梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『ハッピーライフ』木原音瀬-小説b-Boy 2004年4月号
 先日、出張買い取りをお願いした本の精算の連絡が来て、380冊ちょっとで9000円ちょっとになりました。思わぬ臨時収入にホクホクしつつ、一冊あたりの単価@23円という金額に現実を思い出したり…380冊…全部が500円の本だったとして(いや殆ど500円以上だけど)…と計算して_| ̄|○ il||li使ったなー。
 つくづく本って金食いだなぁ…と思ったり。

 しかし、最近は家の状況(既に飽和して捨てても捨てても本棚から溢れてる)もあり、以前より購入をだいぶ控えてマス。読まずに放置されているのも山とあるんで。
 とか言いつつ、今日はギリギリで「真昼の月」のプレミアムBOOKに申し込みをしました。(え、全然控えれてない)

 この全サ、最近多いなぁ…と感じますが、ちゃんとそれに乗れて本をGETできれば嬉しいですが、後でその作品を好きになっても間に合わなくて、読みたくても読めない…とかいう可能性があるんで…ちょっとナァ…と思います。
 それなら番外編とかを纏めて書籍化とかして貰った方が手に入れやすい…予算的に難しいのかもしれませんが!
 あと、最近は小為替の手数料が馬鹿にならないので、振り込みとか何か他の方法も考えて欲しい~。とかつらつら考えました。

 『甘い生活』をウッカリ書籍化されていないと思い、雑誌掲載作品として紹介しましたが、これは多分本にはなってないと…割と最近(?)の作品だし…。
『ハッピーライフ』
木原音瀬 / 片岡ケイコ 
『小説b-Boy 2004年4月号』掲載

 秩序あるテリトリーに踏み込んできたのは誰だ?
 28歳の君島佐は趣味と実益を兼ねて銀行員から「掃除業」に転職した程の綺麗好き。そんな君島が休日に立ち寄った本屋で出会った男は以前に君島が掃除をした汚部屋の主だった…。 聞けば男・高梨史郎は天涯孤独で無職の32歳…求職活動も上手くいかず、所持金が少なくなり、部屋も出て途方に暮れていると言う…。
 何故かそのまま放っておく事が出来ずに、自らが勤める清掃会社を紹介し採用となった高梨だったが…当面の住む家がなく、甚だ不本意ながら、高梨に資金が溜まるまで、君島の家で同居することになるが…この高梨という男、不衛生で仕事も粗雑で事あるごとに君島の神経を逆撫でして――。


 潔癖性なほど几帳面な君島と、不潔なほど大雑把な高梨。
 正反対の様な個性の二人の同居という設定や、作中に出てくるダルメシアンなどは可愛くてよかったのですが…高梨が、どうも個人的に好きになれないキャラだったので、彼の言動を読むにつけイライラしてしまい…私はいまいち話に入り込めませんでした。
 また二人の恋愛になる部分の描写が、ページの割合的に少なく感じてしまい、読み足りない…物足りない感が残りました。
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小説b-Boy 2006年10月号
小説b-Boy 2006年10月号 既に11月号が発売となっているので、大慌て気味にアップ(苦笑)
 今回は購入早々、榎田尤利さんの作品を読んだ以外はどうも気分が乗らず、放置しておりました。でもアップするにあたり、あと二作読みました。その他は続き物だったり(続き物は続きが気になってしまうので、最終話が出るまでなるべく我慢してます)、好みではなかったりして…全体的にあまり読まなかったかなぁ…。




小説b-Boy 2006年10月号
NOVEL
『SASRA 第一回』 Unit Vanilla(円陣闇丸)
『誘惑ヴォイス 禁断の男性合唱団(前編)』 剛しいら(左崎なおみ)
『エロとじ♪/縛めの白薔薇』 あさぎり夕(かんべあきら)
『学園ヘヴン 七条編 最終回(原作:Spray)』 市村奈央(氷栗優)
『わがままな唇』 夜光花(サクラサクヤ)
『吸血鬼には向いている職業』 榎田尤利(佐々木久美子)
『Coffee Suger』 玉木ゆら(ヤマダサクラコ)

COMICS
『夕暮れにはまだ早い』 まさお三月
『アフター5はKissの雨』 果桃なばこ

↓以下は私の読んだ作品の個人的なあらすじと感想です(ネタバレ注意!)

