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梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
『監禁の甘い誘惑』 愁堂れな
監禁の甘い誘惑愁堂れな / 高座朗
プランタン出版 プラチナ文庫
552円 (ISBN4-8296-2299-7)

【あらすじ】
 平凡を愛し、男受けする自分に気づけない香西は、突然ヤクザの御堂に監禁されてしまう。訳もわからず裸にされ、「ここを使うのは初めてか」いきなり彼の太い楔に貫かれた。抵抗もできず、痛みと快感に喘いでいたが、手錠、足枷、首輪まで嵌められて、ますます脱出は困難に。だが逃げだそうにも淫靡な指使いに男の誇りを奪われ、身体は陥落。その上御堂の意外に優しい瞳に誘われて、つい自ら腕を伸ばしてしまう。束縛の愉悦から逃れて、平穏な生活に戻れる日は、果たして……!?

【感想】
『監禁の甘い誘惑』
 32歳の香西高文は中堅の業務用コピー販売会社の営業。しかしバブルが弾けて以来、会社の経営も苦しいらしく人員削減の一つとして毎月のノルマが三ヶ月続けて達成できないとクビという暗黙裡のルールのあるシビアな状況にストレスはたまる一方。そんな時ふと家の近くに見つけたバー「恋~Ren~」に立ち寄り美貌のバーテン・廉に出会う。会社の愚痴を言うと、嫌な顔ひとつせずに聞いてくれる廉に癒される気持ちになり、いつの間にか週に二・三回のペースで通い詰めるようになっていた。
 香西は自分はノーマルだと思っていたが、何故か廉の大きな瞳に見つめられると胸はやたらと高鳴り…そんな自分の反応に首を傾げつつ一月余り通っていたが、二ヶ月続けてノルマが達成できずに崖っぷちにいたある日、大きな契約の目処が立ち、この喜びを真っ先に廉に報告したい!と行った「恋」で思わず廉を食事に誘い、了承を貰い有頂天になっていたが、次の日「恋」に行ってみたらソコにいたのはチンピラかヤクザ者のような集団で!?
 訳もわからず絡まれている香西を助けてくれたのは「恋」で毎回顔を合わせていた青年実業家風の男・御堂だったが、なんと御堂もヤクザでしかも若頭という幹部で、更には廉がヤクザの薬と金を持ち逃げしたらしく、その一味だろうと言われて――!?

 話の展開がどうなるのか解らずにワクワクしながら読めて楽しかったです。ただ、香西が綺麗な男受けする顔と言う設定だったハズなんですが、作中殆どそんな描写なシーンが見えず、最後に御堂がそう言ってるのを見て「御堂にだけ綺麗に見えたの?」とか思ってしまいました…というかそう言う設定(蓼食う虫も好きずき的に平凡でくたびれたサラリーマンな高文が御堂にだけは魅力的だったとか)の方が面白かったなぁ…とか思ってしまった私はマニアックでしょうか?(苦笑)
 あとプリズム文庫さんだから仕方ないのかもしれませんがえっちシーンがとにかく多くて…そんななくてもいいなぁ…と思ってしまいました。
『拘束のすすめ』
 『監禁の甘い誘惑』後日談。
 御堂がどれだけ香西にベタ惚れか、と言うお話。

 いやぁ、香西もエラい人に惚れられたもんですね(苦笑)
 束縛とか監禁とかしちゃう人は拘束もしちゃうでしょう。
 大笑いしながら読ませて貰いました。

評価【★★★★☆☆☆】
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『身勝手な狩人』 愁堂れな
身勝手な狩人愁堂れな / 蓮川愛
徳間書店 Chara文庫
514円 (ISBN4-19-900300-2)

【あらすじ】
 一流商社に勤める高瀬智嗣の秘密――それは高校時代に、好奇心から親友とセックスしていたこと。ところが、六年間音信不通だったその親友・岩崎開が新入社員として配属されてきた!! その上、以前よりずっと大人びた開に「またセックスしよう」と誘われてしまう。なぜ開は僕を抱くんだろう――。
 開の糸がつかめないまま、繰り返し求められ、快楽に溺れてゆく智嗣だったが…!?

【感想】
 10年前、高校の席替え隣同士になったのが縁で親しくなった二人だが内向的で思ったことを上手く口にできないタイプの智嗣とは逆に、外向的で思ったことを全てそのまま口にしたカイは人気者になる素質は十分に持っていたが『来る者は拒み、去る者は追わない』という性格から友人は智嗣くらいしかいなかった
 そんなカイと好奇心から流されるままに関係を持った智嗣だが、高校三年の時にカイが女生徒から告白されて「いいよ」と答えてたのを聞きショックを受けそこで始めてカイを好きになっていた事に気づいて、カイから距離を置こうと決めてから六年。智嗣の前に新入社員として再び現れたカイから誘われて、未だに彼の事が吹っ切れていなかった智嗣はそのまま流されてしまい…何故自分を抱くのか、その理由をカイに確かめられないまま関係は続き。
 そんな折、アメリカから取引先の重役が来日してきて智嗣がその重役ケビン・フォースのアテンダントを勤めることになったが、そのケビンから思いがけず告白されて!?
 更にカイが上司の薦めで見合いをしたことを知り動揺する智嗣だが――。

 お互いの言葉が足りなくて、気持ちがすれ違っている様子が傍目にはわかりやすすぎるのに!とジリジリしてしまいましたが…視点が智嗣なので彼の性格上、積極的にはなれず、しかも過去にカイが「好きって言われると途端に面倒になる」と言っていた言葉に縛られてしまう様子は解らないでもなかったです。
 だがしかし、ちょいと話の展開がベタな感じで、ベタが嫌いなわけではないんですが盛り上がりに欠けた感じが残ったのが残念でした。
 あと、サラリーマンは好きなネタなんですが、新人二人のお話だったせいか、キャラ的にもちょっと物足りなかったです…私としては主人公二人よりも断然、横恋慕のケビン・フォースさんの方が気になったのですが…正直智嗣にはケビンは荷が勝ちすぎと思ったので結果として智嗣がカイを選んだのは良いんですが…別のお話でケビンのお話とか読みたかったなぁ(って論点がずれてますね、スイマセン;)。
 
評価【★★☆☆☆☆☆】
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