梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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2008年8月・9月まとめエントリー
 長々と更新があいた後の更新でしたが、懐かしい作品を色々と読み返したくなってきたようで、そうなると7★が一気に増えてきます。

 9月は小説よりも漫画ばかり読んでいた感じ、漫画も色々とアップしたい本はあるんですが…漫画の感想は小説よりも難しい気がしてなかなか書けません。

BL小説
7★宝物です。 
『ヴィヴィアン 完全版』 花郎藤子
『ロレックスに口づけを』 ごとうしのぶ

6★絶対オススメ! 
『龍の求愛、Dr.の奇襲』 樹生かなめ
『蜉蝣の庭』 五百香ノエル

5★:かなりいい!
『龍の灼熱、Dr.の情愛』 樹生かなめ
『龍の烈火、Dr.の憂愁』 樹生かなめ
『8年目の約束』 うえだ真由
『月にむらくも、花吹雪』 玉木ゆら
『月にむらくも、雪恋歌』 玉木ゆら

4★:楽しめて読めました。
『月夜ばかりじゃないぜ』 岩本薫
『甘い生活』 木原音瀬
『明日も愛してる』 安芸まくら

3★可なく不可もなく。
『その声が僕を動かす』 洸
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『明日も愛してる』 安芸まくら
明日も愛してる安芸まくら / 深井結己
蒼竜社 Hollyノベルズ
857円 (ISBN978-4-88386-354-9)
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【あらすじ】
 朝、は知らない部屋のベッドで目が覚めた。ついさっき、眠りにつくまでは櫂は十八歳だった。しかし窓に映る自分の姿は、どう見ても高校生には見えないほどくたびれていた。
 「現在のおまえの年齢は35歳」……枕元に置かれたファイルにはそう書かれていた。
 戸惑う櫂の前に現れたのは、ツダと名乗る見知らぬ男だった。男に自分の「ハウスキーパー」だと告げられた櫂は驚くが…。――永遠に繰り返されるせつなく甘い愛の物語。

【感想】
 渡瀬櫂はある朝、見知らぬ部屋で目覚めた。枕元に置いてあったファイルには自分の字で「5年前に事故で負った怪我が元で記憶の容量が13分しかもたない――現在のお前は35歳」と書かれていて…。混乱する櫂の前に現れた、泣きぼくろが印象的な男性は津田と名乗り、櫂のハウスキーパーだと言うが…。

 安芸まくらさんといえば今は無き(復活希望!の)雑誌「小説アイス」を連想しますが、アイスノベルズでの安芸さんの印象ははっちゃけコメディ路線だったような…そんなあやふやな記憶を思い出しつつ読みましたが、コメディのコの字もなく、良い意味で予想外の作品でした。
 事故で前向性健忘という記憶障害で17歳以降の記憶を無くし、現在の記憶も13分以上は保てない櫂の視点で物語が進むので、作中ワカラナイ事だらけな上に、13分したらポロッと記憶を忘れてしまい混乱する櫂の目まぐるしく揺れ動く内面に振り回されつつ、それでも忘れがたい津田悠児に対する想いを再確認したりとグイグイと読ませる力のある作品でした。
 読み終わって驚いたのは、あれだけ色々あったのが、実は彼らにとってのたった一日の物語だということ。あとがきを読んで初めて気が付きました…と同時に彼らにとってはあれが日常なんだと想像するだけで……津田の献身は櫂への愛が支えて居るんだなとか、13分しか記憶できない世界に生きる櫂の苦悩を想像してしまい…それがどれだけ大変な事かが迫ってきました。
 読後感は良かったのですが、櫂と津田の事故前の様子なども気になったり、思わせぶりな設定があんまり関係なかったりと消化不良な部分も残ったのが残念。エッチシーンをあんなに入れるなら、そちらをもう少し説明してほしかったような…。

評価【★★★★☆☆☆】
『ロレックスに口づけを』 ごとうしのぶ
 少し遅くなりましたが、DIMBULA(新刊予定)の9月分をほぼ完成。私の今月のお楽しみは何と言っても木原音瀬さんの『吸血鬼と愉快な仲間たち Vol.3』と榎田尤利さんの『きみがいるなら世界の果てでも』です。
 あと、DIMBULA(新刊予定)のカレンダー形式のcgiは、どうも使えないタグが色々あって、今までAmazonへのURLを貼るのが精一杯だと思っていましたが、試してみたら個別商品が貼れました!と言うことで、嬉しがって二週間分を貼り付けてみましたが……もしかして重いかも…。
 
 その他、ASSAMU(小説感想)の最近本の8月をHTML化しました。要するに作家別に分けました。
ロレックスに口づけをごとうしのぶ / 沖麻実也
角川書店 ルビー文庫
510円 (ISBN4-04-433605-9)
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【あらすじ】
 県立城東高校生徒会副会長・新島重起は、合同行事の夜、私立祠堂学園生徒会長・竹内均と何故かベッドを共にしてしまった…! クールで知的で超美形の竹内は、誰にも心を許さぬ孤高の存在。
 重起の苦しい想いをよそに、毎年城東から祠堂に贈られるバラのアーチをめぐって、不可解な事件が…。初の長編恋愛小説。

