梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『恋のドレスと硝子のドールハウス』 青木佑子
恋のドレスと硝子のドールハウス青木佑子 / あき
集英社 コバルト文庫
476円 (ISBN978-4-08-600898-3)
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【あらすじ】
 仕立屋『薔薇色』を訪れた少年エド。クリスは彼にそっくりだという姉シャロンのドレスを依頼される。屋敷を訪れたクリスは、シャロンの恋の相手を選んでほしいと頼まれ、恋をゲームのように弄ぶ姉弟に困惑する。『薔薇色』のドレスで本当の恋に目覚めたシャロンにエドは反発するが…。
 一方、シャーロックは闇のドレスとクリスの母の関わりに気づき、クリスと向き合う決心をする。

【感想】
 『ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』シリーズ第6弾。

 この作品は、設定がとにかく好みです。
 19世紀頃のヴィクトリア朝時代の雰囲気って無性に大好きです。
 産業革命という革新の時代だけれども、まだそれ以前の規律も残っていて…と言う微妙な狭間の時代だからかもしれません。
 また今では廃れてしまった物達も沢山あって、特に衣装や小道具がどれも可愛くて…と私の好きな要素の詰まったお話です。
 この作品では特に、主人公のクリスがお針子として創り出すドレスの描写がとても素敵で何時も想像してはドキドキします。
 今作では、今まで振り払っても闇のドレスと共に現れていた「憎しみ」の化身のような存在だったアイリスが前作で捕まり、けれどもその事件でのダメージから立ち直り切れていないクリスと、そんなクリスに対する自らの気持ちに立ち向かいきれていないシャーロックの心の揺れが出ていて、ハラハラしました。
 またクリスに多大な影響を与えた彼女の母の存在がチラチラと現れてきて、今後の展開への序章という感じの作品になっていたと思います。
 彼等が今後どういう事件に遭遇し、またどういう決断をしていくのかが今からとても気になるところです。
 あと、今作でも気になる新キャラが登場し、この作品はとても個性的で生き生きとしたキャラが沢山登場するので…主人公達以外の彼等の活躍ももっと読みたいと思いました。
 因みに私が今作の新キャラで一番気になったのは一番脇のハズ(?)のアントニーさんでした…彼が以外と気に入りました。

評価【★★★★☆☆☆】
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『ミミズクと夜の王』 紅玉いづき
ミミズクと夜の王紅玉いづき / 磯野宏夫
メディアワークス 電撃文庫
530円 (ISNB4-978-4-8402-3715-4)
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【あらすじ】
 魔王のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。
 額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖。自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。
 願いはたった、一つだけ。
 「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」
 死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。
 全ての始まりは、美しい月夜だった。
 ――それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。
 第13回電撃小説大賞<大賞>受賞作、登場。

【感想】
 物心ついた時から奴隷として「村」で使役されてきた少女・ミミズクは、生きる事に疲れ果て、魔物に食べられて死ぬために夜の森へとやってきた…。
 しかし、そこで出会った魔物の王は人間嫌いで「人間など喰らえば、反吐が出る」と言いミミズクを食べてくれず…けれど、人間嫌いの王・フクロウはそう言いながらも存外に優しくて――。


 いつもは全くチェックしていないレーベルの電撃文庫なんですが、行きつけの本屋の一つで大プッシュされてまして…店頭は勿論、各所平台に置かれていまして…BL小説の平台の中にもデーンと置かれていて、それはもう『読め!』とばかりに…そこまで自信満々にオススメするならコレは読まなきゃならんなぁ…と言う感じで手に取りました。基本的にこの本屋さんの店員さんの品揃えを信用しているからですが、文庫というのも手に取りやすかったので。
 で、読みましたが……自信に偽りナシ!でございました。
 
 全体的にとても暖かな雰囲気の作品で、読後感がよかったです。
 文章が特に巧みという訳でもなく、ジャンル的に奇抜と言える程でもない設定ですが、こう淡々とした展開の中で、ミミズクが段々と“人間らしさ”や“自分の気持ち”を学んで取り戻していく中に、ジワジワと迫ってくる物があったように感じ、読んでる途中から自然と涙が溢れ出してきました。
 ただ、何処とは言えないんですが、ミミズクに酷い事をした人などについての説明が少し足りなかったような感じがあったり、出てくる登場人物が全て良い人ばかりで、それがこの作品の“暖かさ”なのかもしれないので何とも言えないんですが…話の厚みが少し足りなかったように感じてしまったので★の数は6個にしました。
 作者の紅玉いづきさんは、この作品がデビュー作らしいので、これからの活躍に期待したいと思います。
 
