梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『ハッピーライフ』木原音瀬-小説b-Boy 2004年4月号
 先日、出張買い取りをお願いした本の精算の連絡が来て、380冊ちょっとで9000円ちょっとになりました。思わぬ臨時収入にホクホクしつつ、一冊あたりの単価@23円という金額に現実を思い出したり…380冊…全部が500円の本だったとして(いや殆ど500円以上だけど)…と計算して_| ̄|○ il||li使ったなー。
 つくづく本って金食いだなぁ…と思ったり。

 しかし、最近は家の状況(既に飽和して捨てても捨てても本棚から溢れてる)もあり、以前より購入をだいぶ控えてマス。読まずに放置されているのも山とあるんで。
 とか言いつつ、今日はギリギリで「真昼の月」のプレミアムBOOKに申し込みをしました。(え、全然控えれてない)

 この全サ、最近多いなぁ…と感じますが、ちゃんとそれに乗れて本をGETできれば嬉しいですが、後でその作品を好きになっても間に合わなくて、読みたくても読めない…とかいう可能性があるんで…ちょっとナァ…と思います。
 それなら番外編とかを纏めて書籍化とかして貰った方が手に入れやすい…予算的に難しいのかもしれませんが!
 あと、最近は小為替の手数料が馬鹿にならないので、振り込みとか何か他の方法も考えて欲しい~。とかつらつら考えました。

 『甘い生活』をウッカリ書籍化されていないと思い、雑誌掲載作品として紹介しましたが、これは多分本にはなってないと…割と最近(?)の作品だし…。
『ハッピーライフ』
木原音瀬 / 片岡ケイコ 
『小説b-Boy 2004年4月号』掲載

 秩序あるテリトリーに踏み込んできたのは誰だ?
 28歳の君島佐は趣味と実益を兼ねて銀行員から「掃除業」に転職した程の綺麗好き。そんな君島が休日に立ち寄った本屋で出会った男は以前に君島が掃除をした汚部屋の主だった…。 聞けば男・高梨史郎は天涯孤独で無職の32歳…求職活動も上手くいかず、所持金が少なくなり、部屋も出て途方に暮れていると言う…。
 何故かそのまま放っておく事が出来ずに、自らが勤める清掃会社を紹介し採用となった高梨だったが…当面の住む家がなく、甚だ不本意ながら、高梨に資金が溜まるまで、君島の家で同居することになるが…この高梨という男、不衛生で仕事も粗雑で事あるごとに君島の神経を逆撫でして――。


 潔癖性なほど几帳面な君島と、不潔なほど大雑把な高梨。
 正反対の様な個性の二人の同居という設定や、作中に出てくるダルメシアンなどは可愛くてよかったのですが…高梨が、どうも個人的に好きになれないキャラだったので、彼の言動を読むにつけイライラしてしまい…私はいまいち話に入り込めませんでした。
 また二人の恋愛になる部分の描写が、ページの割合的に少なく感じてしまい、読み足りない…物足りない感が残りました。
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『甘い生活』 木原音瀬
甘い生活木原音瀬 / 石原理
オークラ出版 アイスノベルズ
838円 (ISBN4-87278-866-4)
Amazonを見る bk1を見る 7&Yを見る

【あらすじ】
 家庭教師のバイトを始めた清隆の生徒は、不登校の子供だった。本を読む以外に反応を示さない文和に、とうとう清隆は切れて、欲望のままに押し倒してしまう…。
 ――少年と青年の微妙な心の関係を描いた「甘い生活」。高校生に成長した文和が恋に悩む姿をつづった「口唇エレジー」。そして、二人のその後えを描いた書き下ろし「太陽がいっぱい」等3本を収録。
 木原ファン待望の作品がついにノベルズ化!!

【感想】
『甘い生活』
 藤井清隆は自分の女性に興味が持てないという性癖を自覚しつつ、好きな男性が出来ても、振られたり周りに言いふらされる事を想像するだけで消極的になり、いつも片思いどまりで、また男性的な荒々しさが苦手な大人しい男だ。
 そんな藤井だが大学一年の時、友人の紹介で家庭教師のアルバイトをすることになる、が…訪れた家で待っていたのは引き籠もりで自閉気味な小学四年生の三宮文和だった。
 文和は一日中、部屋で本を読み話しかけても返事をすることもない、そんな子供に勉強を教えろと言われても意思疎通も出来ない日が続き、バイトを辞めようと思っていた矢先のある日、家人が留守になった時、ふとした切っ掛けで藤井は押し込めた衝動を爆発させてしまい、気が付いた時には文和を強姦していて…。
 理性が戻り、自らのした事に恐れ戦く藤井だが、文和は周りに訴えず…罰せられる事がなかった藤井は、文和の甘さに何時しか罪悪感も薄れ、関係を続けてしまい――。


