梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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小説リンクス 2006年2月号
小説リンクス06年2月号 楽しく読める作品は色々ありましたが、強く印象に残る作品は『久遠の誓いに包まれて』位でした。

小説リンクス 2006年2月号
特集:『帝王』 孤高の美獣を我が手に
『無垢なる瞳の誓い』 鳩村衣杏(高峰顕)
『陵辱の王国』 火崎勇(霜月かいり)
『契り』 中原一也(有馬かつみ)

NOVEL
『部屋の明かりを消して』 きたざわ尋子(Lee)
『恥辱の檻』 バーバラ片桐(高座朗)
『恋の相手もスカウトで』 いおかいつき(巴里)
『やさしい束縛』 橘涼香(白砂順)
『All of you』 華藤えれな(樋口ゆうり)
『白い花びら』 絢谷りつこ(柚名ハルヒ)
『久遠の誓いに包まれて』 高崎ともや(笹生コーイチ)
『残業からベッドまでの距離』 義月粧子(小山田あみ)

COMICS
『ぼくは魔法使い☆』 ゆのはら棗子
『コルセーア ACT.4 (原作:水壬楓子)』 御園えりい

↓以下は私が特に気に入った作品の、勝手なあらすじと感想です。ネタバレ注意!
『恋の相手もスカウトで』
 女性のスカウトを職業とする晴喜はある日、目を惹かれた会社員の男に初めて声をかけてしまい――
 畑中晴喜は、街中に立って女性を見極めてクラブ等の水商売からヘルス等の風俗までを紹介するプロのフリースカウトマン。
 かなりの確率で勧誘が難しいとされるソープやヘルス等の業種へのスカウトも成功させる晴喜はその道では“名人”と呼ばれる腕前…それは晴喜の相手を見極める目があってこそ。
 一月の寒い日もスカウトのため、街角で立っていた晴喜の目が、いつもは女性しか見ていないのに何故か一人の男性に向き、気が付いた時には彼に声をかけていて――。

 スカウトマンという晴喜の設定は常にない物で興味を引かれました。
 また、晴喜が声をかけた真行寺も怪しげなスカウトマンに声をかけられても穏和で丁寧な受け答えをする辺り、好感が持てて出だしは「どう話が進むのか」とワクワクしました。が、読み終わってみるとかなり都合良く話が流れて行った感じで少し不完全燃焼な感じで終わりました…。

『やさしい束縛』
 あの日あなたと出会ったのは、きっと運命――
 美大生の一ノ瀬智也が夜の公園で出会った有沢は若くして業界最大手の繊維メーカー「ワールド・ファブリック」の社長だった。
 ふとした偶然で出会った二人だったが、その場に智也の父が倒れたとの連絡が入り、慌てて京都に帰郷した智也の前には実家の呉服問屋「いちのせ」が多額の負債により倒産寸前の状態に有るという最悪の現実であった。
 愛する父の為、何とか「いちのせ」を守りたいと方々に頭を下げて回ったが、所詮は未成年の学生の言うこと…八方塞がりになりかけた所に一度会っただけの有沢から「店を助ける方法がある」と連絡が入り向かった智也に、白紙の小切手を私「好きに書き込め」と言う有沢の出した条件は智也の躰で…!?

 繊維会社と呉服問屋と言う似てる様で分野の違う世界に身を置いた二人の関係と、愛を身近に感じられずに育った寂しい人間と言うテーマはなかなかに読み応えがありました。

『All of you』
 十三年前のあの日から、あなたがぼくのすべて――
 朝加真臣は十三年前・十二歳の時に母と大阪から、この能登半島に逃れてきたが、そこで母と海に心中するはずが、直前に母に裏切られ、もうこのまま死んでもいい…と絶望した時、彼を助けたのが、地元の名士の息子で高校生だった矢神晃史だった…彼は死んでもよかったと言う朝加に「おまえはおれに感謝して恩を返すまで死ねないんだ」と言い…その時から朝加の中の大部分が矢神で占めて行き――。
 それから十三年、二十五歳の朝加真臣は、代議士となった矢神のの地元の私設秘書として働いている。毎週末になると地元の活動のために帰郷してくる矢神と過ごす三日間を何よりも大切に思っているが、それも矢神が結婚するまでと思っていた…そんな矢神に縁談話が持ち上がり――。
 幼なじみの政治家×秘書と言うので過去の出来事や現在の政治の駆け引き等がからめて、二人の関係…朝加の矢神への想いが朝加視点で丁寧に描かれていたと思います。