『わがままな唇』
 リーマン×リーマン、再会愛
  意地悪で傲慢で不遜な彼の、強引な愛情に翻弄される。

 小谷明は弱小文具メーカーの開発部に勤務するサラリーマン。そんな彼が今一番憂鬱なのは、中学校の同窓会だ…何故なら、中学時代の三年間、虐められ続けていた記憶があるから…本来なら良い思い出などない同窓会になど行きたくはないのだが、たまたま同級生の一人が大手文具メーカーに就職した事を上司に知られてしまい「昔虐められた仕返しに情報を盗んでこいよ」と言われてしまい…意を決して向かった同窓会だが、やはり直前で足が止まってしまう。と言うのも、その文具メーカーに就職した桜崎恭平こそが、小谷を一番虐めていた人物だったからだった――。
 再会した桜崎は相変わらずいじめっ子の面影を残していて、事ある毎に小谷にちょっかいをかけてくるが――。

 
 夜光花さんの作品は文庫で読んだもので幾つか好きな作品があるのですが、今回は…ちょっと話の展開が読めすぎたと言うか、小谷があまりにもボンヤリしすぎてたのか、どうにも話にのめり込めないままに終わってしまった感じが残りました。
 夜光さんの持ち味(と勝手に私が思っている)“推理”もなく全体的に物足りない感じでした。
『吸血鬼には向いてる職業』
 マンガ家シリーズにNEW HERO(?)登場!
 新人熱血超オタク編集、原稿のためなら貞操も捧げます…!?

 野迫川藍はマンガ好きが高じて、出版社に入社し、この春めでたく『月刊ジージンタ』編集部に配属された新人編集。だが、その熱意だけは誰にも負けず、マンガが好きで、とにかく好きで、それは既にオタクレベル。その藍がこの度めでたく担当となったのは『ジージンタ』の看板作家で現在、大好評連載中の『ゴスロリ吸血少女Ψちゅるちゅる』を執筆中の黒田瑞祥だった!
 だがこの黒田…描くマンガはヒットするが、編集泣かせで有名で…初対面で「締切りを守らない」と豪語し、しかも自分の事を「吸血鬼」と言いだして――!?

オススメ!
 吸血鬼漫画家と筋金入りオタクと言うかなりぶっ飛んだ設定でしたが…とても楽しませて頂けました。
 ここまで弾けた話だと寧ろ面白さになっていてイイですね~~。
 藍が黒田のイジワルナ条件でゴスロリのコスプレで書店に営業に回る所なんかは爆笑してしまいました。
 全体的に楽しく笑える作品だったと思います。
『小説b-Boy 2006年09月号』
小説b-Boy 2006年09月号 今号から木原音瀬・ひちわゆか・和泉桂・岩本薫さんという実力派の作家さんの豪華ユニットが始動ですね。でも次が気になって仕方なくなりそうなので出来れば全部出てから読みたいナァ…と思ってるのですが、我慢ができなくて読んでしまいそうです(苦笑)。
 今号の私の当たりは西江彩夏さんの『嘘つきの恋』でした!




小説b-Boy 2006年9月号
NOVEL
『英国紳士』 あすま理彩(明神翼)
『嘘つきの恋』 西江彩夏(鈴木ツタ)
ダイヤモンドに口づけをシリーズショートソラの笑顔に乱されて』 あさぎり夕(佐々成美)
『学園ヘヴン 七条編 第二回(原作:Spray)』 市村奈央(氷栗優)
『リザーブキス、エンゲージラブ』 浅見茉莉(一馬友巳)
『最上の男。』 六堂葉月(南月ゆう)
『SASRA プロローグ』 Unit Vanilla(円陣闇丸)

COMICS
『わがままな人魚様 第三回』 果桃なばこ
『青い空があればそれでいい 最終回 LOVE STORM!』 桑原祐子
『集計!!男の社内恋愛』 沢口忍

↓以下は私の読んだ作品の個人的なあらすじと感想です(ネタバレ注意!)