 犯罪のお話です。
 これ、よく書籍化されたなぁ…と言うのがまず感想。
 あとは藤井と言う男が何とも酷い男です。
 藤井視点で物語りが進んでいくので、藤井の心理がよくわかるんですが、まったくもって酷い男でした。
 木原さんは、こういう人間の屑の様な人物を描かせるとピカイチだと思うんですが、それにしてもコレは…相手が子供だけに…生理的に厳しかったです。
 このお話、続編が書かれているので、そちらがあってまだ受け入れられる、そんなお話です。
 最後の文和が中学一年と成長して、形勢が逆転し文和が藤井を組み敷いて、藤井の口にコインを入れるシーンは暗示的でした。
『口唇エレジー』
 三宮文和は中学に入った頃から背がぐんぐんと伸び始め、中学三年の時には180cmにもなった…部活動のバスケットをするには有利な身長も、好きな人には嫌がられる…。
 文和が好きな人、藤井清隆とは文和が小学四年、藤井が大学一年の時に家庭教師に来て以来、肉体関係にある…。昔は文和が藤井に抱かれていたが、中学一年の時に、藤井が家庭教師を辞めてからは文和が藤井の事を抱くようになり、またそれまでは藤井が文和の家に来ていたが、今では火曜日と金曜日に文和が藤井の家に通うようになっていた…。
 何時も邪険な態度を取る藤井のことを、それでも慕う文和だったが――。


 『甘い生活』の二年後。
 文和視点でのお話だったので、前作ではよく分からなかった彼の内面、生い立ちからの人物形成がよく分かり、親の愛情を知らずに、自らの感情の表現力が不自由な文和にとって、最初は乱暴からであっても、一番近くに触れてきた藤井の温もりに執着する事は、とても自然に感じられ…。
 一方で、文和が一途に思いを寄せる藤井は、最初の関係を藤井の方から持ったにも関わらず「好きな人が出来た」「お前は嫌だ」「自分にはもっと大人の恋人が出来るはずなんだ」と文和に対して身勝手な発言を繰り返す藤井は、相変わらず酷い男でした。
 そんな藤井に対して一途な思慕を向ける文和は、最初の関係を持ったのは藤井だし、抱けば喜ぶから自分の事も好きなんだろう…と子供らしい素直さで思い続ける所は切なかったです。
 結局「甘い生活」と同じく、藤井が酷い人だった事には変わりないんですが、そこに前作では今イチ読みとれなかった文和の心理描写が作品に厚みと切なさが加味されたと思います。
 色々と悩んだ末に、文和が出した答えが印象的でした。
『太陽がいっぱい』
 三宮文和は、一年かけて考えた末に藤井清隆の事を「好きだ」と自覚し、その思いのままに藤井の家に住み着いてしまう。
 そんな文和を最初は邪険にしていた藤井だったが、何時しかそんな藤井の気持ちにも変化が現れてきて――。

 
 『口唇エレジー』の一年後。
 再び藤井視点でのお話。一年ぶりに藤井の前に姿を現した文和に対して、最初は全く愛情を感じなかった藤井が、暫く会わないうちに「男」の体になっていた文和の事を意識し始めて…。
 どれだけ邪険にされても、蔑ろにされても藤井の事を一途に思う文和と、そんな文和の事を次第に好きになっていく藤井…。それでも、藤井はやはり性格的に色々と難があり、読みながら「本当にそんな奴でいいの?」と思う部分もありながらも、一途に思う文和が最後には幸せになった事には救われたり。
 グイグイ読ませる力があり一気に読め、読後感も良かったですが、作中(特に最初)の虐待がどうしても引っかかったので★は低め。

評価【★★★★☆☆☆】
本の整理と雑誌の感想。
 汚部屋の掃除が遅々として進まない中、それでも少しづつ何とか…と思って頑張っています。
 でも、最近(やっと)気が付いたのは、数年間溜め込むだけ溜め込んで全然放出していなかった本を何とか(捨て)しなければならないと言う事で…。
 頑張って捨ててます。明日もブッ●オフさんの出張買い取りに来て貰います…7箱分あります。でも不思議、本棚は全然減った感じがありません_| ̄|○ il||li先は長いわー。
 で、本棚の整理中に雑誌がチラホラ出てきたのでLAPSANG SOUCHONGに追加。小説b-Boyと小説アイスを…どちらも1990年代のが殆ど…どんだけ昔の本やねん…。
 雑誌、昔は新書1冊分の価格で、何人もの作家さんの作品が読めるお得感もあり、ほぼ全ての小説誌を購読してましたが、最近の作品は大半がどうも食指が動かない感じのが多いのか、雑誌を買っても1作とか2作しか読まなくなってしまった上に、場所を恐ろしく取るので最近は買うのを控えています。でも昔の雑誌が捨てられず、かなり場所を取ってます…。
 近々、これも処分しなくちゃなぁ…とか思いつつ、小説b-Boyは捨てられないなぁ…とか思ってたら意味無い(←コレが一番場所を取ってる)。