評価【★★★★★★☆】
『神父と悪魔 銀の森の人狼』 志摩友紀
神父と悪魔 銀の森の人狼志摩友紀 / スエカネクミコ
エンターブレイン B's-LOG文庫
540円 (ISBN978-4-7577-3414-2)
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【あらすじ】
 「ま、とりあえず、自分の守護している人間の気持ちぐらいわかるようになりなよね」カープト・レーギスの吸血鬼騒ぎを見事(?)おさめた美貌の裏表神父ヴェドリック・ヴェスターは、祓魔師としての腕を買われてど田舎(ヴェドリック談)「銀の森」近郊の村へと呼び出される。その村では村人が人狼に襲われる事件が頻発していた。
 どうやら狼憑き騒ぎには、一組の熱愛カップルが関係しており…?
 神父と悪魔と……「おまけ」の天使(今回は荷物持ち)が今度は人狼退治に狩り出されるれるが……?

【感想】
 シリーズ2巻目です。
 今回はヴェドリック達が狼憑きになった村人を助けて欲しいと言う要請に応えて出向いた、深い森の中にある村が舞台と言う事で、前作から引き続いての登場はヴェスターとアンアン、オッフィーの3人のみ。
 しかし、そこに新たに人狼の長・サーシャが出てきて、相変わらずの掛け合い漫才の様なハイテンポに話が進み一気に読むことが出来ました。
 でも、やはり今回も本筋には辿り着いてない感が残り、…先はどうなるのか次作が楽しみです。

評価【★★★★☆☆☆】
『神父と悪魔 カープト・レーギスの吸血鬼』 志摩友紀
神父と悪魔 カープト・レーギスの吸血鬼志摩友紀 / スエカネクミコ
エンターブレイン B's-LOG文庫
480円 (ISBN4-7577-3011-X)
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【あらすじ】
 都会ではないが、田舎とも呼べない都市『カープト・レーギス』。
 美貌の神父ヴェドリック・ヴェスターが赴任した途端、現れたのは喪服姿のうら若き未亡人。亡き夫を偲んで教会にやってきたというが……?
 ヴェドリックを中心に、守護天使のオフィエル+妙な悪魔アンシャール・アンドゥリィル・アレグリオスまでが集結して、カープト・レーギスはにわかに騒がしくなる。吸血鬼騒ぎに翻弄される都市で、神父と悪魔と……「おまけ」の天使が送る恋(?)の駆け引きはいかに……?

【感想】
 神の城(メンケレ)から新たにカープト・レーギスのコンシュータ教区に赴任してきた神父のヴェドリック・ヴェスター。金髪碧眼に端整な顔立ちに穏やかな微笑みを浮かべる彼は一見善良で人の良さそうな青年に見えるが、その実は大きな猫を被った祓魔師(エクソシスト)。
 彼が中枢である神の城からいわば左遷としてカープト・レーギスに来たのには訳がある…退魔の過程で神の城の貴重な古書の収められた図書室を一室、焼失させてしまったからだ。
 そんなヴェドリックだが、新しい教区に来て間もなく彼の所にはアンシャールと名乗る高位と思われる悪魔が現れ、あまつさえ普段は少女の姿でメイドとして居座ってしまい!?、更にそこにヴェドリックの守護天使であるオフィエルが加わり騒がしい毎日。だが、そんな中、街では吸血鬼が夜ごと人々を襲う事件がおこり――。

 B's-LOG文庫創刊ラインナップの一冊。正直、このレーベルの位置づけがイマイチまだハッキリしないのですが…BLとは違う様で、角川書店で言えばルビー文庫ではなくビーンズ文庫みたいな感じの作品になるんでしょうか…。
 志摩友紀さんの作品はビーンズ文庫から出ている『ローゼンクロイツ』が好きだったので購入しましたが、それとはまた違った雰囲気ながらもハイテンションで各キャラクターが生き生きとしていて一気に楽しく読めました。
 人前では大きな猫を被って善良な神父を演じながら、その実は俺様気質で自身の守護天使を奴隷の様に扱うヴィヴィ(ヴェドリック)や、そんな主人に虐げられつつも神の命に忠実であろうとするオッフィー(オフィエル)、そんな彼らの側に気まぐれに居着いた底知れぬ力を持っていそうなアンアン(アンシャール)彼らの絡みは大いに笑えて楽しかったです。
 話の展開としてはプロローグと言った感じで、肝心の本筋にはまだ辿り着いてない感じなので、続編がぜひ読んでみたいです。

評価【★★★★★☆☆】
『モンスターズ・イン・パラダイス(1)』 縞田理理
モンスターズ・イン・パラダイス(1)縞田理理 / 山田睦月
新書館 Wings文庫
640円 (ISBN4-403-54109-7)
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【あらすじ】
 人間とモンスター――《神話的人類》の共存する大都会、アイオニア連邦ブルームフィールド市。
 田舎から出てきたばかりの新米捜査官ジョエルは、着任早々《神話的人類》専門の部署に配属される。
 実は《神話的人類》恐怖症のジョエル。だが、コンビを組むことになったカートは、意地悪でひねくれ者で、しかも吸血鬼だった――…!!
 登場人外率120%でおおくりする縞田理理のミラクル・モンスターワールド開幕!!