『英国紳士』
 「他の男には抵抗しなさい。いいね?」僕が出会った公爵(デューク)は、冷たい瞳で熱い愛を囁く情熱のひとで――!…由緒ある貴族と紅茶のロマンス♪
 香乃菜生は紅茶の輸出入を専門に行っている会社にバイヤー兼営業として働いている。現在は入社二年目にもかかわらずロンドン本社への転勤してきたばかり、と言っても菜生が特別優秀な社員だったからと言う訳ではなく、先日両親が揃って交通事故で亡くなり、一人娘を亡くした祖父が気落ちし体調を崩した為だ。
 両親は父がイングリッシュ・ローズという紅茶の買い付けに訪れた英国で出会い恋をしたが、祖父に仲を反対され、母は駆け落ちした為、祖父は菜生に心を開いてくれようとしない。しかし、母が駆け落ちをする時に祖父の元に残していったイングリッシュ・ローズの入れ物を娘の思い出しながら寂しそうに眺めている祖父を見て、もしその紅茶を祖父に飲ませてあげられれば少しは祖父の気持ちも慰められるのでは…と思い探したのだが、その紅茶は最高級品であるが故に、代々の顧客である貴族の予約だけで出荷分がなくなってしまうような「幻の紅茶」であり、菜生の様な一般にはなかなか手に入れられないものだった…。
 しかしいつかは、と希望を捨てずに日々を一生懸命に暮らす菜生だが、ある日突然“紅茶泥棒”と間違えられた所に助け船をだしてくれたのは、瀟洒な燕尾服に身を包んだイギリス紳士然とした青年で彼の城に連れられてきた菜生はそこで紳士がエドワード・ローレンス公爵と知り、驚き更にそこで飲んだ紅茶のあまりの美味しさに驚愕する。そして、その紅茶こそが、探し求めていたイングリッシュ・ローズである事を知り…ひょんな事からエドワードに紅茶について教わることになり――。

 
 粗筋が長く成りすぎた…。
 タイトルからどんな話になるのかなぁ…と思いましたが、イギリスを舞台に紅茶に情熱を傾ける人たちのお話でした。菜生の紅茶に対する思い、前向きな姿勢など読み応えがあり、またお茶好きとしては、沢山のお茶が出てきて読んでいて楽しい作品でした。
『嘘つきの恋』
 一途でひたむきな恋人なんて鬱陶しい。でもいつか、ぬくもりに甘えはじめていた…。
 33歳の関和貴は二枚舌を持っている。心で思っている事とは正反対の事をさも本当の様に話せるのだ…。13歳でゲイだと解ってからは自由な恋愛を楽しんできた。しかし十年前に別れた西崎の事は今でも時折思い出し、事ある毎に粉をかけてしまう。そんな自身の行動も何時もの気まぐれの一つと軽く思っている。そんな関がふとした気まぐれから、全く自分の好みでもない大学生と関係を持つ。青年・大野友彦は身長こそ高いものの、ヒラメ顔にハの字眉で、着るモノもダサくていかにも田舎の青年と言った風情で、性格は何処までもお人好しで…。最初は飽きたらすぐに別れれば、と思っていたのに、何故か関係はズルズルと続いていき――。
オススメ!
 最初はとにかく関の性格が捻くれていて、どうしようもない感じでしたが…話が進むにつれ、なぜ彼がその様な性格になったのか?自分を必死で守ろうとしている裏返しなのだ…と言う事が説得力をもって理解出来、同時に彼の寂しい心が胸に迫ってきました。そして、そんな関に寄り添い、どこまでも関を許容し、溺愛する11歳も若い大野の愛に関が癒されていく様子は心に迫りました!!
 作者は私には初めての作家さんですが、今後注目しようと思います。
『リザーブキス、エンゲージラブ』
 ブルーグレイの射抜くような瞳に、あなたを忘れられない自分を、自覚した……。
 ホテルで燃え上がる、再会ロマンス

 露木千里は大学卒業後、スイスのホテルスクールで学び、グロリアホテル&リゾーツの幹部候補としてNY本社採用となり、そのままホテルグロリアNYで数年勤務し、その経験を買われホテルグロリア東京のアシスタントマネージャーとして赴任してから半年、日々訪れるお客様と接し、トラブルには的確に対処している千里だが…ある日、金褐色の髪にブルーグレイの瞳の外国人に目を奪われる。彼ジェイ・ラドフォードは千里のNY時代の上司で…千里が儚い恋心を抱いていた相手だったから――。
 折しもホテルには本社より内密の視察が入る事になっていて…。


 千里が仕事に打ち込む様子にホテルで働く人々の日常が垣間見えた感じで読んでいて面白かったです。ジェイからのアプローチを千里の臆病な心が素直に受け止められない所も、好きだからこそ、臆病になる…という気持ちもよく伝わってきました。ただ、話の筋はすぐにわかってしまいましたが。
『最上の男。』
 オカルトなんた大嫌い!な秀和が、実は“オカルト”だった!?
 おまけにエサは大嫌い!なアイツだなんて――!!