 で、木原さんの(たぶん)書籍化されてない作品も出てきたので、備忘録としてちょこちょこ書いて行きます…。
【追記】
 ↑「甘い生活」が書籍化されていないと思い感想を書きましたが、Amazonで検索したら書籍化されてました…。『甘い生活』アイスノベルズ…普通に持ってました…本当に最近、覚えて無いなぁ…_| ̄|○ il||li 
 失礼しました。取りあえずコチラの方を下げて、改めて本の方の感想を書こうと思います。
アフィリエイト試行錯誤
 画像利用の為に利用しているアフィリエイト、以前は Amazon だけを利用していたんですが、古い作品などでは Amazon ではカバーしてないのもあるし…と bk1 を併用させて頂いてました。しかしコチラのブリーダープログラムが終了されるのに伴って、 7&Y を新たに利用することにしました………が、この 7&Y が微妙に使いにくい…一年以上使ってきましたが、どうも使い勝手に慣れないので…他にもっと使い勝手の良いのは無いかなぁ…と別サービスを利用してみることにしました。

 元の bk1 に戻すか…いっそ楽天に行ってみるか…。

 暫く、色々試してみて決めたいと思います。
 当分の間、 Amazon bk1 7&Yと並んで鬱陶しい感じでスイマセン。
 
 それにしても bk1 のブリーダーはとても楽だったなぁ…としみじみ思ったり。
 
 あとAmazonのバナー↓、BLの作品だけが出る様に出来る事を知りちょっと嬉しかったり(笑)

『月にむらくも、花吹雪』 玉木ゆら
月にむらくも、花吹雪玉木ゆら / 六芦かえで
リブレ出版 ビーボーイノベルズ
850円 (ISBN978-4-86263-109-1)
Amazonを見る 7&Yを見る

【あらすじ】
 「いいか、手前は俺のものだ。俺だけ見てりゃいいんだよ」
 はドジでおっちょこちょいで、高級男娼楼「幻月」いち客のつかないみそっかす。そんな豆がなんと唯一の客の紅塵に身請けされ、貴族の奥方(!?)になってしまったから、さあ大変♪
 嵐のように乱暴で強引で独占欲のかたまり♪な紅塵が、過保護に「幻月に行くな!」と命令を出したところから、喧嘩→事件と事態はどんどん発展して!?
 超人気ラブ、書下ろし&4コマ入り♪

【感想】
『月にむらくも、花吹雪』
 青楼通りと呼ばれる公娼街の中で唯一の男娼館「幻月」…そこで一番のミソッカスと言えば、つい最近まで豆という娼妓だった。と言うのも誰でも一度は見たことがあるような平凡な顔立ちで、おまけに芸は下手糞。馴染み客も数人しかつかず、同じ娼妓からは「野草」と馬鹿にされ、いつ幻月を追い出されてもおかしくなかったその豆を、あろう事か身請けしたいと言い出したのが、その数少ない馴染み客であった男・紅塵で、本名を紅野塵将と言い…更には紅塵の正体は平民では拝顔すら出来ないほど位の高い貴族で、しかも護警所という町の犯罪を取り締まる機関の長である護符預所という要職にまでついていて……。
 そんな紅塵に元々思いを寄せていた豆は、全てを承知して幻月を去り、紅塵の元に身を寄せたが…紅塵の広大な屋敷に豆の居場所は無く……ついつい故郷とも言える幻月に足の向く豆に紅塵は良い顔をしなくて…。お互いの思いがすれ違う中、幻月では豆の幼馴染みで最高位娼妓の鴉が行方不明になる事件がおきて――!?