『白い花びら』
 人が通わぬ山深い神社には、あどけない面立ちの少年と神司の青年が住んでいて…
  物心ついた頃より、神社の中で育てられた紀和。共に育った顕仁は神司として用事があると、山を下りて里に行くのに、何故か紀和は来ては駄目だと言い…数年前までは屈託なく接してくれたのに…二人を育ててくれた前の神司の達治の跡を継いだ頃から顕仁の態度にどこか距離を感じるようになり、そんな日々を寂しく思っていた紀和の元へ、最近何処からか呼ぶ声が聞こえ、その声はだんだんと強くなってゆく――。
 ある日、顕仁は里に下りて留守番をしていた紀和の元へ“声”が聞こえ…恐ろしくなった紀和は禁じられた里への道を顕仁に会いたい一心で下るが、そこで聞いた会話は思いがけないもので、更に川に流された女童を助けたら、童達は紀和の姿を見て“化物”と叫んで――。

 時代がいつ頃かは解らないですが、平安~室町辺りかなぁ…と思わせる感じの時代劇風ファンタジーでした。

『久遠の誓いに包まれて』
 傲慢で臆病な立翔(りゅうぞう)の恋人は、長身で美貌の日和(ひより)。
 主人と部下の関係でもある二人の元に日和の子供が現れて…。
 『永遠の青に包まれて』サイドストーリー登場!!

 度重なる自然災害の傷が癒されぬまま、全世界を巻き込む対戦が始まった後の世界。
日本本は政府の機能が全く働かない程のダメージを受け、国土は各地に散らばる数人の有力者――統轄者と呼ばれる人物によって統治されるようになった。
 立翔は三十四歳の若さで、かつて神奈川兼と呼ばれた地域の現在の東海地区武蔵-Rエリアの統轄者となってから、他の地区に比べても安定した発展を遂げていた。そんな立翔を公私両面で支えていたのが彼の恋人でもある日和。そんな彼の元に一花と名乗る少年が現れ、彼の義弟の二葉は日和の子供だと言い、立翔に「日和をこっちによこせ」と言い出して――。

 統轄者と言う権力を持つ割に、普段着は黒の作業着、好物は甘いココアやクッキー等で、ボサボサの髪に整った顔立ち…でも無精髭のオヤジ臭さを出してると言うギャップのある立翔と言うキャラは、正直ツボでございました。
 また、高崎さんの作品てこういう「おやじ」が攻ではなく受なのもまた…おいしい…(笑)
設定も面白くなかなか楽しく読めました。他に本編があってのサイドストーリーとの事でしたが、本編を読んでいないので何とも言えませんが、多分私の好み的にはコチラのカップルの方が好きだなぁ…(マニアかなぁ…)
 この作品、単行本化されたら買うでしょう!

『残業からベッドまでの距離』
  軽い調子で「付き合わないか」と誘ってきた年上の男。
 その場で断ったものの、次第に彼のことがきになるようになり…。

 桧田遼輔は、メーカーの開発部に入社してまだ基礎固めの時期にいる新人。ある日、有能で様々な企画を成功させている先輩の浅井侑志に「俺と付き合ってみない?」と言われるが、浅井の余りの軽さに当初、桧田は揶揄ってるのか?と怒りを感じる。「彼女が居るから」と断るが浅井への印象は悪くなり…だがその後、何故か浅井の事が気になってしまい――。
 義月粧子さんの作品としてはパターン(男前な受に告白された攻が、最初は反発しながらもだんだんと相手の事が気になって、最後には…と言う感じ)の作品だなぁ…と思いましたが、その辺りは勿論好きな作家さんなので、私はそのパターンも好きです。
 桧田が浅井の事を意識して、見つめる様子、だんだんと浅井という人物に対して思い入れていく過程は説得力がある感じでよかったです。
 ただ、最後の辺りがどうも駆け足になったという感じが少し消化不良気味になりました。
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