梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『サマータイムブルース』 桜木知沙子
サマータイムブルース桜木知沙子 / 山田睦月
新書館 Dear+文庫
560円 (ISBN4-403-52071-5)
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【あらすじ】
 ――その恋に気付いたのも、夏だった……。隆伸は高校時代、サッカー部の先輩だった鳥居に片思いをしていた。鳥居は一見無愛想で誤解を受けやすいが、本当は優しくて、いつの間にか隆伸は惹かれずにはいられなかったのだ。そして、想いを告げた隆伸が拒まれてから四年目の夏、OB会で久しぶりに鳥居と再会した隆伸は、消せない自分の想いを再認識する……。
 表題作ほか二篇を収録した、Forever Love Stories!!

【感想】
『サマータイムブルース』
 三輪隆伸は高校生の時に、偶然訪れた新宿二丁目の街角で同じサッカー部の一年先輩の鳥居が見知らぬ男と歩いている所に出くわし、その場で鳥居からゲイだとカミングアウトされ…最初はただ驚いた隆伸だったが、それはすぐに自らの鳥居への気持ちを自覚する事になって……。
 抑えきれずに告白した隆伸に、しかし鳥居の返事はNOだった。
 それでも、諦めきれずに何とか接触を試みる隆伸に対して、鳥居の態度は以前にもましてそっけなくなり…そして高校を卒業し3年、1度も会えなかった鳥居にサッカー部のOB会で久しぶりに再会した隆伸に相変わらず鳥居の態度は冷たくて…。それでも諦めきれない自分がいて――。 


 本筋とはあまり関係ないんですが、どうも舞台設定と言うか彼等の生活している立地がどの辺りなのかが解りずらく感じ、全体的なイメージをしにくかったように思いました。、
 作中にチラホラ出てくる地名を見ては東京?埼玉?と頭をひねってしまい…イマイチ話の方に入り込めず。
 特に重要な話の内容でもなかったんで、サラッと流せばよかったんだと思うんですが、中途半端(に私には思えてしまった)地名に余り(と言うか全然)関東方面には詳しくない私は……イラついてしまいました。

 話の方は…隆伸ガンバレーと言うしか…鳥居先輩、少し表情なさすぎて…何を思ってらっしゃるのか解りにくくて…。ストーリー展開は読みやすかったと思うんですが、鳥居の気持ちが解りにくくて、そんな鳥居に挫けそうになりながらも気持ちを吹っ切れない隆伸にもあまり感情移入できませんでした。
『ウィンターソング』
 17歳の伊達康祐は、同級生の友人達に言えない秘密を幾つも抱えていた。
 …この夏に、サラリーマンだった父がリストラに遭って職を失い、再就職も決まらず一日家で無気力に過ごしていて、パートに出ている母外で浮気をしていて……そして康祐は異性に興味が持てない質で…。
 日々荒んでいく家の中で、自分が親の望む様な良い子でいれば、いつかは両親の関係も昔の様な温かなものになり、明るくなるのでは…。そんな一縷の希望に、不満や悲しみを内へとしまい、一人懸命に頑張る康祐にとって、何時も優しく気遣ってくれる、同じマンションに住み、子供の頃から兄の様に接してくれる浅川淳の存在は、何時しか兄以上になっていて――。


 『サマータイムブルース』で出てきた隆伸の先輩の淳のお話。
 前作より私はコチラの話の方が好きです。
 思春期に更に両親の事など、色々な悩みを一気に抱え込んでしまった康祐のそれでも挫けずに一生懸命な様に胸を打たれ、また努力が報われなかったと思った時の絶望やそれらの事に、どの様に自分なりの折り合いをつけてゆくのか…が丁寧に描かれていたと思います。
  読んでいる間は、康祐の切なくて苦しい気持ちがダイレクトに伝わってきたりしましたが、読後感はどこか暖かくてよかったです。

評価【★★★★☆☆☆】
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