【感想】
 1920年代のアメリカの様な文明と街並みのブルームフィールド市。そこは長く続いた旧大陸の戦禍を逃れた人々が流入し続けている…そして人々の中には人間の他に、かつては妖精や魔と言われ、今では《神話的人類》と呼ばれる人々も居て。
 人口が増えてればそれだけ、犯罪も増える。しかし、警察で《神話的人類》の担当はたった二人だけで――。

 縞田理理さんの前作「霧の日にはラノンが視える」が結構好きだったので購入。
 今作も妖精達と人間が織り混ざった不思議な世界が楽しめました。お話としては毎回事件をカートとジョエルのコンビが解決…という感じですが、その他に何か大きな“謎”が待っていそうです。一巻では登場人物紹介や世界観の説明の方がメインでその“謎”については、まだまだ何も見えてこなかったのが少し物足りなかったです。

評価【★★★★☆☆☆】
『星宿姫伝 しろがねの誓約』 菅沼理恵

ろろがねの誓約
菅沼 理恵(Suganuma_Rie) / 瀬田 ヒナコ
角川書店 ビーンズ文庫
457円 (ISBN4-04-450801-1)

【あらすじ】
 神から授かったといわれる力で、様々な術を使う少女・白雪。
 ある日、最愛の父を失った彼女の前に、蘇芳・青磁・琥珀・黒曜と名乗る四人の青年が現れる。実は白雪は、この国を守護するただひとりの存在、斎宮であり、彼らはその斎宮を守る騎士なのだという。――いまや世界の存続は、彼女にゆだねられた!
「俺たちは、この命に代えても、あなたをお守りする」
 斎宮の名の下、今、星が動き出す。恋と戦いのファンタジー!!


【感想】
 帯に「編集部おすすめ!」と書かれていたので…。
 最近、ちょっとビーンズ文庫の作品でアタリがチラホラあったので期待して購入。
 でもなぁ…正直ちょっと私的にはイマイチでした…。
 設定はナカナカに面白そうだったんだけど…キャラは少しありがちな感じで、いまいち目新しさは無く。
 話の筋も途中までまるでRPGのゲームのプロローグの様な感じで話というより説明に感じて…。
 なので話の展開も動きがあるような無いような…誰に主眼を置いていいのかイマイチ判りにくくて、ストーリーと言うよりは人物紹介や設定紹介に終始した感じで、テーマとかは見えず。
 ただ続き物の様なので、長いプロローグと言う感じでした。
 後、伏線なのかもしれませんが、「あの人」とかの指示語が多い感じで、どれがそれなのか混乱して苛々したりもしました(私の読解力が弱いだけかも;)。
 続きが出たら、買うかどうかはその時決めようと思います。


評価【★★☆☆☆】
『ハルシフォンの英雄』雨川 恵

ハルシフォンの英雄
雨川 恵(Amekawa_kei) /桃李さえ
角川書店 ビーンズ文庫
438円 (ISBN4-04-450702-3)

【あらすじ】
新興国アダルシャンには、王権を守護するという宝剣がある。その名はハルシフォン。先頃皇女ユスティニアと結婚した、戦神の誉れ高い王弟アレクシードに下賜されたものである。だが国王ユーゼリクの剣となるべき英雄(アレクシード)には、現在も黒い噂がつきまとう。果たして彼に、王の守護者たるべき資格があるのか、と。そんな折、アダルシャンと隣国との間に、国境の領土問題が発生して…?「アダルシャンの花嫁」に続編登場!

【感想】
 20歳の夫アレクシードに、10歳の妻ユスティニアという組み合わせがナカナカに面白い。
 しかも皇女は大国の姫君らしくとても気位が高くてお話になられる口調も気品にあふれ…というか「~であろ」調で気位高そうなのに、言うことはナカナカに鋭く。でもって深窓の令嬢にも関わらず、思った以上にお転婆で一所にじっとしてられない彼女に振り回されっぱなしなのが…面白い。
 たまにアレクシードが夫というより、保父さんに見えてしまう所も(苦笑)
 更にアレクシードは庶子の出という事で立場が不安定で生い立ち的にも苦労している感じで…更にお子さまの子守まで…と若いのに、なんだか「老成」とか「哀愁」とかいう単語が読んでいて浮かんでくるのが…楽しいです。

 前作がデビュー作という事で文章がとても上手いと言う訳ではないと思うんですが、文体がとても軽快で登場人物が生き生きとしていて読みやすいです。
 次作が今からとても楽しみな作品。

評価【★★★★☆】
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