梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『この愛を喰らえ』 李丘那岐
この愛を喰らえ李丘那岐 / 九號
幻冬舎 ルチル文庫
552円 (ISBN978-4-344-81008-2)
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【あらすじ】
 渡木阪鋭はヤクザの家に生まれたが、父である組長の死とともに組を解散、小料理屋の主となって二年経つ。鋭の店には元組員や隣接する緋賀組若頭・緋賀颯洵がやって来て賑やかだ。颯洵とは子どもの頃からの知り合いだったが、偶然再会して以来、常連となったのだ。ある日、颯洵から押し倒され面食らう鋭。次第に颯洵の存在を意識し始めるが……!?

【感想】
 27歳の渡木阪鋭は、調理師として店に訪れた客に料理を食べて貰う以上の魅力を稼業である極道の世界に感じられず、中途半端に組を継ぐをよしとせず、その他の事情も絡み代々続いた博徒系の組「渡木阪一家」を7代目組長だった父の死をきっかけに、後は継がずに組を解散して四年が経つ。
 今は寂れた繁華街の片隅にある「晩ごはん屋・とし旬」で働き始めて5年、先代の死去に伴い、店を譲り受けて二年が経つがその経営は常に低空飛行気味。
 客は常連ばかり、それも鋭を慕って来る元組員が多数を占める鋭の悩みはどうすれば集客力をアップできるか…そんな鋭にとって最近のショッキングな出来事は店の斜め向かいに少し前にオープンした小洒落たイタリア料理店だ。立地は鋭の店と変わらず、味だって負けてないのに、鋭の店とは違い毎日若い女性客が絶えない盛況振りで…客を一人増やすのにも四苦八苦し、半ば諦めかけていた鋭に与えたダメージは大きく…しかも気にくわない事にその店のオーナーは「とし旬」に隣接する緋賀組の若頭の緋賀颯洵で…しかし、そんな颯洵は「とし旬」で毎食を食べているような常連の一人で…。
 同じ博徒系の極道の家に生まれ、同じ年で育った二人は幼い頃からライバル意識があり、何かと絡んでくる颯洵につい反発してしまう鋭だったが、ある日そんな颯旬に押し倒されて――!?


 解散後も「若」と慕ってくる組員達や、元渡木阪組若頭で鋭の義理の叔父でもある津田の鋭に対するまるで父親の様な過保護ぶりや、何やかや行っても結局は激しいブラコンな弟くん等々…個性の強そうな魅力的なキャラクターが満載で話のテンポもよく、読み応えもあったんですが…読後感は全体的にあと一歩、物足りない感じが残りました。
 終わってみると、中途半端な感じのままのエピソードがチラホラ残ってしまった感があったのですが、それらをもう少し書き込んで欲しかったなぁ…と。
 特に鋭と彼の異母弟・亮の関係は、尻切れとんぼな感じを受けたのは私だけでしょうか…最初の登場が思わせぶりな割には大人しい終わり方で…彼にはもっと激しいブラコンっぷりを披露してほしかったです。
 元極道の家の跡継ぎで今は小料理屋の主人と、今も極道の家の跡継ぎと言う設定は面白く、鋭や颯洵のキャラクターも魅力的だっただけに残念な感じが残りました。

評価【★★★☆☆☆☆】
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