梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『その唇に夜の露』 深井結己
その唇に夜の露深井結己 (Fukai_Youki)
芳文社 花音コミックス
562円 (ISBN978-4-8322-8451-7)
 

【あらすじ】
 「お前にやられたことは忘れてないぜ」
 バス運転手・和田琢紀は、学生時代強姦した親友の若江恭一と再会した。
 15年前犯した相手から、今度は弄ばれることになった琢紀。
 琢紀の運転する深夜バスに、二人だけの荒い息が響く――。
 その先にあるのは復習か、狂おしいほどの恋なのか…!
 書き下ろし後日談収録!

【感想】
オススメ!
 琢紀は車が好きでバスの運転手になって10年。色々な事がありながらも好きな仕事で誇りを持って続けてきた。
 普通程度には幸せだと思える日々の中でも彼の心には常に15年前の出来事があり…ふいにその記憶が彼の心を揺さぶる…。
 15年前、学生だった琢紀は転校生の若江恭一と思いがけず知り合い、心を許していたが恭一の無邪気な行動によって裏切られたと思い、その怒りから彼を強姦した過去を持ち…その後すぐに再び転校していった恭一とは音信不通だが、琢紀は今でも当時の年代の少年を見ると彼の事を思い出し胸が締め付けられる…。
 そんなある日、いつもの様に運行中のバスの中で声をかけられた相手は恭一で――。


 深井結己さんの新刊は久しぶり!私的に深井さんは作家買い作家さんなので、即購入です。
 切なさと愛しさ、苦さと甘さが程良く込められた深井さんらしい作品だったと思います。
 少年期という時期にある素直になれない、抑えきれない気持ちの揺れ…それによって犯してしまった事への大人になってからの淡い悔恨…そういった心理面の描写がとても巧みで、彼等がしている事、されている事はとても痛いのに、そこに僅かな救いが見えてくると途端に甘くなり、最終的には救われていく様子には説得力があります。
 痛いだけでも、甘いだけでもない…深井さんのこの描写力にはいつも脱帽です。
 
評価【★★★★★★☆】
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