【感想】
 新島重起は高三のある朝、見知らぬ部屋目覚めてショックを受けた。自分の左腕を枕に眠っている人が居たのだ…。その人は新島が副会長を務める城東高校の隣校、祠堂高校の生徒会長に弱冠二年生にして就任した竹内均だった。
 色々とヤバイ状況を考えて逃げ出した新島だったが、それ以来竹内の事が気になって仕方なくて…。
 そんな新島の動揺を余所に、城東高校と祠堂高校では恒例のバラのアーチの授受についての打ち合わせで何度も竹内に会う機会があり――。 


オススメ!
 祠堂高校の文化祭で城東高校から送られるバラのアーチにはそのバラを誰にも見つからずに盗み取り、思いを寄せる相手に贈ると、いつしか二人は恋人同士になれるというジンクスがお話に絡んできたり、そのバラのアーチの制作を妨害する何者かが現れたり、と設定や展開がドキドキ・ワクワクしてページを捲る手が止められない感じで一気に読めます。
 また主人公達以外にも、その周りには個性豊かな高校生達が生き生きと描かれていたりと、読み応えが盛りだくさんで、読後感がとても清々しい気持ちになれて、思い出しては何度も読み返してる作品です。

評価【★★★★★★★】
『月にむらくも、雪恋歌』 玉木ゆら
月にむらくも、雪恋歌玉木ゆら / 六芦かえで
リブレ出版 ビーボーイノベルズ
850円 (ISBN978-4-86263-335-4)
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【あらすじ】
 ドジだけど、いつも一生懸命なは高級男娼楼「幻月」の(元)娼妓。今は、街の治安を守る「業火の長官」紅塵に身請けされている♪
 嵐のように強引で乱暴でわがままだけど頼もしい紅塵に、時に激しく時にやらしく♪愛されちゃって、豆も紅塵が大好きで…!
 ところがそんな蜜月も束の間、「幻月」を仕切る美貌の青年・初雪さまの浮気疑惑を調べるハメになった豆が牢屋に入れられちゃって、また大騒動っ♪
 超人気・ラブ、大量書き下ろし!

【感想】
『月にむらくも、恋嵐~珊瑚恋歌~』
 相思相愛の紅塵に身請けされて、晴れて紅塵と一緒に暮らし始めた豆の今一番の悩み、それは自分が無職だということ…。このままではいけないと何か自分にも出来る仕事を考えるがなかなか良い案が浮かばない…そんな時、鴉の見舞いに幻月を訪れた豆は、青楼通りに住む医師・尚庵から手伝いをしないかと誘われて…紅塵の許可も取れて晴れて初仕事の日、何と尚庵が窃盗の疑いで捕まって――!?
 
 豆が身請けされてから悩んでいた、無職であると言う問題がやっと解決!と思いきや一転、またしても大問題が!と言う事で、相変わらず紅塵の冴える推理力で事件は解決しますが、今作では尚庵先生と言う新キャラが登場し、彼の珊瑚に込めた思いを知り…是非とも彼の淡い想いを成就させてあげたいと思わせるお話でした。
『月にむらくも、雪恋歌』
 無事に尚庵の冤罪が認められホッとしたのも、つかの間。ある朝起きたら、紅塵の機嫌が悪くて…理由を聞いても答えてくれず、途方に暮れる豆だったが、そんな豆を更に困惑させる話が舞い込んできた。なんと、幻月の番頭で亀戸の恋人である初雪が、浮気をしているかもしれないと言うのだ。亀戸から事の真偽を確かめて欲しいと依頼され、鴉と初雪を備考する豆だったが――!?

 恋に溺れる人と、恋に傷ついた人のお話。好きだから、相手の些細な一言に本気で言った事ではないと解っていながらも平静でいられない。そんな恋心が他の儚く散った恋と対比されていて、お話に深みを感じました。
 そして、紅塵は思っていた以上に可愛い人でした(笑)。
『夜桜奇譚』
 まだ豆が幻月の娼妓で、紅塵がその客だった頃…年に一度、店を閉め桜林での得意客の接待の日。咲き誇る桜の花弁が故郷の降りしきる雪に見え切なさに涙があふれてきた豆だったが――。

 本編では殆ど読めなかった娼妓と客としての二人は、ある意味新鮮で読み応えがありました。
 ミソッカスながら、一生懸命働いたり、自分の不出来さに落ち込む豆や、普段は幻月という閉鎖された空間で、客と娼妓としてしか会えない二人が一時、幻月の外での逢瀬に甘さを感じる所、切ないお話なのに最後は軽く仕上がっている所はさすがだと思いました。

評価【★★★★★☆☆】
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