 
 みそっかすな娼妓だった豆が、望まれて紅塵の所に行って「めでたし、めでたし」となった後にも、色々な山が待っているんだよ…と言う、ごく自然な展開でしたが、豆の不安な気持ちが凄く胸に迫ってきました。
 大事にされるのは嬉しいけれど、それだけでは役立たずの様で心苦しくて、何か自分にも出来る事はないかと模索する豆に、家で大人しく、ただそこに居てくれるだけでいいと言う紅塵とのすれ違う想いが切なくて、けれどもそんな中でも挫けずに、前へと進もうとする豆の前向きさ、一途さにホロリときました。
 豆が身請けされた直後に水揚げされながらも、娼妓という立場を受け入れられずにいる後輩の夏楠の事や、豆の親友で幻月の最高位娼妓の鴉の突然の行方不明などの事件が上手く絡み合っていて読み応えがありました。 
『花散りて、君を思う』
 護警所護符預所として忙しい日々を送る紅塵は、忙しすぎて屋敷に帰れない日々が続き機嫌は最悪。そんな中、上流貴族の家人が殺されると言う事件が起こり…相手が上流貴族という事もあり預所自らが事情聴取に訪れた先で思いがけず縁談を持ち込まれてしまい――!?

 紅塵が預所として働く姿が格好良かったです。正に鬼長官と言う感じで、部下に恐れられる紅塵の敏腕ぶりに見直しつつ、豆の前ではただの男になる所や、先の話への伏線などがあり読み応えがありました。 
 
評価【★★★★★☆☆】
『8年目の約束』 うえだ真由
8年目の約束うえだ真由 / 紺野キタ
幻冬舎 ルチル文庫
533円 (ISBN4-344-80603-4)
Amazonを見る 7&Yを見る

【あらすじ】
 中澤千波には忘れられない人がいる。親友の榊晴一に告白され一度だけ身体を重ねた高3の夏。幸せだったその日に起きたある事件をきっかけに、千波は晴一との約束を破ってしまう。晴一との連絡が途絶えて8年、千波は晴一のことを想い続けていた。そんなある日、千波の勤める小学校に晴一が現れる。晴一と過ごすたび、千波の恋心は強くなり…。

【感想】
 隣近所が全員顔見知りという小さな田舎町で、旧家の一人息子として生まれ育った中澤千波と、小学校五年の時に転校してきて以来、親友として育った榊晴一は、何時しかお互いの存在が友人からそれ以上の物に変わっていて…。
 高3年の夏の海で、想いを伝え合い一晩を共にした二人だったが、その直後に思いがけない事件があり…また進学で共に東京に行こうと言う晴一の誘われながらも、そのまま地元に残る決断をして以来、晴一とは交流がなかった。
 それから8年が経ったある日、母校の小学校の教師となった千波の前に晴一が現れ…8年の歳月の中で何時しか薄れていたと思っていた恋情が再び燃え上がりはじめて――。


 長い長い初恋のお話。突飛な設定はなく、淡々とした田舎町での恋物語でしたが、千波の揺れ動く心の描写がとても繊細で読み応えがありました。
 作者のうえだ真由さんが田舎の出身だそうで、そのせいか田舎町の描写がとても落ち着いた現実感があり、作品に厚みを出していたと思います。
 物語は初恋が長い時間をかけて、やっと成就するまでのお話で、二人のその後は決して容易い道のりではないと思わせる感じが少し気になりましたが、それでも読後感はとても清々しい気持ちになれました。 
 
評価【★★★★★☆☆】
『蜉蝣の庭』 五百香ノエル
No五百香ノエル / 金ひかる
ビブロス ビーボーイノベルズ
850円 (ISBN4-88271-693-3)
Amazonを見る bk1を見る 7&Yを見る

【あらすじ】
 その人は、夏草の群れの中で汗と熱気に捕らわれて立っていた――。
 大学二年の夏、入野勝彦はSF作家・橘田千明のもとでバイトを始めた。子供のような橘田に苛だち、その妻に惹かれていく勝彦。だが、本当に惹かれていたのは――。
 ノエルのヴィヴィッド・ラブ・ロマン、全編書き下ろしで登場。

【感想】
 入野勝彦は20歳の夏、大学で募集されていた小説家の橘田千明の家での、橘田の身の回りの世話から、資料集めまでをする書生のような内容のバイトをする事になるが…いざ橘田と言う男に会ってみると彼は32歳とは思えぬ腺病質な繊細さを持つ子供な大人だった…。
 最初は彼の美しい妻に魅せられていた勝彦だったが、橘田を知るうちに何時しか彼の方に惹かれていて――。


オススメ!
 叙情的な、しっとりとした文章で物語りが進んでいくのが印象的です。
 精神的に脆くて、ちょっとした事で子供の様に自家中毒を起こす…蜉蝣の様な儚さを持つ橘田と、そんな橘田に段々と惹きつけられていく勝彦の心の動きがとても丁寧に描かれていて、読み応えがありました。
 また橘田と彼の妻の真舟、それに勝彦の不思議な三角関係も最初はどんなカタチに落ち着くのかと思いましたが、あるべき所に落ち着いた感じでした。
 文章の一文一句がとても繊細で、読後感がとてもよかったです。
 
