梅花の茶園
HP(梅花の園にてティータイム)の更新日記や、BL・JUNE作品・ライトノベルズ等の感想や日々の徒然を思いつくまま書いております。
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『永遠と一瞬』 西門
永遠と一瞬西門 / 車折まゆ
白泉社 花丸文庫
571円 (ISBN978-4-592-87585-7)
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【あらすじ】
 旅行代理店勤務の田中優哉と、トップミュージシャンの高岡烈は幼なじみ。優哉は、傲慢だけど自分にだけは優しい烈に想いを寄せていた。ある日烈の依頼で、プロモーションビデオの撮影に同行することになった優哉は、烈の昔の恋人でカメラマンの小島にモデルの話を持ちかけられる。小島に「烈を君の子守から解放してあげて」と言われショックを受けた優哉だったが自立の一歩としてその話を受けることに。しかし、猛烈に反対する烈と大喧嘩をしてしまった優哉は、そのまま烈に乱暴されて……!?

【感想】
 旅行代理店に入社して四年目、26歳の勤める田中優哉はこの一年、仕事に打ち込んできた。何故なら兄弟の様に一緒に育ち中学の時からは共に暮らす2歳年上の幼馴染みの高岡烈が二年前に【R】という名前で歌手としてデビューしてから、あっという間にヒットチャートを駆け上り、今では出す曲がどれも上位になるトップミュージシャンとなり、そんな烈と自分との差を目の当たりにし、少しでも近づきたいと仕事に打ち込んできたのだ。
 上司や同僚からも認められてきた頃、突然【R】のプロモーションビデオの撮影の添乗を依頼されて…。撮影するのは、かつて烈と関係を持っていたのを見たこともある人物で――。


 芸能人と一般人で幼馴染みという設定買いをいたしました。西門さんは初めての作家さん、これがデビュー作という事でしたが…結果を言えば消化不良気味です。
 設定は色々と美味しい感じだったんですが、どれも設定ありきな感じで、とってつけたような印象が残ってしまって…。説明臭く感じる部分が多々あったり、登場人物達の行動に一貫性が見えてこなく感じたり…。
 あと、優哉がモデルをするとか…サラリーマンが堂々と副業しても大丈夫?何の記述もないけど?と本編と関係な些細な所などが気になったりして…正直、読んでいてあんまり楽しめませんでした。
 烈がシンガーソングライターや芸能人的な所も、もう一つ生かし切れてなかったような…。
 設定は面白そうだったし、イラストも好みだっただけに残念。

評価【★★☆☆☆☆☆】
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『華の繚乱』 秋山みち花
華の繚乱秋山みち花 / 六芦かえで
心交社 ショコラノベルズHYPERE
850円 (ISBN4-7781-0248-7)
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【あらすじ】
 元士族の青年・高石奏は、叔父から英国外交官のレンスター子爵、クリフォード・ウォーレン・ブランドンを探るように命じられる。
 叔父に逆らうことが出来ない奏は、恥ずべき行為と分かりつつも子爵の私邸に雑用係として潜り込む。生来の生真面目な人柄が気に入られ、信頼を得た奏だったが、あるパーティで叔父との会話を子爵に聞かれてしまう。
 密偵であることを知られた奏は、子爵に監禁され、淫具を使った淫らな拷問を強いられるのだが……!?

【感想】
 明治になって二十年あまりの東京。元士族の子息、22歳の高戸奏は帝国大学に通う学生だが、ある日、大叔父から目的を知らされる事なく英国公使の副官を務める男の私邸に潜り込めと言われ、意に染まない指示に抵抗する奏に対し、維新前までの主家の恩義を出されて、仕方なく出向いた先に待っていたのは、英国公使の副官にして、レンスター子爵クリフォード・ウォーレン・ブランドン…前日、奏が街中で偶然出逢っていた男だった――。

 全体的に、現実感が少し感じられないお話でした。
 いくらBLだからといって、二人が関係する過程があまりにも唐突に感じられて…「あれ?幾ら外国だからって、この時代って英国は確か同性関係は禁止では?」とか思ってしまったり…こういう作品で現実を思い出してはイケナイのかもしれませんが…。
 あと、思わせぶりなキャラが出てきた割には殆ど話には絡んでこなくて、叔父さんの指示もそうそう大事にはならず…波乱も殆どなかったので、物足りない感が残ってしまいました。

