梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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2006年12月まとめ
 12月は更新が滞りがちに…やはり師走はバタバタしますね。
 あと、本を読みたいと言うモチベーションが低下気味になってしまい、本を買っても読んでない状態です。
 今月は面白い本とイマイチだった本が大きく別れた感じでした。

 2006年も本日で終わり、今年はブログを通して様々な方からコメントを頂けたり、嬉しい一年でした。来年も宜しくお願い致します。 



BL小説
6★絶対オススメ! 
『龍の恋情、Dr.の慕情』 樹生かなめ

5★:かなりいい!
『吸血鬼と愉快な仲間たち』 木原音瀬

4★:楽しめて読めました。
『愛人警護』 日向唯稀
『不道徳な闇』 松田美優

3★:可もなく不可もなく。
『灼熱に濡れた花嫁』 ゆりの菜櫻
『月の砂漠を越えて』 夜月桔梗

2★うーん、いまいち。
『青空の下で抱きしめたい』 神江真凪
『ラブシック』 橘紅緒
『上海恋戯』 水月真兎
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『上海恋戯』 水月真兎
上海恋戯水月真兎 / 高階佑
リーフ リーフノベルズ
850円 (ISBN4-434-07855-0)
Amazoを見る bk1を見る

【あらすじ】
 大正11年――平民出身の海軍士官・真純は、突然の異動により危険人物と名高い高月宮明人の部下となった。皇族でもある高月宮の不埒な言動に最初は呆れる真純だが、その裏に隠された彼の優しさと孤独に触れ、次第に惹かれ始めていく。そんな中、金塊と引き換えに身の安全を求めていたロシア将校が失踪し、二人は急遽上海に向かうことに……。しかしそこには想像を超える陰謀と罠が待ち受けていて!?

【感想】
 幼い頃に両親を亡くし、姉と二人で寄り添って生きてきた来栖真純は、姉が三条男爵に見初められ嫁いで以来、華族となった姉と平民の自分との立場を思い憚り、海軍に入隊後は意識して距離を取ってきた。しかし、自分で距離を取ると決めた事ながら、唯一の家族を失った喪失感は十年経っても拭えず…。
 そんなある日、真純に突然下されたのは今までの戦艦勤務から一転、特務部での高月宮少佐の部下になると言う異動で…。しかも上司になる高月宮は軍部内では知らぬ者のいない危険人物と噂されいる人物で…実際に本人に会えば、その言動や行動はとても皇族とは思えぬもので…それもその筈、彼は生まれて直ぐに両親が離婚するという皇族としては外聞が悪い事柄のためか、幼い頃より乳母の里の鞍馬で育ったという経歴を持っていて…。寂しい心を持った二人が出会い――。

 粗筋に身が入りませんでした。(以下、辛口になります;)
 正直、特に書くべき物はなかった感じで…前半は真純と高月宮の境遇やらが長々と説明されていた感じでしたが、高月宮が皇族でありながら親にも云々と言う割には、そういう家族の確執の辺りは詳しく描かれてなかったり、高月宮の過去について含みをたっぷり持たせているのにそれについての説明が今ひとつされてない感を受けました。
 後半は一転、上海へと話が飛びましたが…慌ただしくて、事件としてもドキドキ・ハラハラするものでもなく…うーん、厚みのないお話だったなぁ…と辛口な感想を持ってしまいました。水月真兎さんは結構好きな作家さんで、しかも大正浪漫物!と期待しすぎてしまったのもあるかもしれませんが。
 あとがきに「続編」を書きたいと仰っていたので、その伏線の意図があったのかもしれませんが…私としては物足りない一冊でした。

評価【★★☆☆☆☆☆】
『不道徳な闇』 松田美優
不道徳な闇松田美優 / 実相寺紫子
大洋図書 SHYノベルズ
860円 (ISBN4-8130-1140-3)
Amazoを見る bk1を見る