評価【★★★★★★☆】
『ヴィヴィアン 完全版』 花郎藤子
 久しぶりに読んだこの作品、実は私が持っているのは白夜書房版(『聖なる半陰陽神 (完全版 ヴィヴィアン)』『赧き禍津日の神 (完全版 ヴィヴィアン) 』)なんですが、近所の図書館にコアマガジン版が置いてあるんですよね…。
 それで、最近は読みたくなると押入を探す(現在行方不明中!涙)より手近にある図書館で借りて呼んでいます…。本もハードカバーより新書サイズのソフトカバーで読みやすいし…2冊分が1冊にまとまっているし…。
 つくづく、このコアマガジン版を買っておかなかった事を後悔しています。
 当時は学生だったので、1200円の出費をケチってしまったんです…。
 しかしこの本、図書館では普通に一般の新書本と一緒に置かれているんですが…あらすじとかもないんで、何も知らない人が手に取ったら驚くだろうなぁ(--;)
 そのうち、文庫本とかで再版して貰えないかなぁ…と思っている作品のひとつです。


No image花郎藤子 / 小菅久実
コアマガジン
1200円 (ISBN4-87734-032-7)
Amazonを見る 7&Yを見る

【あらすじ】
 北太平洋上にある伝説の島と言われるオーキス三千年の帝国と言われ、島を取り巻く特殊な潮流のせいもあり、二度の世界大戦の影響を受ける事なく、『紅乳香』という、世界中でもこの島にしか育成しない貴重な香料による膨大な外貨収入を背景に豊かな安定を誇る、歴史のある島である。
 島は古代より独自の文化を誇り、政教一致の宗教国家で国民のほとんどが古代宗教、拝火教の敬虔な信徒であり、また長く続く帝王室も国民の絶大な指示を受けてきた。
 ヴィヴィアンとクロスはオーキスの皇位継承一位と二位の血の繋がらない兄弟であったが、九年前に突然の神託によりヴィヴィアンが国外追放となり、またクロスも離宮へと幽閉されてきた…。しかし、ある日クロスは唐突に皇位につくことを宣言し、今はアメリカで一市民として平穏に生活しているヴィヴィアンを彼の意志を無視して連れ戻しにきて――!?


【感想】
オススメ!
 大好きな作品です!
 両性具有と言う設定も好きですし、王位継承権を持つ皇子の事を一位、二位と呼んだりする、オーキスの歴史を感じさせる、独特の現代物というよりかはむしろファンタジー的な文化設定もよいです。
 水と火のようなヴィヴィアンとクロスの性質の違い…。
 真性半陰陽として生まれ、男と女それぞれの性の間で揺れ動く心理描写や、物事を深く考え込むヴィヴィアン。男らしい男を体現し、物事を直感で処理してしまうクロス。彼らの対比やヴィヴィアンの懊悩が作品に読み応えを出していると思います。
 BLと言うよりかはJUNE、その中でも特に「耽美」小説の代表作ではないかと。
 その世界観や個性的な登場人物たちに、グイグイと作品の中に引き込まれていきます。
 何度も読み返しましたが、何度読み返しても面白い、そんな作品です。
    
評価【★★★★★★★】
8/12 19:45に拍手コメント下さった方へ
 拍手有り難うございます!
 『イマージュブックス 花郎藤子の世界』は持っていましたが、何故かヴィヴィアンの番外編が載っていた事を忘れていて(最近、記憶力が甚だ衰えています;)、教えて頂いて早速探して読みました!
 『ヴィヴィアン番外編 その後のオーキス皇帝一家』
 …仰け反るような内容でしたね…そー来るか!と言う感じで(苦笑)
 耽美だった作品が一気にコメディ路線に行ってしまいましたが、好きなキャラのお話は嬉しいですね!
 私も花郎さんには、これからもどんどん活躍して頂きたい作家さんです!
『龍の求愛、Dr.の奇襲』 樹生かなめ
龍の求愛、Dr.の奇襲樹生かなめ / 奈良千春
講談社X文庫 ホワイトハート
580円 (ISBN978-4-06-286560-9)
Amazonを見る 7&Yを見る

【あらすじ】
 「清和くん、僕に顔を見せて。キスさせてよ」
 明和病院に勤める美貌の医師、氷川諒一の恋人は、背中に昇り龍を背負った、暴力団・眞鍋組の二代目、橘高清和だ。
 かつてよりの清和の敵、藤堂組との争いが激しくなる中、眞鍋組もかつてない危険に晒されていた。そんなとき、藤堂の過去を知る、桐嶋元紀が氷川にある決意をさせる。
 闘うのは好きじゃない、でも僕の清和くんのためなら……!!
 愛するひとのため、氷川の闘いが始まった!?

