梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『いつか、あふれる』 麻生玲子
いつか、あふれる麻生玲子 / 宮本佳野
笠倉出版社 クロスノベルズ
857円 (ISBN4-7730-0314-6)
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【あらすじ】
 「お前は、俺に譲られたんだよ――」
 男を見る目がない遊佐は、名前しか知らない篠崎という上司に突然押し倒され、つき合っていたはずの相手から彼に譲られてしまったことを知る。衝撃の事実に抵抗する遊佐だったが、出世と退職というアメとムチをちらつかせる篠崎に巧みに懐柔され、ついに抱かれてしまう。
 100%打算で始めたつもりの関係は、いつしか篠崎に傾き始めた遊佐の心を追い詰めてしまうのだったが…。

【感想】
 大手テクノロジー企業のグループ会社である『iシステムズ』に入社して四年目の営業である遊佐叶は、会社では中堅社員と言われる年代になってきて仕事ぶりも落ち着いてきたが、生来の負けん気が強いのが玉に瑕。中学の時に恋愛対象が同性であることを意識して、大学時代に二年先輩だった栗原と付き合いだしてその事にも慣れたが、栗原に卒業と共に「女性と付き合いたい」と別れを告げられ、ショックを受けて以来、恋愛に対しては斜め視点しか持てなくなってしまったが、本気の恋をしなくなった分だけ有る意味気楽になったとも言える。
 そんな栗原とは何の因果か就職先で再会し、しかも厚顔にも再び付き合わないかと言ってきて、その申し出に呆れつつも都合の良いセックスフレンドとして付き合っていた…だが、そんな栗原に遊佐は再び裏切られた…いつもの様にホテルに部屋を取り、遊佐がシャワーを浴びて出てきたら、そこには栗原の他に、もう一人男が居た…彼は同じ会社で弱冠31歳で部門中最先鋭といわれているグループを率いている社内でも有名な男・篠崎だった…。
 栗原はその篠崎のグループから機密扱いの情報を盗み、他社に売り渡そうとした所を篠原に見つかり、内密にしない代わりに遊佐を差し出したと言うのだ…。自分の意志を無視したやりとりに、唖然としながらも何処か諦め、冷めた視線でいた遊佐だったが――。

 麻生玲子さんの作品は久しぶりに読みました。
 文章が読みやすくて、文字も少なかったのでサックリ読めました。
 遊佐の自分の意志を無視して譲渡されたにもかかわらず、篠崎との関係を受け入れたりする、恋愛に対して冷めた気持ちが、篠崎と過ごすうちに少しづつ変化してゆく、と言う展開は面白かったです。
 ただ、どうも視点の殆どが遊佐に偏りすぎていて遊佐からは篠崎の気持ちが見えず…というスタンスのせいか、篠崎の本意が終わりの方まで見えてこなく、しかも波乱が最後の最後にあったので、最後の方が駆け足に感じられたのが残念でした。

評価【★★★★☆☆☆】
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