【あらすじ】
「…俺、いくら寂しくてもあんただけには縋らない」
 ある放課後、高校生の椎名巡は駅のトイレで数学教師の笹川に身体を奪われた。
 普段は薄汚れた白衣と教師の仮面で世間を欺いている笹川だが、その実、欲しいものを手に入れるためならどんなことも厭わない男だ。
 愛情に餓え、プライドの高さゆえに弱みをさらけだせない椎名を、笹川は甘い言葉と快楽の技を駆使して追い詰めていく。
 情欲に縛られる椎名。激しい独占欲を持つ笹川。深く、背徳的な恋の闇に落ちていくふたりだが…。

【感想】
 椎名巡は何時からか二歳年下の弟からは見下され、母親は食事や洗濯などの家事をしてくれず、家族の中で自分だけが輪の外で無視されて居るという疎外感を強く感じていた。そう言った家族の対応に反発した時期もあったが、一向に狭まらない考えに次第に期待することを諦めるようになっていった…。
 しかし、母から得られない温もりを求めるように、金銭と引き換えに年上の女性と躰の関係を持つようになった椎名がある日、駅で不良にカツアゲに合っている所を助けたのは男は、椎名の通う高校の数学教師の笹川だった…学校では汚れた白衣姿でくたびれた風情の笹川だが、普段着の彼からは凶暴な匂いが漂ってきて、そのまま駅のトイレで躰を奪われた椎名だが――。

 前作『自己破壊願望』で強烈な印象を焼き付けられた松田美優さんの新刊と言うことで…何というか、相変わらず悪い意味ではない『痛さ』がある作品でした。
 椎名の孤立は、ある意味彼のプライドの高さが邪魔をしてしまっていた所もあったと思いつつ、でも彼の性格からそういったプライドを抜きには出来ない人物なんだ…と言う説得力があり、そんな彼が家族の事、学校の事などの周りの状況を少しづつ諦観と共に受け止めていく様子は、なんだか切なくなりつつもそうするしかないんだ…と納得する部分もあり…。
 一方、そんな椎名の相手の笹川の人となりや彼の思いがイマイチ掴みきれず…最初から椎名に執着を見せてるけども、椎名のどういった辺りがそこまで笹川に執着せしめるのか…そこの部分が少し私には読み解けきれなかった感が残ってしまいました。
 そういった部分や終わり方から彼等のその後に明るさが見えてこない所で、読後感が良い訳でなかったですが、不思議と悪くもなく…これが松田さんらしいといえばそうなのかも…(苦笑)。
 雰囲気と言うか、設定は前作と似通っていましたが(言葉空くなく何処か影のある年上の男性と、高校生代の少年との関係、少年は親に恵まれずと言った辺り)十分に読ませる内容だったと思います。

(追記)
 笹川の思いは大洋図書のHP「b's-garden」に『俺の手で、その罪深さを量る』というショートストーリーが掲載されていました…『自己破壊願望』の時も思いましたがコレは本に載せて欲しい内容なんですが。

評価【★★★★☆☆☆】
『ラブシック』 橘紅緒
ラブシック橘紅緒 / 笹上
講談社 ホワイトハート文庫
580円 (ISBN4-06-255921-8)
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【あらすじ】
 「俺はあんたのなに?」
 ボーイズバーで働く奥菜朗の前に、客と一緒に現れた男は、朗が夏に別れた恋人、赤穂万里だった。
 一年前に出逢い、あっという間に恋に落ちた。魅力的なぶん、厄介な相手だとわかっていても、気持ちを止めることはできなかった。とてもとても好きで、夢中だった。そう、万里のてひどい裏切りを知るまでは……。
 ほろ苦く、そして甘い恋の物語、ついに登場!!