  16歳の佐倉秀和は徹底したオカルト否定派、しかしそんな彼が、自分がヴァンパイヤだ…と言われた夢を見た日から突然、同級生の男子達の“匂い”に強く惹きつけられるようになり、しかも中でも一番強く秀和を惹きつける“匂い”を出していたのは、よりにもよって秀和が一番関わりたくないと思っていた津元啓吾で…“匂い”はヴァンパイヤとしての秀和の食料としての香りだた――。

 なかなかツッコミ所満載のオカルトコメディでした。オカルトと言っても全然恐くなかったですが(笑)。
 個人的にはオカルト否定派の秀和くんには正直もうちょっと頑張って否定してほしかった気がしますが、まぁ背に腹はかえられないですからネ…お腹が空いたら仕方ないですよね(苦笑)
 たまにはこういう話も面白かったです。
『小説b-Boy 2006年08月号』
小説b-Boy 2006年08月号 最近、好みの作品が有るときしか買ってなかったんですが、ビブロスが倒産して、リブレ出版として復活されたばかりなので、応援の意味も込めて暫く購入しようと思っています。
 今号は珍しくほぼ全ての作品を読むことが出来ました!(最近、生理的に受け付けない作品とか、どうしても読む気になれない作品とかがあって、読んでもだいたい雑誌1冊で3作程度しか読まない事が多かったので)…ただ、楽しく読めるけど、また読みたい!と言う程気に入った作品はとくにありませんでした(残念)。

小説b-Boy 2006年8月号
NOVEL
『天使は獰猛に支配する』 水上ルイ(六芦かえで)
『ラブ・スクアド-恋するひなどり-』 うえだ真由(海老原由里)
『学園ヘヴン 七条編 第一回(原作:Sspray)』 市村奈央(氷栗優)
『執事は恋愛に惑う』 バーバラ片桐(藤河るり)
『繋がれた凶暴な獣』 高崎ともや(高永ひなこ)
『今夜は眠れそう』 火崎勇(街子マドカ)
『その指で恋をおしえて』 水瀬結月(カワイチハル)
『甘い棘の在処(後編)』 荻野シロ(円陣闇丸)
『永遠の花嫁「君臨せよ」番外ショート小説』 水戸泉(蔵王大志)
『プラクティス 復刊記念スペシャルショート』 ひちわゆか(稲荷家房之介)

COMICS
『わがままな人魚様 第二回』 果桃なばこ
『花色の恋人』 藤井咲耶
『青い空があればそれでいい 第5回 君を想う』 桑原祐子

↓以下は私の読んだ作品の個人的なあらすじと感想です(ネタバレ注意!)

『天使は獰猛に支配する』
 「おまえみたいなドジでミダラな小悪魔、束縛しておかないとダメだ」なんてオーボーだぞ!この凶悪イジワル天使!
 アシュトは悪魔界の十四番目の王子で、人間界で立派な悪魔になるための修行中。しかし、彼の恋人のボルトロメオと言うイタリア系大企業の総師にして本来の姿は人類の抹消権をも有する大天使。そのバルトロメオの横暴で屋敷から出して貰えず、ストレスはたまる一方。それというのも悪魔というのは、元来とても慈悲深く臆病な種族だが、何故か天使や人間に対して無条件に激しく発情させるという特徴があるためだった――。
 普段にはない悪魔の設定はとても新鮮でした。ストーリー展開は、少しパターン的な感じでしたが、設定が面白く、また六芦さんの描かれるバルトロメオの天使姿も格好よくて楽しく読ませて頂きました。