【感想】
 眞鍋組と藤堂組との抗争が一触即発の状態の中、藤堂組長の過去を知る男・桐嶋から、藤堂を引退させたいとの申し出があり…。
 何とか戦争を回避させたい氷川は桐嶋に協力するよう清和達を説得するが、根回しの為に出掛けていったリキと京介が襲われたとの知らせから事態は思わぬ方向に流れていく――。


オススメ!
 何かと清和に牙を剥いてきた藤堂組との戦争もついに決着です。
 楽しみにしていましたが、最近とみに記憶力の低下が激しく話をスコンと忘れていて、しかも読むだけ読んで前二作の感想を書き忘れていたので、良い機会とばかりに読み返してからこの本を読んだので、スピード感を維持したまま一気に物語に入り込めました。
 樹生さんの凄いなぁ…と思う所は、シリアスとコメディとのバランスが絶妙で暗くなりすぎず、なおかつコメディ一辺倒でもなくでもどちらもが併走しつつハイスピードで話しが展開していき、読者をグイグイと引っ張っていってくれる所かなぁ…と。
 また主人公以外のキャラも、皆一癖も二癖もある濃いキャラばかりなのにくどくなりすぎず、悪役までもが憎みきれない、そんな所も好きです。
 このシリーズはとても好きなシリーズなんですが、今回一区切りがついたと言うことで、続きはどうなるのかなぁ…是非、また彼らに会いたいです。
 
評価【★★★★★★☆】
『龍の烈火、Dr.の憂愁』 樹生かなめ
龍の烈火、Dr.の憂愁樹生かなめ / 奈良千春
講談社X文庫 ホワイトハート
580円 (ISBN978-4-06-286512-8)
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【あらすじ】
 明和病院に勤める美貌の内科医、氷川諒一の年下の恋人は、暴力団・眞鍋組の若き二代目、橘高清和だ。
 十九歳の年齢にして不夜城である新宿の主となった清和には敵も少なくなかった。男でありながら清和の『妻』として『姐』として生きる決意をした氷川だったが、ある日、とうとう組同士の争いに巻き込まれてしまった。
 闘いを決意した清和に心が乱れる氷川だったが!?

【感想】
 ついに宿敵・藤堂組との戦争に突入した眞鍋組は臨戦態勢となり、清和の最大の弱点となる氷川にも様々なボディーガードがつけられて…しかし、そんな中で高校時代の友人だった滝沢から、突如「ずっと好きだった」と告白され…それを知った清和に氷川は監禁されてしまう……。
 何とか監禁されている部屋から出ようとした氷川だったが、清和の氷川に対する「負い目」を知り、抗いきれずに自ら部屋へ戻ろうとした矢先、藤堂の古馴染みで一度は氷川を誘拐しようとし、清和達に半死半生にされていた桐嶋に再び連れ去られてしまい――!?


 藤堂組との戦争が始まった事によって、氷川の勤める病院へ次々に送り込まれる清和の舎弟達や、突然思いを告げてきたかつての級友や、半死半生から突如として復活して再び桐嶋に誘拐される氷川と、次から次へと息を持つかせぬ展開はスピード感があり。
 更には氷川に対する清和のナーバスになる思いや、藤堂組長の思いがけない生い立ちなどは読み応えがありました。
 個人的には苦しい過去から誰も信じられなくなった藤堂組長と彼の事を唯一、心配し思いやる桐嶋との関係が無性に気になりました。
 結果として前作も今作も、肝心の藤堂が全く出てきておらず、話も続いたまま終わったので続編が今から気になります。

評価【★★★★★☆☆】
『龍の灼熱、Dr.の情愛』 樹生かなめ
龍の灼熱、Dr.の情愛樹生かなめ / 奈良千春
講談社X文庫 ホワイトハート
580円 (ISBN978-4-06-255996-6)
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【あらすじ】
 明和病院に美貌の内科医として勤める氷川諒一には年下の恋人がいる。それは暴力団・眞鍋組二代目であり、昇り龍を背負う橘高清和だ。
 おむつをしていた頃からの清和を知っている氷川にとって、彼は可愛くて仕方がない存在だ。清和のいない日々はすでに考えられず、離れていた間、どうやって生きてきたのか不思議なほどだ。そんなとき、清和の暗い過去が脅威となって氷川に襲いかかってきて……!?