【感想】
 一年前のクリスマスの日、朗は姉の奈帆に連れられて参加した奈帆の大学のサークルのパーティーで、赤穂万里と言う目を惹かずにはいられない不思議な魅力を持った男と出逢い、その日のうちに付き合い始める。
 出逢った当初から、万里には朗以外の複数の男女の影が常に見え隠れしていたが…夏のある日、朗にとって許容できない事実を耳にして、朗から別れを切り出してから四ヶ月、朗の働くボーイズバーに突然現れた万里に、朗は自らの万里への想いが全く吹っ切れていないことを自覚するが――。

 各所で評価の高い橘紅緒さんの作品だったので、購入。
 勤務するボーイズバーに元カレが現れると言うのも面白そうだったので。
 流れる様な自然な文章がとても読みやすくて好感が持てました。
 ただ…話の展開として過去と現在が交差する形だったんですが、その回数が多く感じて軽く混乱してしまったり、また朗の姉の奈帆がとても男前な性格のキャラだったんですが、私はどうも彼女が好きになれず(好みだと思うんですが;)彼女が出てくる度にフッと覚めてしまう感じになってしまい…。
 あと、所々細かい所で(奈帆とその友人はどういう仲なの!?とか、朗と姉弟なのに金銭事情の違いとか…凄く細かい所々が)気になってしまいイマイチ話に乗りきれずに終わってしまいました。
 万里や朗は魅力的で話のテーマも好きな雰囲気だったんですが、細かな所々で極めて個人的な嗜好に引っ掛かってしまった感じです。
 橘さんの作品はまた読んでみたいとは思いました。

評価【★★☆☆☆☆☆】
『吸血鬼と愉快な仲間たち』 木原音瀬
吸血鬼と愉快な仲間たち木原音瀬 / 下村富美
蒼竜社 Hollyノベルズ
857円 (ISBN4-88386-310-7)
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【あらすじ】
 鹿代は解凍庫で輸入肉に茶色い物が交じっているのを見つけた。それは凍った蝙蝠だった。上に知られたら全ての輸入肉を再検査、なんて面倒事になり兼ねない。…鹿代は迷わずゴミ箱に捨てた。その夜、精肉工場の女子トイレに全裸の外国人の男が現れた。男は逮捕され留置所に入れられるが、翌朝には姿を消していた。蝙蝠を一匹残して…。
 ――新たな木原ワールドが、全編書き下ろし新シリーズで開始!

【感想】
オススメ!
 米国はネブラスカ州のとあると畜場でせっせと牛の血を舐めていた蝙蝠が、間違って牛肉と一緒に冷凍されてしまい、そのまま肉は日本へと運ばれて…そして精肉工場で氷漬けの状態で見つけられた蝙蝠は、作業員によってコッソリと女子トイレのゴミ箱に捨てられ…数時間後、自然解凍された蝙蝠は何故か人間に変身して!?…そう、彼・アルベルト・アーヴィングは8年前にクラブで出逢った女性に咬まれて以来、吸血鬼として昼間は蝙蝠、夜は人間の姿になるのだった…。そんな彼の主食は勿論だが血、しかし咬まれ方が不十分だったのか、その後の処置が悪かったのか、彼は吸血鬼としては半人前、普通なら蝙蝠になるのは自由に出来るし、血を吸うための犬歯も生える筈が、アルは自分の意志では変身をコントロールできなければ、血を吸う犬歯もない…ために人間の血は吸ったことが無く、今までは田舎のと畜場で処理で出た牛の血を舐めて生きてきたのだった…だがそんなアルが目覚めたのは場所が何処にあるかも解らない日本で、勿論、日本語など理解できない彼は、工場の女子トイレで全裸の姿で現れることになってしまい!?
 当然の如く警察に連行されたアルだが、次の日にはまたもや蝙蝠の姿に戻っていた所を刑事の忽滑谷によって、彼の蝙蝠好きの友人・高塚暁の元に連れてこられて…高塚は蝙蝠のアルには優しい笑顔を見せるのに、人間の姿になったアルには酷く乱暴でな態度で…事情を説明して、奇妙な同居が始まったが――。