『ラブ・スクアド-恋するひなどり-』
 彼が僕にくれた三ヶ月。きまぐれ?それとも――。
 そこそこ名の通った一流国立大学生でありながら、四回生になっても内定の決まらない柳下千里は何度面接を受けても、面接まで何度行っても最後の面接で落ちてしまう。何とかしたいと思い、友人の紹介で採用代行会社に面接に行くが、副所長の芹沢秀儀に――ウチでは金の卵しか扱わない――と採用を断られてしまう。しかし、ここで諦めては、先は見えてる、何とか彼の助言が欲しい!と頼み込み、3ヶ月という条件付きで面倒を見て貰う事になり、何とか自分に足りない点を改善しようと芹沢の言う事を必死に聞いてるうちに、芹沢と言う人間が気になりだして――。
 金の卵ではない青年が、努力と信頼によって、少しずつ自分に自信をつけていき、大会社で内定をとるまでのサクセスストーリーという感じでした。
 就職氷河期世代としては、正直…読んでいても辛い物がありましたが、主人公が内定を勝ち取る姿には素直に「ヨカッタね」と思えました。
 ただ、最後に二人がくっついたのは、それまでいかに就職を勝ち取るか、と言う所に重点がおかれていたので、千里の気持ちの変化は感じれども、芹沢の方はイマイチだっただけに少し取って付けた感が残りました…。

『執事は恋愛に惑う』
 子供なんて相手にしない。そう思っていたのに、圧倒されるほどの熱い瞳で迫られて……!?
 精悍御曹司×ツンデレ執事 年下攻

 淳弘は大学生の頃に父親が執事として務めていた大亜グループの会長の息子の中学生・武嗣の家庭教師として出逢った時に、我が儘で反抗的な武嗣に対して厳しい態度で接して以来、何故か懐かれてしまった…。それから数年がたち、有る出来事で傷心から前職を辞め父の後を継ぎ大亜家の執事となり、武嗣と再会し――。
 最近、執事モノってよく見かける気がしますねぇ…確かに「執事」という言葉に心惹かれる所はあるんですが…残念ながらこの作品は私の琴線には触れませんでした。
 今の所、私のBest執事はかわいゆみこさんの『上海~うたかたの夢~』ですね。

『繋がれた凶暴な獣』
 若い獣の欲望に応える賢人。ふたりの愛だに存在する秘密とは…?
 危険な高校生×美術教師の夏

 臨時美術講師として赴任した高校で今枝賢人は問題児の岡西晶吾と出逢う。晶吾は妾腹だが、母親が亡くなった為、父親と義母・義兄の元で生活し、有る程度の不祥事は資産家の父親の力により揉み消されるが、問題を起こさないように父親により監視される生活を送っていた。
 学内では教師も彼にはなるべく口を出さない状況の中、晶吾が授業をサボっていたら、仕事だと割り切り彼に向き合う賢人に対して、賢人の過去を知られ、それを盾に身体を容共される…。
 最初は嫌だった行為も晶吾の寂しい心を知るようになるにつれて、いつしか彼の事を愛しく思うようになってゆくが…しかし、賢人には晶吾には知られてはならない秘密があり…。

 高崎ともやさんのエロシーンがエロいですね…。いや、私、そこが結構気に入っていたりするんですが…。
 楽しく読ませて頂きました。

『今夜は眠れそう』
 振ったんだったら、優しくしないで。
 切なすぎて眠れない大人の恋♪

 同期の大林真哉への想いを抑えられなくなった三上京はある日、とうとう大林に好きだと告白するが「三上の事は好きだが、恋愛だけはしたくない…お前とはずっと友人でいたい」と断られる。傷心を受けつつも『友人』としてのポジションすらも失いたくて、三上は大林への恋心を諦めようととするが、以前と変わらない態度の大林に、微かな希望を諦めきれず、切ない気持ちを膨らませてゆく…。
 そんなある日、三上のマンションが火事の影響で住めなくなり、行き場を突然なくした三上に大林が、うちにくればいいと言ってくれ同居することになるが、大林の家には布団が無く、彼と同じベッドで眠る事になり――。