【感想】
 相思相愛としてお互いへの想いを確かめあい、男ながら周りからも組長の女房、姐として扱われる事になれてきた諒一も、未だに折々に見え隠れする清和の昔の女性の影には平静でいられない。
 そんな諒一に、清和の養母でヤクザの姐である橘高典子は「そのうち戦争するくらいなら、女と遊べと思うようになる。」と言われるが、未だそこまでの境地には居たらず…。
 そして、旅行から戻ってきてもまた新たな女性の影が…だが、それは清和がヤクザになった事にも関わっていて――!?


 清和や清和の舎弟達と訪れた温泉旅館で、清和の馴染みの芸者達に嫉妬心を燃やす氷川やそれに振り回される清和は読んでいて楽しかったです。
 後半は清和の過去が明らかになり、彼が何故ヤクザになったのかが分かり切なくなり…。
 最後は氷川が誘拐されたり、それを救出したりと波乱があり、清和の宿敵・藤堂との抗争がついに始まることになり…と話しが続く感じになり、続編が凄く楽しみです。
 
評価【★★★★★☆☆】
DIMBULA更新と購入本。
 ここの所、サボっていたDIMBULA新刊予定を更新。
 8月はだいたい載せられたと思います。

 今回は目に付いたのだけなんで所々抜けもあると思いますが…。

 ぶっちゃけ、手間なんでついついサボってしまうんですが、コレが無いと自分が困るんですよね…。
 新刊予定が分からないんで…。
 
 以前は毎日のように本屋に行きたい方だったんですが、最近はそれも面倒になってて欲しい本がある時だけ~、になってるので、何が出てるか分からないと買い忘れとかあって…。

 今回はホワイトハート文庫から樹生かなめさんの『龍の求愛、Dr.の奇襲』が出ているのに発売後1週間近く気付きませんでした。

 と言う事で大慌てで買いに行きましたが、やはり新刊予定は欲しい…でも入力が面倒………どこかにカレンダー形式で小説も漫画も雑誌もカバーしてる、ついでにAmazonとかにリンクの貼ってあるサイトって無いですかね。
 
 Amazonへのリンクがあると、小説等の発売日が前後する本の場合に、ショッピングカートが開いていたら本屋にも並んでいると言う目安になるんですよねー。
 でも基本、本は手にとって中身見てから買いたい派なので買うのは近所の本屋なんですが…。

 樹生さんの新刊と、あとHolly Novelsから出ていた安芸まくらさんの『明日も愛してる』も購入。
 安芸さんと言えば小説アイスを思い出します。
 木原さんと言い、Holly Novelsの編集さんはやはり小説アイスの編集さんだったんですかね~。
 そう言う内情はワカラナイですが。安芸さんの新刊も読むのが楽しみです。
『その声が僕を動かす』 洸
その声が僕を動かす洸 / 奥貫亘
海王社 ガッシュ文庫
543円 (ISBN4-87724-555-3)
Amazonを見る 7&Yを見る

【あらすじ】
 「俺と一緒に帰ってほしい」初対面に等しい相手、尾崎哲也にいきなりそんなことを言ったのには訳がある。氷室右京はある理由から、他人の未来の危機がわかるのだ。同じ大学の水泳部ホープ・尾崎が事故で再起不能になるかもしれないと知った右京はとにかく尾崎の傍で、彼を守ろうと考えるが、あまりの不器用なやり方に全く相手にされない。それでも必死に尾崎を守ろうとするうちに、一見意地悪で冷たく見える尾崎の分かりにくい優しさに触れ、彼に惹かれ始めるが…。

【感想】
 氷室右京には、子供の頃水辺の事故で失った一卵性双生児の兄が居た。
 見た目はソックリでも性格は右京よりもしっかりしていて物怖じせず、いつも右京の手を引いて導いてくれた兄の左京は、ある日川で溺れた右京を助けようとして共に流され…右京は助かり、左京は亡くなってしまった…。
 しかし、亡くなった左京はその後、たびたび右京の前に姿を現し何故か身近な人々の危険を知らせるようになり…。
 その度に右京は必死になって、その人々を助けようとするが理由を説明しても理解してもらえず何時しか「変人」というレッテルを貼られてしまい…それでも左京から「知らせ」があれば、その人を守ろうとする右京だったが、今回左京が伝えたのはかつてプールで泳ぐ姿が印象的だった尾崎哲也で…。その日から尾崎に付きまとう様になった右京に最初は邪険にしていた尾崎だったが――。


 設定は面白そうだったのですが…左京が「知らせる」危機を、右京が何度か回避するんですが…それがどうもアッサリしすぎてる感があったのが少し残念。
 そして肝心の二人の距離ですが……寄り添ったようには見えるけれども、まだ先があるような…と言う事で、終わっていませんでした。
 後書きに、続きを描かれるとあったので、そちらを楽しみにしたいと思います。
 終わっていなかったので、評価は★3つで。
 
