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梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
『氷点下の恋人』 春原いずみ
氷点下の恋人春原いずみ / 片岡ケイコ
徳間書店 Chara文庫
533円 (ISBN4-19-900280-4)

【あらすじ】
 「軽い追突事故なのに、全治三ヶ月の重傷!!この不審な診断書を調査せよ」保険会社の新米リサーチャー・神子田が社名で訪れたのは、美貌の整形外科医・貴船のもと。高飛車な物言いと傲岸不遜な態度で、不正請求の常習犯。ブラックリストの常連トップは、実は大病院のエリートだった!?
 そんな貴船の患者への真摯な対応を知るうち、神子田はその揺らがない自信と信念に惹かれ…!?

【感想】
 神子田はバイク乗りだが、バイクで走っているだけで“暴走族”や“走り屋”と思われてしまう現状をどうにかしたくて、警察官となったが、そこにあったのは組織の歯車としての自分で…理想と現実とのギャップに苦しむ中、ある出来事が切っ掛けで警察を辞め、保険会社の調査員(リサーチャー)となる。
 生来の勘の良さで仕事に取り組む神子田の元へ廻ってきたのが不正請求とも取れうる診断書で、それを書いているのは全て同じ医師だった――。

 保険会社の調査の内容や、事故の調査方法・整形外科の描写等は詳しく描かれていてリアリティがあり読み応えもあり面白かったです。ただ、そういった事に重点が置かれすぎていて、肝心の神子田と貴船の関係の方が、駆け足というか、おざなりになってて二人がくっつく過程にいまいち説得力が無く感じました。
 あと、貴船が腕を骨折する所もその後、それに関係した問題はどうなったの?とか、突っ込み所が各所に残ったと言うか…中途半端に感じるエピソードがちらほらあったのは、残念でした。

評価【★★★★☆☆☆】
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『さよならBaby』 京山あつき
さよならBaby京山あつき(kyoyama_atsuki)
徳間書店 Charaコミックス
533円 (ISBN4-19-960320-4)

【あらすじ】
 年の離れた従兄・良憲の部屋に居候することになった中学生のたまき。ところが酔っぱらって帰ってきた良憲が、寝ぼけてたまきにキス!?
 「大人はこういうの……するんだ――」
 うまれてはじめての感触に戸惑うたまきは…!?
 箱入り息子と迂闊なオトナのアブナイ同居生活♪
 他に人気作「仮面ティーチャー」番外編も収録。

【感想】
『さよならBaby』
 良憲はゲイで、恋人のミツルと同居中。しかし突然、伯父の命令で従弟のたまきを預かる事になり…。
 良憲とたまきとミツルの三角関係な感じでしたが、たまきの中学生らしい潔癖さと無知と無自覚さで良憲に惹かれている様子や、ミツルのたまきが居る事によって同棲していた良憲の家を出なくていけなくなった事へのいらだち等が見られるのに対して…良憲はミツルを恋人として思っている一方で、生意気だけれども何処か危うい幼さを持ったたまきに対して愛情を感じている…そんな態度なのに、自分自身の気持ちに鈍感な所が…結局最後まで3人共の気持ちがハッキリせず、三角関係のまま何も話が進まず終わってしまって消化不良な感じです。
 私としては、たまきのこの年の少年独特の幼さや危うさを持った様子は魅力的だったんですが、出来ればもう少し作品の中で成長してほしかったなぁ…と思うのですが……結局この三人てこれからどうなるのでしょうね…。

『仮面ティーチャー』
 作者の別コミックスの番外編とのことで…本編を読んでいないので何とも言えませんが、ショタコンの教師の自らの性癖自覚物語でしょうか?
 全体的にイマイチ作者の伝えたい事がわからない作品でした。

評価【★★☆☆☆☆☆】
『最後の純愛』 火崎勇
最後の純愛火崎勇 / 宝井さき
徳間書店 Chara文庫
514円 (ISBN4-19-900364-9)

【あらすじ】
 結局失うなら、二度と本気の恋はしない――。
 フリーライターの巨摩は、サラリーマンのとルームシェアをしていた。穏やかな芝は、巨摩にとって理想の相手。このまま心地よい共同生活を続けていきたい――。ところが、芝に想いを寄せる同僚が現れ、「芝を好きじゃないなら同居を解消しろ」と迫られてしまう!!
 敢えて封印していた欲望を自覚した巨摩は、ある晩思わず芝をきつく抱いてしまい…!?

【感想】
 芝の、見かけは優しげでその実はかなりの男前なキャラが良いです。
 火崎さんの作品に登場する男性は、しっかりと“自分”を持っている人物が多いと言う印象があるので、読んでいてとても好感が持てて安心して読めます。
 今作は、あとがきでも書かれていた様に、見かけは熊・内面は乙女な攻に、見た目は優男・でも実は男前な受と言う設定がとても上手く描かれていたと思います。

評価【★★★★☆☆☆】
『おうちのルールで恋をしよう』 高月まつり
おうちのルールで恋をしよう高月まつり / 海奈
竹書房 ラヴァーズ文庫
571円 (ISBN4-8124-2775-4)

【あらすじ】
 保育士、白崎浩一郎には、職場の園児たちよりも手のかかる息子がひとりいる。
 『クールビューティー、弱冠20歳にして有名モデル』
 世間での評判は、上々だが、家での息子は汚部屋に住み、ひとりでろくに着替えもできない。しかも、「可愛い父さんがいないと俺は生きていけない」とか「俺の愛は親子愛じゃない」とか意味不明な事をしょっちゅう言い出す始末…。
 息子のと浩一郎は血の繋がらない親子だった。妻が亡くなり、現在はふたりきりの家族。
 立派に育てようと張り切っている浩一郎の気も知らず、浹は密かに「恋人計画」に闘志を燃やしている。
 父の『威厳』か息子の『愛』か…。
 幸せいっぱいのスーパーラブコメディ♪

【感想】
 イラストと設定買いです。
 こういう子育てネタって好きなんです。
 高月さんの作品は久しぶりなんですが、テンポの良い文章は良いですね!
 浩一郎の、特技は「家事と子育て」で9歳年下の義息を溺愛してる様子なんかはツボです!!

 ただ、前半はキャラが私的に受け付けずにイライラしてしまい…どうも登場人物の多くが、マイペースと言えば聞こえがいいけど、人の話を聞かないキャラだったんですよね…。読みながら「人の話をちょっとは聞けよ!」と突っ込んでしまう感じで…ちょっと、その辺りが読むのが苦痛で前半は進みが悪かったです…。
 でも、不思議と後半部分になると気にならなくなったんですが…と言うか話の流れの方に目が行ったのか、前半はあれだけ苦痛だったキャラも許容出来たのがむしろ不思議なんですが(苦笑)…こういう所が高月さんの力量なのかなぁ…。

評価【★★★☆☆☆☆】
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