評価【★★☆☆☆☆☆】
『双月-SOGETSU-鬼の風水 夏の章』 岡野麻里安
双月-SOGETSU-鬼の風水 夏の章岡野麻里安 / 穂波ゆきね
講談社 ホワイトハート文庫
660円 (ISBN978-4-06-255975-1)
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【あらすじ】
 羅刹王との死闘から生還したと共に、<鬼使い>として一人前になった卓也は花守神社で暮らしていた。
 しかし京都に流れ込む気を調査中だった叔父・聖司が重傷を負ったことで、穏やかな日常は早くも崩れ去る。
 卓也たちの前に現れたのは、半陽鬼の青江。彼が属する今日の陰陽師組織――阿倍清明の末裔が受け継ぐ北辰門の狙いとは、何なのか!?
 人柱として囚われた透子を救うため、卓也と薫がいま、再び動き出す!

【感想】
 JR新宿駅から徒歩十分程の距離にある花守神社の宮司の息子、18歳の筒井卓也は鬼を使役する術者<鬼使い>の一人。その卓也とコンビを組むのは鬼と人間との間に生まれた半陽鬼で17歳の篠宮薫は七曜会の中でも五指の指に入る退魔師だったが、羅刹王との死闘の後、五ヶ月に渡り行方をくらませ、現在は筒井家で経過観察中の身となっている。三ヶ月後には再び七曜会に戻れる段取りになっているが…そんな彼らの元に七曜会とは別組織[北辰門]の青江と名乗る半陽鬼が、薫をヘッドハンティングに来て――!?

 昔好きだったシリーズで、岡野さんの作品でもこのシリーズだけは欠かさず読んでるんですが…。
 正直、私自身の記憶が前作から間があきすぎて話を忘れてる部分が多々あったりして内容が朧な所に、今作の時間経過が何と本編が終わった一ヶ月後のお話だったりで、前作を読み返さないまま読んだので…こう話に乗りきれない感じがありました。
 うーん、現代物なので、私とそう変わらなかった年代の彼らが、一気に今では遠い若者になってしまい…余りにも長いブランクからか、当時は素敵に感じていた気がする薫の無口っぷりに戸惑ったり、卓也と薫の関係にじれったさを感じたり、新たに登場した薫の昔馴染みのブロークンハートに困惑したり……全体的に作品を楽しむ前に、作品のカラーを思い出せずに戸惑った感が残りました。
 色々新キャラやら新団体やらがバーッと出てきてバーッと闘って呆気なく終わったし…このお話どう続けるのか…気になるので次作も買うと思いますが…うーん……薫と卓也の甘さも余り見えなくて…物足りない感が残りました。

評価【★★☆☆☆☆☆】
『小高い丘のラブ&ピース』 高月まつり
小高い丘のラブ&ピース高月まつり / 滝本キリオ
オークラ出版 アイスノベルズ
857円 (ISBN4-7755-0458-4)
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【あらすじ】
 高原広司(攻め)は、恋人に振られたばかりの高校教師。大学生の東堂友紀宗(攻め)は、両親が病院を経営する大金持ち。穴原統唯(攻め)は、シモネタ好きの超下品な高校生。そして、洋館・キャッスル大河原のオーナー・大河原スミレ(受け)は、ロマンチックな恋愛に憧れる元気でカワイイ男の子。ホモが、それもスミレ以外は攻めばかり集まったから大変!
 広司は友紀宗にカラダを狙われて!?

【感想】
 高校教師の高原広司はある日突然に同棲中の恋人から、新しい恋人が出来たから出ていって欲しいと言われて端整で男らしい顔を歪めながらも、傷心を抱えたまま新居を探す事になり…。
 医学生の東堂友紀宗は、実家の改築に伴い、その間の住居として買い与えられたマンションが引っ越し当日になっても完成してない事が解り…急遽、住居を探す事になり…。
 高校卒業を間近にした穴原統唯は、芸術家の父親のモデルになることに辟易とし、家を出る決意をし、下宿先を探す事になり…。
 そんな彼等が訪れたのは、小高い丘と言うか、岸壁に立つ「キャッスル大河原」…ロマンチックな佇まいのその家のオーナーの大河原スミレは、白皙の美貌に女装が似合う男性で!?
 合った途端に他の三人が同類(ゲイ)であることを見抜いた四人が一つ屋根の下で生活することいになって――。 


