梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『陵辱と純情にゆれる獣』 秀香穂里
陵辱と純情にゆれる獣秀香穂里 / 稲荷家房之介
白泉社 花丸ノベルズ
838円 (ISBN4-592-86261-9)

【あらすじ】
 大手広告会社のディレクター直井佑一は、強い出世意欲を持っていた。クラブで見た逢澤貴久のフィルムに惚れ込み、新規プロジェクトの映像制作を依頼する。だが逢澤が要求したのは、氷の美貌と呼ばれる直井の身体だった。直井は仕事のために仕方なく、逢澤が独りで隠れるように暮らす軽井沢の古い洋館へ通う。週末ごとに奔放で濃厚な時をすごすうちに、傲岸な態度の裏に隠された逢澤の繊細さに触れて直井は……!?_

【感想】
 直井佑一は34歳の若さにして、広告業界大手の「フロントエッジ」で広告制作の中でもトップにあたるクリエイティブ・ディレクター(CF)として辣腕を振るっている。
 そんな彼がある日、部下の誘いで訪れたクラブで流されていた映像に魅了される。もともと映像を作る側だったが、自らの才能に限界を感じて作る側からプロデュースする側にまわった直井は、しかしその作品を見て「自分にもこういう映像を作ってみたかった」と強く思い…そのフィルムを作った映像作家・逢澤貴久に興味を持ち、是非とも今進めているプロジェクトの映像をとコンタクトを取るが、逢澤は電話にすらろくに出てくれず…。
 何度も連絡し続けて、ようやくアポイントを取り付け、逢澤の住む軽井沢へと出向くが…そこで逢澤から出された条件は、プロジェクトが完成するまでの二ヶ月間、直井を抱かせろと言う思いも寄らないもので――。

 自分の才能に見切りをつけつつも、誰よりも映像への思い入れのある直井、逢澤の作品に胸を焦がすほど惹きつけられると同時に、自分にもこれだけの才能があれば…と歯ぎしりする程に強い嫉妬心を抱く…。
 直井の最初は逢澤への…やがて逢澤自身へと注がれる好悪両面が混在する複雑な想い。そしてそんな想いをしのいでしまえる程の彼の作品への執着など、読み応えは抜群でした。
 作品中に織り込まれた映像という世界のお話や直井と部下の関係やプロジェクトの進行という所も読み応えがあり、取り分け最初はお互いに喧嘩腰だった直井と逢澤の距離がだんだんと近づいていく様子などなど、色々な面で楽しませて貰えました。
 花丸レーベルはもともと軽めの作品の多い文庫よりも、二段組でガッツリ読み応えのあるノベルズの方が好きで、今回も「花丸ノベルズだから…」と購入しましたが、大変満足致しました!

評価【★★★★★☆☆】
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