評価【★★★☆☆☆☆】
ASSAMUとNILGIRIを更新。
 最近色々とサボリまくっていたのですが、ブログに感想を久々にアップしたついでに気力があるうちにチョコチョコとHPの方も手直ししました。

 取りあえずASSAMUの中でBL未満だけど無理矢理BLとして入れていた作家さんを下げました。
 具体的には中井由希恵さん、たつみや章さん、喬林知さんのカテゴリーを削除。どれも個人的に仄かなBLを感じてはいたんですが中井さんとたつみやさんに関してはこれ以上作品は増えないだろうと言うのと、BLとは言い切れないかも…と思うので、喬林さんは個人的にはとても好きなシリーズなんですが、残念ながら原作ではBLには行かないだろうとの判断です。

 あとNILGIRIリンクのページで閉鎖されたサイトさんなど、少し整理しました。
 
 迷惑メールが多くてTOPに貼っていたメールを下げてから、再度記載するのをウッカリ忘れていました。リンクのTOPに置いておきますので、ご連絡がある場合はそちらからどうぞ。
 
 その他にも色々と放置気味のページだらけなんですが、取りあえず気になったところを取り急ぎ。

 あと、ブログをふと見たらカテゴリー分類がおかしくなっていたので(何も触ってないのに!)…ひーこらいいながら直しました…でも根本的な解決方法ではない(プラグインをいじるとおかしくなる)ので、またいつ崩れるかわからない感じ…ここらへん、ブログは難しいです。

 ブログと言えば、いつの間にかさり気なく表示されるようになっていた「拍手」ボタン。
 チラホラ押してくださっている方がいるようで、ひっそりと自己満足で書いているサイトですが、見てくださっている方がいるんだなぁ…と思うと嬉しいです。この場をかりてありがとうございます。

 追伸:先程はじめて拍手にコメントがついている事を発見いたしました!
     今までコメントしてくださっていた方、スイマセン!
     これから読ませて頂きますm(_ _;)m
『月夜ばかりじゃないぜ』 岩本薫
月夜ばかりじゃないぜ岩本薫 / 奈良千春
幻冬舎 ルチル文庫
552円 (ISBN978-4-344-81383-0)
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【あらすじ】
 新宿を仕切る「神武会」組長の息子に生まれながら、やくざが嫌いな檜垣鳴海は、探偵を生業としている。鳴海の事務所になにかと顔を出すのはかつての「守り役」で「神武の虎」と恐れられている若頭・甲斐柾之
 十七の時、十歳年上の甲斐への想いを自覚し振られた鳴海だったが、その想いを諦められず……!?
 書き下ろしを収録した待望の文庫化!!

【感想】
 檜垣鳴海は代々続くヤクザの組長の息子として生まれたが、その家業のせいで幼い頃から後ろ指をさされ、クラスメイトからは距離を置かれ、更には13歳の時には抗争に巻き込まれ母親を亡くし、ヤクザ稼業に嫌気が差し…18歳の時に勘当同然に家を飛び出し、単身アメリカで探偵の修行を積み帰国して探偵事務所を構えたのは、生まれ育った新宿だった…。
 地の利のある土地だが、そこは同時に父親が組長として、そして幼い頃から鳴海の守り役として側にいてくれた甲斐柾之が若頭としているエリアだった…。
 幼い頃より側にいた甲斐にいつしか淡い恋心を抱くようになっていた鳴海は17歳の時に想いを打ち明け、振られ、傷心で旅立ったアメリカで経験を積み…数年が経ち、踏ん切りが着いたと思って帰国して、再会と同時に諦めきれない胸の内を自覚して――。
 27歳になった今も想いを諦めきれずに、それでも平素は気持ちに蓋をして日々仕事に専念する鳴海だったが…ある日、持ち込まれた女性の捜索依頼はワケアリの内容で――!? 


 27歳のいい歳をした青年が10歳も年上のヤクザの若頭から「坊ちゃん」と呼ばれる設定に購入を決定しました(苦笑)。
 甲斐が鳴海を溺愛してるのは読んでいて楽しかったです。
  
 しかし、読んでる最中に「なんかこの展開どこかで読んだな~、ヤクザ物好きだからかな~」とかボーっと思ってたら、後書きを読んで再録というのを知り、ASSAMUを見直して……読んでたことにやっと気付きました…_| ̄|○ il||li
 前回よりも期待せず読んだ為か、手直しされていた為か、楽しめて読めました…。
 それにしても綺麗サッパリ忘れていた、自分の記憶力に激しく落ち込みました。 
 
評価【★★★★☆☆☆】
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