 火崎勇さんらしい「テーマ」のしっかりとした作品で楽しく読めました。

『その指で恋をおしえて』
 『ご奉仕』なんてイヤだった。でも今は…貴方に会いたくてしょうがなくなってる。
 ゴーイン神主×落ちこぼれリーマン 切なくて優しい恋♪

 香山律は念願の老舗おもちゃメーカーにデザイナーとして入社して1年目のサラリーマン。一年前は希望の会社に就職し彼女も居て、順風満帆だったのに、一年後の今、描いても描いても採用されないデザイン画…いつしか足元ばかりを見る男になっていて…。ついに彼女から別れを告げられ…一年前に彼女と訪れた神社に訪れて、ペアリングを手に彼女との別れを整理に来たが、誤って賽銭箱に指輪を落としてしまい…、キッチリと自分の気持ちに自分でけじめをつけないと!と宮司の鞍野友成に指輪を返して欲しいと願い出るが、一度神に納めた物は、何かしらの奉仕活動をして貰わないと…と言われ、氏子の雅楽発表会を手伝って欲しいと言われ。
 度々、神社を訪れて行くウチに――。

 色々な出来事で自信を失っていた律が、本来の自分を見つめ直す課程が良かったです。
『小説b-Boy 2003年10月号』
小説b-Boy 2003年10月号
NOVEL
『竜宮さまのト・リ・コ♪』 加納邑(果桃なばこ)
『くちびるの秘密』 高岡ミズミ(桃山恵)
『KNIGHT and CHERRY』 五百香ノエル(片岡ケイコ)
『空に似ている』 森川真澄(祭河ななを)
『恋の片道切符』 木原音瀬(麻生海)
『ささやきのエクスタシー(前編)』 水島忍(藤井咲耶)

COMICS
『転居しました。 act.5』 石田育絵
『いくら何でも好きすぎる』 本庄りえ

↓以下は私の読んだ作品の個人的なあらすじと感想です(ネタバレ注意!)

『恋の片道切符』
 人気俳優・千光士薫に一大スキャンダル発生!?
 四十五歳の千光士薫は、二十三歳でデビューしてから、これまで日本アカデミー賞最優秀男優賞に五回ノミネートされ、三度受賞した経歴を持ち内外でも実力派として評価されている実力派俳優、周りは彼の事を『知的』と思っている…だが、演技が終わると、台本の漢字はマネージャーにルビを打って貰わないと読めず、趣味という趣味も無い、少しおつむの足りないオヤジ…しかも、恋人は可愛い男の子、そう千光士は同性愛者で、芸能事務所から、嗜好に対する注意はなかったが、芸能人と言うことで万一スキャンダルにならないようにと、恋人は決まったクラブで紹介された子とするようにとの言い付けを今まで守ってきた…。
 しかしある朝、目が覚めた千光士の目の前には金髪でどう見ても外国人にしか見えない造作の若い青年が寝ていて、有らぬ所に痛みもあって!?
 青年は二十五歳のイワン・クルーグと名乗り、ずっと千光士のファンだったと言うが…。

オススメ!
 25歳×45歳なんですよ!オヤジ受でございます!!
 でも千光士がかなり頭が弱くて、年より幼く見えました。演技は完璧だけど、それ以外には能がないと言う千光士の設定も好み(こういうダメ人間な感じの人て、無意味に完璧人間よりも味があって好きなんです)で、木原さんの作品の割には甘々なお話で楽しく読ませて頂きました!
 麻生海さんの麗しいイワンと、萎びた千光士のイラストが作品にあっていてヨカッタです。
 是非とも単行本化して頂きたい一作!
小説b-Boy 2002年11月号
小説b-Boy 2002年11月号
NOVEL
『僕を包む空間』 火崎勇(唯月一)
『そこにもうひとり。』 剛しいら(三島一彦)
『愛しの♪スーパーマン』 ななおあきら(龍川和ト)
『ついてます!』 東野一沙(門地かおり)
『深呼吸』 木原音瀬 あじみね朔生)
『Private Eyes (後編)』 ふゆの仁子(あさぎ亮)

COMICS
『PIKA PIKA LOVE MACHINE』 花咲桜子
『可愛いひと~楽しい中間テスト編~』 紺野けい子

↓以下は私の読んだ作品の個人的なあらすじと感想です(ネタバレ注意!)