 要点がまとまってない感じを受けました。
 取りあえずメインカップルは広司と友紀宗だと思うんですが、そちらはそれなりにくっついてたと思うんですが…説明不足気味な部分がチラホラあり、あんまりスッキリとはしませんでした。
 男らしい顔立ちながら、余計な一言が玉に瑕の広司や、美麗な顔に言葉足らずな物言いで何処かボンヤリした雰囲気の友紀宗と言うキャラや、彼等が違いにタチに拘る様子は面白かっただけに、残念。
 もう一方の、統唯とスミレの関係は中途半端に描かれていた感じで、この二人はもう一つのメインカップルなのか?それとも脇なのか!?と、最後の最後までハッキリせず…結局この二人は最後までまとまりきらずに終わった感じをうけました…それなら統唯とスミレはもっと脇に徹した方がよかったんじゃぁ…と思ってしまったり。
 他にも不必要に登場するキャラが多かったように思えて、変に濃いキャラにしてる割には無意味に登場してるなぁ…話に全然関係ないなぁ…と、伏線が拾い切れてない感が残ってしまいました。
 登場人物達をそれぞれをムリムリに濃いキャラにしようとしたけど失敗した感じです。
 高月さんの濃いキャラは上手くするとブッ飛び具合が愉快で楽しいんですが…今回は弾け具合が足りなかったのかな?…と思いました。

評価【★★☆☆☆☆☆】
『純潔の愛人』 水月真兎
純潔の愛人水月真兎 / 佐々木久美子
白泉社 花丸文庫
533円 (ISBN4-592-87451-X)
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【あらすじ】
 将来、パイロットになる……。高校1年生の高邑明良には、6歳の頃ある青年とそう誓った思い出があった。だが父の会社が負債を抱え、倒産の危機に陥った。そこへ融資を持ちかけたのが“冷酷非情な業界のキング”と呼ばれる北城総業の専務、北城孝一だ。条件は「明良を愛人として差し出す」こと。明良は決死の思いで愛人となるが、なぜか孝一は指一本たりとも触れてこようとしなかった……!?

【感想】
 6歳の高邑明良は夢が「飛行機の運転手さん」、ある日父の仕事先に一緒に連れて行って貰い、一人で父の仕事が終わるのを待っていた時に空が見たいと屋上に上った明良が出会ったのは屋上で寝ころんで空を見ていた『お兄ちゃん』で…パイロットになる夢を諦めたと言う彼に明良は「大きくなったらパイロットになって、飛行機に乗せてあげる」と約束をして…。
 それから10年、父が病に倒れ、経営する会社も多額の負債を抱えた明良のもとに、「会社を助ける代わりに明良を愛人に」…という思いがけない取り引きを申し出てきたのは、明良より20歳年上で数多くのグループ会社を持つ北城総業の社長の長男で、冷酷非情で《キング》と呼ばれ恐れられている男・北城孝一だった。
 家族や会社の社員の生活の為と自ら、孝一の元へ行くことを了承した明良だが、孝一は明良に手を出そうとはせず、さらに「パイロットになるんだろう」と一度は諦めた高校にも行かせてくれて――。


 話の展開は解りやすいと言うか、何となく先が読め過ぎてしまった感があり…。
 そのせいかどうか、話に厚みが感じられなくなってしまっていた様に思いました。
 あと、作中どうも思わせぶりなキャラが出てくるなぁ…リンク作が出るのかなぁ…と思って読んでいたら、既『「スキャンダラスなプチキャット』と言う本で出ていたんですね…あとがきで解りました。
 各所にリンクのせいか思わせぶりな部分が多々あり、それらが最終的に説明不足に感じたのか…全体的に話の展開が強引にも感じました。

評価【★★☆☆☆☆☆】
『上海恋戯』 水月真兎
上海恋戯水月真兎 / 高階佑
リーフ リーフノベルズ
850円 (ISBN4-434-07855-0)
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【あらすじ】
 大正11年――平民出身の海軍士官・真純は、突然の異動により危険人物と名高い高月宮明人の部下となった。皇族でもある高月宮の不埒な言動に最初は呆れる真純だが、その裏に隠された彼の優しさと孤独に触れ、次第に惹かれ始めていく。そんな中、金塊と引き換えに身の安全を求めていたロシア将校が失踪し、二人は急遽上海に向かうことに……。しかしそこには想像を超える陰謀と罠が待ち受けていて!?