 吸血鬼とエンバーマー(死体に防腐処理をして化粧を施す技術者)との同居生活と言う事で、想像以上に面白かったです。
 私は特にアルが蝙蝠の時に偉そうに胸を張ったり、高塚に命令されて日本語の勉強をして「ギャッギャッ」と発音練習をしたりする様子がとにかく可愛くてしかたありませんでした。いいな~、こういう蝙蝠なら一緒に暮らしたいナァ(笑)
 木原さんの作品の中でもどちらかというと明るめとなっていて、痛いシーンや考えさせられる台詞もあったりしますが、何処か間抜けで憎めないアルや、人嫌いぽいけど不器用さがにじみ出てアルに対して常に怒ってる高塚や、そんな彼等に対して大人な態度で接している忽滑谷たちが場を程良く温めてくれている感じでホンワカとさせてくれました。
 この作品シリーズと言う事で、今回はLOVE方面は全く出てきませんでしたが、その代わり連続殺人事件の犯人を追うと言う事件性があり、事件に絡めてアルと高塚がお互いに対して少しづつ心を開いていく様子が読めてとても楽しかったです。
 今後、どう展開していくのかわかりませんが、今から続きが待ち遠しい作品になりました!!

評価【★★★★★☆☆】
『月の砂漠を越えて』 夜月桔梗
月の砂漠を越えて夜月桔梗 / 成田優季
心交社 ショコラノベルズ
850円 (ISBN4-7781-0272-X)
Amazoを見る bk1を見る
【あらすじ】
 浜田真事は、極上の癒しを提供するリフレクソロジストだ。リフレ技術を磨くためにイギリスに留学し、学業の傍らで世界中のセレブが集まる超高級サロン【Shan-dia】でアルバイトをしていた。
 ある日、指名されて担当した砂漠のエイジャス国・エディーン王子に気に入られ、彼の王宮に連れ去られる。美しく尊大な王子は、真事を神からの贈り物『花嫁』として褒めたたえ、熱く淫らに組み敷いてしまう。
 気持ちでは反発してしまう真事だったが、王子の甘い囁きに心も体も癒されていって…砂漠の国の王子様と情熱ロマンチック・ラブ♪

【感想】
 浜田真事は父親が空手の師範かつ整体師でもあり、母親が己の美を追究するうちに美の伝道師の両親を持ち、二人の兄と共に一家で癒しを提供する環境の元、家族の援助で二年の予定でイギリス式リフレクソロジー技術を学ぶためにロンドンに留学中の身。
 その傍らで高級サロンの【Shan-dia】で唯一の整体師としてアルバイトをしていたが、ある日、砂漠のエイジャス国の第四王子・エディーンが慢性的な肩こりと頭痛に悩まされ、何処からか真事の整体治療の事を聞きつけて訪れたが、何故か王子は真事を気に入り、その後も足繁く通うようになり、ついには真事を誘拐して――!?

 イギリスが舞台の前半と、エイジャス王国が舞台の後半に別れるが、個人的に前半は楽しめて読めた。
 整体の治療で王子様が肩こりの治療…という辺りなどは面白く感じたし、真事の同僚で栗鼠を彷彿とさせる【Shan-dia】の同僚でルームメイトでもある陽聖も可愛く感じたり…と個性的で魅力的なキャラが出てきたのに対して、舞台がエイジャス王国に移った後半ではそう言ったネタが全く生かされず中途半端になってしまっていた様に感じたのが残念。
 また根本的な所では、王子が真事に惹かれた理由がイマイチ説明不足に感じたり、真事が家族構成などを詳しく説明してるのに対して王子がエイジャス王国ではどういった立場なのかやエイジャス王国と言うのがどういった国なのか…と言った辺りの説明も物足りず…イスラムの生活様式や言葉等が多用されてる割には、そういったエディーンに関する説明が足りない感もあり、全体的にバランスの悪さを強く感じました。
 前半が面白く感じただけに、後半が残念でした。

