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梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
『バカな犬ほど可愛くて』 英田サキ
バカな犬ほど可愛くて英田サキ /麻生海
海王社 ガッシュ文庫
562円 (ISBN4-87724-540-5)

【あらすじ】
 男との恋愛経験豊富な成瀬 聡は、見目はイイのに恋愛に関してはとことんダメな男・苅谷志郎に片思いをしている。高校以来の付き合いで二歳年下の後輩の苅谷は、隣に引っ越してきてから毎晩夕飯を食べにくる甘えたがりの可愛いワンコ。
 しかしある日苅谷に、好きな男ができたから男同士のHを教えてくれと迫られる。成瀬は苅谷への想いをおさえながら、必死な彼の頼みを聞き入れ初体験の相手となってやるのだが…!?

【感想】
 いくら高校からの知り合いであろうとも、隣の部屋にわざわざ引っ越してきて、毎晩ご飯を一緒に食べる様な関係が、ただの“友人”である訳がなーーーい!!
 と、ハタから見てれば両思いなのに、お互い付き合いが長い分、躊躇や思い込みが先に立ってしまった二人のお話でした。
 成瀬が苅谷の事を「俺だけの可愛い駄目ワンコ」と密かに思っているのも面白く、また苅谷の成瀬に対する一挙一動が主人の顔色を伺うワンコの様で…土下座を連発する様子はまるで犬が主人に対して無条件でお腹を出して“降参”してる風に途中から見えてきました(笑)
 ヘタレなワンコ(苅谷)が一生懸命ご主人様(成瀬)の気を惹こうとする様や成瀬のの気持ちが健気で読んでいて楽しかったです。
 英田さんの文章はテンポがよく、主人公以外の登場人物も生き生きとしていて読みやすく、作品に入り込みやすくていいですね。

評価【★★★★☆☆☆】
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『片翅蝶々』 雪代鞠絵
片翅蝶々雪代鞠絵 / あさとえいり
心交社 ショコラノベルズHYPERE
850円 (ISBN4-7781-0144-8)

【あらすじ】
 色と欲が行き交う花街。没落した伯爵家の末裔・雨宮水帆は借金返済のために遊郭へ売られてしまう。失意の水帆の前に現れたのは、かつての家庭教師であり、水帆が密かに恋慕っていた一佳。七年前、突然に姿を消した一佳は、今や速水財閥の次期総師に成り上がっていた。
 偶然の再会に水帆は無邪気に喜ぶが、一佳は何故か冷淡な微笑を見せ、俺は世界で一番お前が憎かったと言い放つ。しかも水揚げ客として一佳が水帆を買うというのだ。呆然とする水帆は強引に褥に組み敷かれ、泣きながら惨い愛撫に乱れる――切なくも淫らな遊郭恋愛譚。

【感想】
 イラストと設定買いです。
 主人公が相手以外とHするのは基本的にNGなのに、何故か花街モノって手に取ってしまいます。
 花街独特の仕来りや華やかな表の顔の他に、客には見せない裏の顔があったりする所なんかが、惹かれます。衣装が煌びやかなのも読んでいて楽しいですしね!

 今作は時代設定が曖昧にされていたので、時代背景を気にせずに読むことが出来たので、純粋に花街に売られた華族の子息と、その元家庭教師と言う設定が楽しめたと思います。
 水帆が九歳の時に突然姿を消した一佳の事を「お兄ちゃん」と慕う様子にはホロリとしたり、なかなか自分の気持ちに素直になれない一佳にジリジリしたりしました…。
 あと花街ネタとしては避けて通れない、水帆が一佳以外の客を取るのか!?と戦々恐々としましたが、結果的には酷い事にはならず安心しました。
 ただ、さすがに舞台が遊郭だけあるせいか、Hシーンのページ数が多かったのには、正直ちと疲れました(苦笑)。

評価【★★★★☆☆☆】
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