【感想】
 幼い頃に両親を亡くし、姉と二人で寄り添って生きてきた来栖真純は、姉が三条男爵に見初められ嫁いで以来、華族となった姉と平民の自分との立場を思い憚り、海軍に入隊後は意識して距離を取ってきた。しかし、自分で距離を取ると決めた事ながら、唯一の家族を失った喪失感は十年経っても拭えず…。
 そんなある日、真純に突然下されたのは今までの戦艦勤務から一転、特務部での高月宮少佐の部下になると言う異動で…。しかも上司になる高月宮は軍部内では知らぬ者のいない危険人物と噂されいる人物で…実際に本人に会えば、その言動や行動はとても皇族とは思えぬもので…それもその筈、彼は生まれて直ぐに両親が離婚するという皇族としては外聞が悪い事柄のためか、幼い頃より乳母の里の鞍馬で育ったという経歴を持っていて…。寂しい心を持った二人が出会い――。

 粗筋に身が入りませんでした。(以下、辛口になります;)
 正直、特に書くべき物はなかった感じで…前半は真純と高月宮の境遇やらが長々と説明されていた感じでしたが、高月宮が皇族でありながら親にも云々と言う割には、そういう家族の確執の辺りは詳しく描かれてなかったり、高月宮の過去について含みをたっぷり持たせているのにそれについての説明が今ひとつされてない感を受けました。
 後半は一転、上海へと話が飛びましたが…慌ただしくて、事件としてもドキドキ・ハラハラするものでもなく…うーん、厚みのないお話だったなぁ…と辛口な感想を持ってしまいました。水月真兎さんは結構好きな作家さんで、しかも大正浪漫物!と期待しすぎてしまったのもあるかもしれませんが。
 あとがきに「続編」を書きたいと仰っていたので、その伏線の意図があったのかもしれませんが…私としては物足りない一冊でした。

評価【★★☆☆☆☆☆】
『ラブシック』 橘紅緒
ラブシック橘紅緒 / 笹上
講談社 ホワイトハート文庫
580円 (ISBN4-06-255921-8)
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【あらすじ】
 「俺はあんたのなに?」
 ボーイズバーで働く奥菜朗の前に、客と一緒に現れた男は、朗が夏に別れた恋人、赤穂万里だった。
 一年前に出逢い、あっという間に恋に落ちた。魅力的なぶん、厄介な相手だとわかっていても、気持ちを止めることはできなかった。とてもとても好きで、夢中だった。そう、万里のてひどい裏切りを知るまでは……。
 ほろ苦く、そして甘い恋の物語、ついに登場!!

【感想】
 一年前のクリスマスの日、朗は姉の奈帆に連れられて参加した奈帆の大学のサークルのパーティーで、赤穂万里と言う目を惹かずにはいられない不思議な魅力を持った男と出逢い、その日のうちに付き合い始める。
 出逢った当初から、万里には朗以外の複数の男女の影が常に見え隠れしていたが…夏のある日、朗にとって許容できない事実を耳にして、朗から別れを切り出してから四ヶ月、朗の働くボーイズバーに突然現れた万里に、朗は自らの万里への想いが全く吹っ切れていないことを自覚するが――。

 各所で評価の高い橘紅緒さんの作品だったので、購入。
 勤務するボーイズバーに元カレが現れると言うのも面白そうだったので。
 流れる様な自然な文章がとても読みやすくて好感が持てました。
 ただ…話の展開として過去と現在が交差する形だったんですが、その回数が多く感じて軽く混乱してしまったり、また朗の姉の奈帆がとても男前な性格のキャラだったんですが、私はどうも彼女が好きになれず(好みだと思うんですが;)彼女が出てくる度にフッと覚めてしまう感じになってしまい…。
 あと、所々細かい所で(奈帆とその友人はどういう仲なの!?とか、朗と姉弟なのに金銭事情の違いとか…凄く細かい所々が)気になってしまいイマイチ話に乗りきれずに終わってしまいました。
 万里や朗は魅力的で話のテーマも好きな雰囲気だったんですが、細かな所々で極めて個人的な嗜好に引っ掛かってしまった感じです。
 橘さんの作品はまた読んでみたいとは思いました。

評価【★★☆☆☆☆☆】
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