評価【★★★☆☆☆☆】
『愛人警護』 日向唯稀
愛人警護日向唯稀 / 水名瀬雅良
オークラ出版 プリズム文庫
571円 (ISBN4-7755-0694-3)
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【あらすじ】
 元気で可愛くてかなり天然な新米刑事・弾未来には、出来すぎかつ過保護な義兄が四人もいる。特に警視長である長男・一生は大事な未来に悪い虫が付いてはならないと、自ら「弾は私の愛人だ」と噂をばら撒き、さらに猛者ばかりの新部署を設立。未来に護衛まで手配する始末だ。
 だが、そんな護衛を将来の出世と引き換えに請け負った獅子王団は、超男前で手が早い。未来を一生の愛人と信じてはいるが、あまりに美味しそうな未来に♂の本能を刺激されてしまい!?

【感想】
 弾未来(25)は亡くなった姉の夫で警察の警視長である一生と、一生の弟で裁判官の嗣生、弁護士の褌生、検事の義生の三つ子の四人の出来すぎた義兄達に溺愛されて育ち、この度晴れて刑事になれた新米刑事。
 一生のコネで刑事になれたと思われたくなくて、義兄弟である事をひた隠しにしていたが、それが災いしてか一生の牽制のせいもあって、いつの間にか「一生の愛人だ」と言う噂が広まってしまっていて…しかし根が天然な未来はそんな事はつゆ知らず…。
 新しい部署で一生懸命な未来だが、同僚は濃いメンバーばかり…ヤクザも恐れる組織犯罪対策部の闘犬・犬飼に、過去にセクハラしてきた警視総監に対して踵落としをお見舞いして早期退職に追い込んだアマゾネス・猿女、更に警護のプロフェッショナル獅子王とそれぞれの分野で良くも悪くも特出した面々を揃え新設された特捜団…表向きは、各分野の連携を謳った物であったが、その実は一生が未来を守る為に編成したチームだった。その中でも護衛役の獅子王には一生から個別に後の出世との引き換えに未来の警護を依頼されていて――。

 コメディとして軽く、楽しく読めました。
 それぞれが程良く空回りしていた感じが笑いを誘います。
 また出てくる登場人物がみな個性的で生き生きと描かれていたのが楽しかったです。
 個人的には、未来の強烈に個性的な四人の兄が思った程、出番が無かったのが残念でしたが、あとがきを読むと何となく続編もありそうな予感なのですが…どうでしょうか。個人的には一生兄さんのその後がとっても気になります(笑)。

評価【★★★★☆☆☆】
『灼熱に濡れた花嫁』 ゆりの菜櫻
灼熱に濡れた花嫁ゆりの菜櫻 / 冬杜万智
二見書房 シャレード文庫
552円 (ISBN4-576-06163-1)
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【あらすじ】
君の心などいらない。だが体だけは貰う。
 留学先のイギリスで、同じ大学に通う中東某国の王族・ザイードと運命的な恋に落ちた沙維。だが王位継承権を持つザイードにとって同性の恋人はスキャンダルでしかなく、別れて欲しいという側近・マジャールの要求を聞き入れ、必死の思いで彼を振り帰国する。しかし二年後、突然何者かに襲われ意識を失った沙維が目覚めると、そこはザイードのハーレムだった。妾として繋がれ、変わり果てた彼から受ける容赦ない仕打ちに涙するが、次第に心はザイードを求め始める。そんな中、思いがけず熱い一夜を過ごしてしまったものの、叶わない想いを断ち切るためにハーレムを抜け出そうとする沙維に忍び寄るひとつの影が――。黄金の砂漠に巻き起こる、情熱のラブ・ロマンス!

