梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『浪漫豪奢』 北沢きょう
浪漫豪奢北沢きょう (Kitazawa_Kyo)
幻冬舎 BIRZコミックス リンクスコレクション
590円 (ISBN4-344-80828-2)
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【あらすじ】
 時は大正八年。病気の妻と二人の幼子を抱え、生活に困窮する鳴人は、貿易商の都筑の屋敷へ出稼ぎに出る。しかし、雇い主の都筑は冷めた目をした傲慢な男で、鳴人は男の身でありながら犯されてしまい――。切なくて温かい、大正ラブロマンス!

【感想】
『浪漫豪奢』
 三十歳になる農夫の柳川鳴人は冷夏で不作のために、妻子を残し東京に出稼ぎに出たが、街には同じ様な多くの農民の出稼ぎが溢れており、なかなか仕事が見つからず、六件目の訪問先でも断られる。しかし、妻子の為と訴える鳴人に、貿易商の都筑は会社の人手は足りていると屋敷での使用人として雇うと言って貰える事になるが、屋敷に付いて直ぐに都筑に押し倒され、ショックを受ける。けれど、何故か都筑を憎めなくて――。

 北沢さん独特の画風が、大正浪漫と言う言葉と絶妙にマッチしていて甘すぎず、苦すぎずとても雰囲気のある作品になっていたと思います。
 鳴人の三十代に見えない童顔さと、農夫としてスレてない人柄が家族の事で傷ついていた都筑の気持ちを少しずつ癒して行く過程は読み応えがあり、また続編では鳴人の二人の子供と都筑の絡みがとても微笑ましくて良かったです。

『ひと夏の』
 金坂令は中2の夏休みに田舎の祖父宅である寺に遊びに来て、池の側で座り込む少年に声をかける。すると彼は何故か驚き、自分は「動けない」のだと言い…!?
 “幽霊”の山本さとりと令のひと夏の思い出――。

 設定に驚きました。
 まさか少年×幽霊少年だとは…。
 しかし、3年後の設定の続編もありなかなかホンワリとしたお話で読後感はよく、こういうお話もたまにはいいなぁ…と思いました。

『愛敬滑車』
 『浪漫豪奢』に登場した、都筑の親友の鏑木茜のお話。

 学生時代の都筑の尖った様子などが見れて楽しかったです。また茜の心に秘めた想いや、それを見守る男性など、味わい深い作品でした。

 全体的に雰囲気のある作品が多かったと思います。
 楽しめて読める作品ばかりでしたが、何処かあと一押しが欲しかったなぁと思わせる所が、構図やストーリー展開等であり…でも北沢さんは今作が初単行本とのことで、これからが期待したい作家さんだと思いました。

評価【★★★★☆☆☆】
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