『深呼吸』
 静かな静かな日常に、君が起こした小さな波――
 切なさに満ちて微熱ビターラブ

 谷地健司は、四十三歳で両親は早くに亡くし、未婚…近頃、長年務めた会社をリストラされ、今は24時間営業の弁当屋でアルバイトとして働いている。今の生活に対して、給料が少ない事以外には特に不満もなく、ただその日を心穏やかに過ごせればよいと思えている。昼休みの楽しみは、アルバイト先のノリ弁当を隣の公園で青空の下のんびりと食べる事くらい…。
 しかし、そんな彼のアルバイト先に土日になると、必ず来る青年・榛野佳久…彼は谷地が以前居た会社で、谷地の年下の上司であり、彼にリストラを宣告した人間だった…。
 何を考えているか解らない無表情で、何故か谷地の前に現れるのか…榛野を目にすると、自分が不要な人間だと言われた過去(リストラ)否応もなく思い出されて、彼と会う事を厭わしく思うが、アルバイト先に来られれば客として応対しなければならず…相手に来ないでくれと言うだけの気概もない谷地には、ただその時間を受け流す事しか出来なかったが…。

オススメ!
 谷地の四十二歳にして枯れ果てた様子にグッと来ました!オヤジスキーとしては大好物です。
 ただ、感情の機微に疎い、ロボットの様な榛野とで、お互いに行動的でないのに、どう進むんだろう?と思っていたら、案の定(?)進みは微かで、起承転結でいけば、「承」辺りで終わった感が残りました…。と言うか、この二人の話をもっと突っ込んで読みたい!と思わせる。
 読後感もよくて、地味だけれども、味の有る一作ではないかと思います。
小説b-Boy 2000年09月号
小説b-Boy 2000年09月号
NOVEL
『憎みきれないろくでなし』 ふゆの仁子(やまねあやの)
『情熱(パッション)なんか、いらない!』 佐屋野一美(花咲桜子)
『華も嵐も 巻の一』 生野綾(安曇もか)
『すっぴんプリンス』 鹿住槇(琴椋つむろ)
『唇が憶えてる』 麻生玲子(紺野けい子)
『負けてたまるか!~アフター5の策略~』 綺月陣(青海信濃)
『奇跡のオブジェ(後編)』 水無月さらら(円陣闇丸)

COMICS
『Moon Kiss』 桑原祐子
『好きで悪いか!!』 大和名瀬

↓以下は私の読んだ作品の個人的なあらすじと感想です(ネタバレ注意!)

『奇跡のオブジェ』
 あなたにめぐり逢えたことが、この世に生きる意味をくれる。
 月夜に訪れるふたりの愛の奇跡。

 鎌倉時代、貴族や武士の師弟と言えども、後ろ盾を失った場合は寺に入山させられる事が多かった時代。鎌倉の満正寺の青年僧・恵照と瑞願寺の少年僧・宗舜はお互い寺が反目しあう中でも、淡い恋を育んでいた…だがある日、宗舜が待ち合わせの場所で待てども、恵照は現れず…裏切られたと恵照を恨んだが、数日後に彼が病で亡くなったのを知り…一夜にして恵照の姿を模した像を彫り上げ、恵照もまた儚くなり…。
 それから七百年、美大の大学教授の田中は仏教美術の研究者、数年前に妻を亡くしたが、五十三才と言う年齢からか、最近は恋にも名声にも以前ほどの魅力を感じなくなっていた…しかし、親友の実家の近所にある満正寺にある地蔵菩薩像には、何か執着を感じていて、ふとした切っ掛けでずっと研究したいと思っていた仏像の調査の許可がやっと得られ、大学に泊まり込みで調査を始めた所、仏像に着せられていた衣を脱がすと、そこには生身の青年が現れ!彼は自らを満正寺の恵照だと名乗り…!しかも、彼と肌を合わせてから、田中の躰はどんどん若返っていき…!?

オススメ!
 僧侶物です!しかも一部ですが時代物!
 前号の前編ではこの話、どう話が纏まるのかな…と少し不安になりましたが、面白い展開で楽しめて読めました。
 前世の因縁やら何やらを使い、現実的では有りませんが、それは作品上しかたないと思うし、時代劇ファンタジーだと思えば十分読めると思います。
 私としては、幼い頃から稚児として、高僧達にその躰を仕込まれた為か好色な性を持ちつつ、僧侶としては凛とした美しさを持つと言う恵照の設定がかなりツボでした。
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