【感想】
 あらすじがしっかりと紹介されているので今回は自作あらすじは無しで。

 ベタな設定と言うか、割とよくあるストーリー展開だったなぁ…と言う印象でしたが、ベタなりに楽しんで読めました。
 ただ、中東モノの時に突っ込んでは行けないんだろうけど、沙維がハーレムに入って普通に妾として認められてるのはどうも…男なのに?と違和感が…やはり、私としては、男女にはない男同士の恋愛という部分に惹かれるので、その辺りが周りから余りにもスルーされすぎてる感じは気になりました。

評価【★★★☆☆☆☆】
『龍の恋情、Dr.の慕情』 樹生かなめ
龍の恋情、Dr.の慕情樹生かなめ / 奈良千春
講談社X文庫 ホワイトハート
580円 (ISBN4-06-255918-8)
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【あらすじ】
 「清和くんには僕しかない。僕にも清和くんしかいないんだよ」
 明和病院の美貌の内科医・氷川諒一の年下の恋人は、広域暴力団・真鍋組二代目であり、昇り龍を背負う橘高清和だ。
 日々成長していく清和に愛情とともに不安を覚える氷川は、ある日、清和の初めての女性の存在を知る。そのうえ、清和の母の不穏な噂まで流れてきて。

【感想】
 氷川諒一と橘高清和は10歳の年の差カップル。
 今では19歳の若さで真鍋組の組長という重責を担う程の清和だが、幼い頃におしめまで代えて貰った事実からか、惚れきってるせいか諒一には頭が上がらない。一方の諒一も、普段から無表情で無口な清和の機微には誰よりも聡く、そんな清和の事が可愛くて仕方ない。
 お互いに相思相愛の二人だが、再会するまでの清和の交際を耳にすると穏やかでは居られない諒一がいて…今回は清和の初めての女性が清和から店を任されていると知り穏やかではいられない。
 更に、清和の母・園子が真鍋組に対して何かとちょっかいをかけてくる藤堂組の組長の藤堂に囲われていると言う噂が流れ初めて――。

オススメ!
 久々のDr.と龍シリーズ!
 だいぶ奈良千春さんのイラストにも慣れてきました。
 今回も強烈なキャラが目白押しで樹生かなめさんの持ち味が存分に発揮されていたと思います。
 私としては、清和と諒一のメインカップルの姐さん女房っぷりが堪能できて満足ですが、この作品の脇でイイ味を出してくれてる舎弟のショウと親友の京介の二人の関係も気になる今日この頃…。
 読み終わりましたが、今から次作が楽しみな作品です!

評価【★★★★★★☆】
『青空の下で抱きしめたい』 神江真凪
青空の下で抱きしめたい神江真凪 / 汞金りょう
二見書房 シャレード文庫
581円 (ISBN4-576-06186-0)
Amazoを見る bk1を見る

【あらすじ】
俺、なんでもするよ。あんたのためならなんでもするから
 会社をリストラされ、変質者と間違われて殴られ災難続きの裕希は、そのうえ家が火事にあい、なぜか自分を殴った男・征也とその娘と同居することに…。傷が治るまでの期限つきとはいえ、彼等との共同生活に戸惑う裕希。しかしホストをしながら一人で娘を育てていることや、彼の生い立ちを聞くうちに、裕希は征也の愛情の深さを知り、いつしか出ていくことをさびしく思うほどになっていた。そんな折、酒に酔った征也に求められ関係をもった裕希は、彼への想いをはっきりと自覚する。だが翌日、昨夜のことなどなんでもないように振舞う征也に裕希は深く傷つき――。
 純粋ゆえにすれ違う、アットホームラブ♪
 書き下ろしは、征也視点で語られる「青木家の家族計画」☆

