いたり、自分の不出来さに落ち込む豆や、普段は幻月という閉鎖された空間で、客と娼妓としてしか会えない二人が一時、幻月の外での逢瀬に甘さを感じる所、切ないお話なのに最後は軽く仕上がっている所はさすがだと思いました。

評価【★★★★★☆☆】
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