梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『大公は彼を奪う』 橘かおる
大公は彼を奪う橘かおる / 亜樹良のりかず
プランタン出版 プリズム文庫
552円 (ISBN4-8296-2350-0)
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【あらすじ】
 敵国の大公・セルゲイに口説かれる帝国大使の三条。一度だけ、囚われた部下のため取引として彼に抱かれたが、その後はしたたかに求愛をかわしていた。しかし、独占欲を露わにしたセルゲイに攫われ、脅迫されてしまう。
 「何も考えなくていい。私の腕の中で艶やかに啼いてみせろ」再奥に受け入れた熱に溺れ、愛しげに触れてくる手に追いつめられる――。
 互いの職務を思い封じた恋慕が掻き立てられて懊悩するが、自分を庇ってセルゲイが撃たれて…!?
 有能な男達の、色香漂う駆け引き。

【感想】
 日本との関係が緊張しはじめた大国シレジアへ新たな大使として赴任した三条鷹司の任務は、シレジアが何をしようとしているのかを探り出し、できればそれを阻止し、万が一の時のためにシレジアの国情を探り弱点を見つけだし、更にはシレジア内部に食い込み、あわよくば不可侵条約を結ぶ事だった。
 外務省内でもっとも切れ者と言われた三条にとってもさすがに最後の件は虹を掴むような事であったが、そんな重要な任務を担った三条だったが、何故か初対面の時からシレジア皇帝の従兄弟にして外務大臣の要職も担うクラウス・フョードル・セルゲイ大公に口説かれて…。
 難なくあしらってきた三条だったが、部下の冷泉院顕彦少佐がシレジア皇帝に囚われてしまうと言う事件が起こり、部下を救う為に一度だけセルゲイに身を任せるが…一度だけと思っていたが、三条の心は何時しかセルゲイに惹かれていて――。


 時代設定は大正時代頃の日本とシレジアと言う似非ロシアを舞台にしたお話でしたが…三条とセルゲイ共に壮年男性の恋の駆け引きと言うのは読んでいて楽しかったです。
 全体的にセルゲイが振り回されているのかな…と思いきや、三条も十分に振り回されていたのもまた面白く。
 ただ、ロシアの位置をシレジアと言う架空の国にしただけの設定だったのが少し気になりました…時代背景も緊迫していく時代だし…ロシア帝国は滅亡しちゃったのだけどシレジアはどうなるの?とか、シレジアは架空の国で大丈夫でも、日本は…とか変な所に思いが行ってしまい…どうせなら総てを似非近世にしちゃった方がスッパリ別物として楽しめたかも…と思ったり。
 あと、最後の締めが少し中途半端な感じが少しして…結局その後の二人の関係、また三条の帰国話とかはどうなるんだろ?…と、疑問が残ったまま終わったのが少し残念でした。
 この作品シリーズ物とのことで、他作品も順番が逆になってしまいましたがこれから読みたいと思います。
 因みに今回、私が読んでいて気になったキャラは三条の部下で友人の都筑さん、阿吽の呼吸で三条をフォローする姿が格好良かったです…彼のお話とかそのうち書かれないかなぁ。

評価【★★★★☆☆☆】
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