【感想】
 漆原裕希は大学卒業後に就職した証券会社が勤めて一年で突然の倒産にあって以後、次に就職した小さな印刷会社は社長夫婦が夜逃げして、その次に証券会社時代の先輩のツテで経理として再就職した会社は合併による合理化でリストラにと、2年の間に立て続けに職を失いさすがに、次の職を探す気力も尽きてきた。
 しかも学生時代から住んでいるアパートに一月前に越してきた隣人の騒音に悩む日々…部屋に居ても落ち着けず、近所の公園のベンチで求人雑誌を見ていた裕希の目の前で転んだ女児をあやしていたら、その父親から性犯罪者と間違われて殴られ気絶し…誤解は解けたものの、家に帰ったらアパートは隣人の火の不始末で焼けていて……。
 何もかもがツイてない裕希だったが、部屋を焼け出された彼に同居を提案してきたのは、数時間前に彼を殴った少女の父親・青木征也だった。征也は裕希より二歳も年下でありながら、五歳の娘の奈美をホストをしながら一人で育てていて…何時しか三人での生活に居心地の良さを感じ始める裕希だったが――。

 子持ちのホストと失業者と言う設定は面白かったです。
 また個人的に子供が絡んでくるネタが好きなので購入決定!(苦笑)
 子育てって大変ですよね。普通の夫婦でも大変なのに、男同士の家庭での子育ては更に…と思ってしまうのです。
 ただ、今作は裕希が失業者と言う設定だったので、ほぼ主夫となっていて、子育てがあんまり大変そうじゃなかったのは少し物足りなさがあり…更に征也が所々で奈美と同じ位のお子様っぷりを発揮してくれたのには…軽くひきました。
 また、裕希と征也がお互いへの気持ちの変化に気付いていく過程が少し物足りなく感じてしまい…なんだか裕希は流された感があり、征也も感情のままに突き進みすぎてる様に感じて…二人とも、もう少し自分の気持ちを真剣に考えてくれ…とつい読みながら思ってしまう感じでした。
 紅一点(?)の奈美ちゃんは可愛かったんですがねぇ…。
 カップルの性格が私の好みからは外れていました。

評価【★★☆☆☆☆☆】
DIMBULAの12月分の更新
 新刊予定(DIMBULA)の12月分の更新がほぼ完了。
 発売日や延期などは都度、わかり次第変更していきます。

 今月のお楽しみは…

1日 パレット文庫
『グレース・オマリー』 新田一実(緒田涼歌)
↑パレット文庫の新田一実さんの前作、キャットテールレポート等のシリーズが好きだったので、一応新連載も読もうと…でも希望としてはキャットテールの続きを~~~結局、将と悠次の関係は曖昧なまま終わってしまってて…せめてもう少し進展させて欲しいと思うのですよ。

2日 ホワイトハート文庫
『ラブシック』 橘紅緒(笹上)
『龍の恋情、Dr.の慕情』 樹生かなめ(奈良千春)
↑橘紅緒さんは、各所で好評価なので、試しに読んでみようかと。樹生かなめさんのDr.シリーズは久しぶり!好きなシリーズなので楽しみです!!

6日 クロスノベルズ
『Empress of Sirius -2nd Sword-』 七地寧(蔵王大志)
↑1巻を読んでいるので…でも、何だかとてもマニアックというか壮大なスペースオペラ風で…軽く前作を忘れているので復習が必要かも。

9日 ビーボーイコミックス
『SEX PISTOLS 5(こちら)』 寿たらこ
↑待ってましたーーーーー!!!ヽ( ´¬`)ノ
一時はビブロス倒産などでどうなることかと思いましたが、やっと、やっと出るんですね!

15日 Hollyノベルズ
『吸血鬼と愉快な仲間たち(仮) 』 木原音瀬(下村富美)
↑伸びてしまいましたが、今月こそ読めるのを楽しみにしています!

18日 SHYノベルズ
『不道徳な闇』 松田美優(実相寺紫子)
↑これまた伸びてしまってますが、楽しみにしていますよ~。


 その他、Dear+やガッシュ文庫などは店頭で見てから何冊か買いそうな予感で、今月は以外と散財しそうです…。
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